2014年8月29日

ケガノオソレアリ

はるか前に伺った現場のことを、
今日は思い出していました。

先日、御遺族に久しぶりにお会いして、
思い出して大笑い(笑)

当時小学生だった、その子。

お母さんを亡くした現場に伺い納棺終了後に、
「ちょっと、こっちに来て!」と、
その子に呼ばれた。

裏の勝手口に、
亡くなられたお母さんが書いた、
貼り紙があった。

その子としゃがんで、しばらく待つ。
「良いもの見せてあげるから。」と
言われたので、一緒に待つ。
・・・何も起こらない。
お母さんが書いた貼り紙を再度見る。

「ケガノオソレアリ」

その子の顔を見る私。で、聞いてみた。
「何を待ってるの?」
その子「アリ」
私「アリ?」
その子「お母さんが書いた貼り紙にね、
「ケガノオソレアリ」って
書いてあるでしょ?だから、アリ。」
私「アリ?ケガノオソレアリのアリ?」
その子「そう!」

とろけてしまうほど、
可愛かったことを思い出した。
いや、亡くなられたお母さんが一番、
可愛いと思ったに違いない。
素敵なお母さんだったんだなぁ。
と、癒された現場があった。

久しぶりに会ったその子は、
すっかり大きくなっていて、
「あの頃兄妹で、そういう種類のアリが、
本当に居ると思っていました(笑)」と、
笑っていた。
「お墓にお参りする度思い出しています。」
貼り紙は宝物になったと教えてもらった。
あの現場でも思ったことがあった。
生き方も感じ方も、みんな様々。
それでいいじゃない!と思った思い出でした。