2014年4月19日

沖縄県で技術指導でした。

沖縄県にて現場の技術指導の為、4泊5日の滞在でした。沖縄県で大切にされている死生観を含めた文化を大切にしながらの現場は、私にとってもとても学びの多い時間でした。例えは、沖縄県での看取り後には「ヌジファー」と呼ばれる、6本並びの平線香を白い紙などに包み(地域や願いにより本数や包み方は様々)、それを用い

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亡くなられた方の魂をその場に一人残さないように、「一緒に帰りましょうね。」と声を掛けて、ヌジファー(お線香)を時計と反対回りに回して魂を移し、亡くなられた方の衣服にヌジファーを持たせて、移動するそうです。現場に伺うと、様々に大切にされている死生観と文化と共に死は存在していて、死は生きたことそのものであることがよく伺えました。

20140418-143443.jpg葬家に伺うとシーサーが家を守り、台所にはヒヌカンと言う火の神さまが居て、仏壇も、日々とても大切にしている姿を多く目にしました。

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毎日現場に伺いながら、御遺族がお話をしてくださる想い出話の中に、沖縄県の文化がしっかり生活の中に大切にされていること、時々自分の幼少の頃を想い出してしまうくらいの、昔懐かしい気持ちにもなりました。写真は、三日目に伺った一軒目の、葬家のすぐ近くにあった文化財です。

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自宅看取り後の現場、警察検視後の現場、病院・施設からの移動後の現場、様々な現場に伺いながら、皆さんと一緒に社会問題などにも直面し、現在、過去、未来と話し合うことも多くありました。

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沖縄県で、復元が出来る弟子が増えました。復元の依頼が無い社会であることを祈りますが、万が一必要な時には、引き受けてくれる人が居ます。本当に過酷な現場を、限られた時間、難しい沢山の施行を本当に最後まで、よく頑張られたと思います。「おばぁ、よろしくおねがいします。」故人との挨拶も欠かさずに、心のこもった声掛けも、とても良かったと思いますよ。私、そういう声掛けをとても大事にしていますし、何より大好きですから。私たちは技術者である前に、一人の人ですから。気持ちは施行に、御遺族の評価に、大きく影響しますのでね。これから梅雨と熱い夏が来ますから、故人の尊厳を守るためと、死後変化が起きて家族にショックを与えないためにも処置は状態に合わせて追加を含めて最も必要です。火葬までの限られた時間を、御遺族が故人とゆっくり過ごせますように祈りながら。今回、もっともっと大好きになった沖縄県、前回は三線を購入、今回は沖縄県の伝統の笛を購入しました。うん、やっぱり伝統芸能は素晴らしいです。毎日欠かさずにいただいた、海ぶどうと、ゴーヤチャンプルとシークワーサーとさよならするのは辛いけど、後ろ髪を引かれながら、本日の気温26℃の沖縄県を後にしました。今日は移動日です。