2014年4月15日

優しいお年寄りが自慢!

昨日は、納棺の現場に伺っていました。普段から伺う一件一件の現場でも、子どもさんたちとじっくりお話しをさせていただくことも多く、特に帰り際には、様々な質問も飛び交います。「あのね、「遺族」ってどういう意味?」と、現場終了後に中学生が質問をくれました。「遺族」と呼ばれることの意味が、分からなかったと言っていました。大切なお母さんを亡くした現場でした。だから、答えました。「全くの私の視点からね、辞書も調べてごらんね。「亡くなった大事な人が、最も大切にしていた、遺した人。」の意味だと思うよ。」と話しました。「遺す」は親が子に、子が親に、祖父母が孫に、孫が祖父母に等々、バトンタッチの意味があるのではないかと、現場で感じることが多く、何を遺してもらったのかを考えるのがきっと、納棺の時間。葬儀は、気持ちを委ねて昇華する時間。お年寄りは、納棺の時間を「心の準備の時間」と表現をすることもある。納棺の時間は、一人一人の様々なこだわりの中の意味を知ります。こだわることも本当は大事。でも、「これは、こだわらなくても良いんだなぁ。」と気が付くのも、この時間。それに気が付くと、御遺族はみんな、とっても良い表情をされます。葬儀の時間まで、子どもさんたちを、お年寄りが支えてくださることも多くあります。葬儀の儀式こそ、みんなにとってとても大切。その時間のために、積み重ねていく大切な時間があります。心は形が無いし、想い出も形に出来ない。でも、そこに最も大切なものがある。悲しみの気持ちに触れて欲しくないことがあり、でも、それ以外のところに触れて欲しいこともある。自分と相手の距離と、信頼関係の度合いと、その人と合うか合わないかも、とっても大事。苦痛になるか、安らかな気持ちになるかは、お互いの心情による。「遺族」は年齢に関係なく、「遺族」と呼ばれる。たっぷり話して帰り際、子どもさんたちに聞いた。「地域の自慢って何?」子どもさんたちが即答した。「優しいお年寄り!」素晴らしい。高齢化社会は、とても子どもさんたちを安らかな気持ちにしてくれているのだと知った。素敵なことですね!今日は出張の移動日。飛行機のサービス音楽でスウェーデンの歌手のグループ、ABBA(アバ)の40周年を記念して、ダンシングクイーンなどの懐かしい歌が流れていた。ノリノリだった私は思った。全然関係ないけど、秋田県ではお母さんのことを「アバ」って言うので、ABBAの話をアバにする時は気を付けてくださいね。アバとABBAね。(笑)言葉って、すごいなぁ〜。

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