2014年10月6日

岩手県曹洞宗宗務所婦人会様講演会

岩手県花巻市のお寺が会場でした。
県内の曹洞宗のお寺の奥様方の会です。

普段の復元納棺の現場でも、
大変お世話になっております、お寺さん。
納棺の現場で、
御遺族が、「どうしても叶えたいこと」がある時、
ご住職にご相談して叶えていただいたり、
お知恵をいただいて、みんなで考えて、形にしてみたり、
実は、現場で御遺族はみんな待っている、ご住職は絶対存在です。

納棺が始まる前に言い争いが起きていても、
宗教者の方の到着で気持も静まり、
争いが終わると言うことも多々あります。
お寺、神社、教会等、御遺族は様々なことを、
葬儀の現日では宗教者に求め、相談します。

昔から日本の風習では、
看取り前後、
納棺、
火葬、
葬儀、
遺されたご家族が一番切ない心情の時に、
宗教者が居てくださいます。

なので葬儀の中では、私はその中の「納棺」をお手伝いさせていただく専門職です。
葬儀の中で、宗教者の方と時間を過ごされ、
御遺族の心の移行は自然に起こります。

お寺の奥様方はお寺を守り、
一人一人の人生をご存知で、
地域を支え、地域を作る、奥様方のお仕事もものすっごい多忙です。

葬式仏教と言われることがありますが、
私が復元納棺の現場で感じることは、
葬式の時に、宗教者にしか出来ないグリーフケアがあると言うこと、
御遺族がそれを最も求めていると言う現実、
それは、はっきり言えることです。

葬儀はきっと、
遺された人たちが生きるためにもあるもので、
故人が私たちに何を遺してくれたかを偲び、
葬送の中で秩序やいのちの深さを感じ学ぶ、
宗教者の方と過ごす時間の中で又、礼儀作法としきたりの中で、
生きていることを意識出来る、深い深い時間なのだと思います。

地域の中で、お寺の奥様方はいつでもみんなを受け入れてくださる、奥様方の存在もとても大きいのです。皆様の包容力に、胸をお借り致しました時間でした。
ありがとうございました。
お世話いただきました、ご住職の皆様にも深く感謝を申し上げます。