【状況別ご遺体処置】と【死化粧】のポイント
(第14回)
前の日に1日目を終え、2日目を迎えて特殊復元と死化粧について、現場実践のためのセミナーを進めました。前日など、駆け込みで直前のお申し込みも多いセミナーです。
遠くは北海道、鹿児島県からも受講いただきました。1日目が基本になり、2日目には少しずつ難しい項目に進みます。2日間連続で受講される方も多く、その方が分かりやすいと私も思います。
やっぱり、途中から皆さんが放心状態になり、魂が宇宙に飛んで行っているのではないかと思うような表情も多く見られたり・・・、現場で実践するために覚えることがたくさんあるので、やっぱりアンケートでは「脳みそのシワが増えました!」の記載が多いのが、2日目のセミナーの特徴です。
休憩時間も、お昼の時間も、セミナーが終わっても、皆さんの熱心な質問がずっと続いていたので、答え続けて最後は私も放心状態でした(笑)
セミナーの中でお伝えした項目の一つ一つが、皆さんの情報としての引き出しになり、少しでもご遺族の安心出来る表情に向けて、現場できっと皆さんを支えてくれると思います。
セミナー開始の表情と変わって、「出来ることが増えた!」と、終了後には口々にお話しされ、良い顔になって背筋がピンと伸びた皆さんの後ろ姿が、とても力強く、頼もしく感じました。全国各地にお帰りになり、皆さんが益々ご活躍されること、ご祈念申し上げます。
さて、1日目のセミナーテキストを今回は大幅に更新しましたので、次は9月のセミナーのための主に2日目のテキスト更新原稿に、7月頃から私も取り掛かります。
テキストの最新情報を追加した更新は、参加型納棺を大切にして育ててくださった、今は亡き綜合ユニコムさんの部長さんとの約束なので、ずっと続けます。続けることで、私の中に生きていてくださる、セミナーの中に生き続けていてくださると思うので。
「部長さん!引き続きお空の上から、見守って下さ〜い!大変なこともたくさんありますが、頑張ってます!悲しいかな、私もあれから、ずいぶん年を取ってしまいました〜!納棺の時間にお年寄りが色々教えてくれますが、あの世に行くときは若返るとか、死を迎えたら年を取らないとか、何が本当か分かりませーん!いつか、お会いしたときに教えて下さ〜い!よろしくお願いします〜!」
以上、部長さんへの公開お手紙でした。綜合ユニコムさんから出版されている、「納棺遺体実務実践集」があります。ちょっと裏話しです。現場もあったので時間を作っては、ずっと徹夜続きで現場で実践しているお手当てや復元の方法を多く原稿に起こした内容です。東日本大震災が発生し、締め切りにその原稿が送れない事態もありました。何とか送った原稿を、癌で闘病中の部長さんがベット上で編集してくれていました。部長さんはあまり仕事のことを、ご家族に多くを語らなかったと聞きました。その題名を見たご家族が、「縁起が悪い」と言っておられたとか。普通の人から見れば、そうですよね。だって「納棺遺体実務実践集」ですから。という裏話しでした。人生の最期に部長さんが手掛けてくださった、私には形見になった大事な、大事な一冊です。