2016年3月26日

ケアタウン小平・聖ヨハネホスピスケア研究所主催第10回講演会

24日、東京に行きました。

ご依頼をいただいたとき、「ま、まさか⁉︎」と何度もDr.のお名前を確認しました。「ほ、本物だ・・・。」全国各地で普段からお世話になっているDr.から、以前から伺っていたDr.のお名前。「すごいねー!」ご依頼いただいたDr.を尊敬されているDr.の皆さんから、講演の日まで、たくさんメールをいただきました。そう、あの!山崎章郎(ふみお)Dr.からのご依頼でした。

日本のホスピスを開拓されたDr.のお一人。告知が当たり前ではない時代に、告知が必要な人には告知が必要だと、実践したDr.。ずいぶん前だけど病院に勤めたことのある私は、当時から山崎Dr.のお名前は存じ上げていました。病院に居て、目の前で告知された患者さんがショックで脱走して、探しに行ったりということも随分ありました。医療従事者も、本当は患者さんを支えたい・・・。昔、告知は課題であったことは確かでした。知ってるけど言えない、患者さん本人に「ぼくは死ぬの?」聞かれるけど言えない、家族の心情と患者さん本人の心情と、最期の時間。夢物語では現実は進めない、今の時間をどうしたら良いのか、よくみんなで話し合ったことを思い出します。現場を知っているからこそ、山崎Dr.が開拓したことは、並大抵の努力や精神では出来ないことだと、思っていました。お話しを伺いながら、先生が様々な苦労の中に目の前の一つ一つに覚悟を決めてきたことを、感じました。

私の周りにもいつも支えて下さる、本当にステキなDr.が沢山居られます。Dr.がどのくらい患者さんを思っているのか、Dr.のチームの一人一人が、患者さんを支えてくれる。だから、納棺は責任重大であり、病院のケアが、地域医療のケアがどんどん深くなっているから、現場のミッションも相当高くなっています。山崎Dr.に控室で40分くらいずっと伺ったお話も、本当に深いお話しでした。

「山で生まれ育った方には山の、海に生まれ育った方には海の死生観がありますよね。」

「ありのままの、その人らしさ」

山崎Dr.は、人が大切にしている生活、生きる、死のそれぞれの「質」をちゃんと見て患者さんや家族と、山崎Dr.のチームの皆さんと、一緒に大事にしてくれていました。そういうケアをされています。

「一人で苦しまず、主治医とよく話し合って欲しい。現代は、セカンドオピニオンもあるので、活用して欲しい」とお話しされていました。

サイン会では、お一人お一人と少しずつですがお話し出来ますので、それも一つの楽しみです。山崎Dr.のファンで満員の会場でしたが、お看取りの時のお話しをご家族の皆さんからたくさん教えてもらいました。ステキなお話ばかりでした。一番、心に残ったお話しは、

「お迎え話(人が亡くなるとき、先にあの世に逝った人が迎えに来てくれること)があるでしょ?うちの父が亡くなるときにね、「おい、白馬に乗った王子様が来たぞっ!」って、言ってたんです。みんなで、なんてステキなのかしら!でも、お父さん男なのに!(笑)お父さんは、白馬に乗った王子様の世界に行って、王子様になったのかな?(笑)」ステキなお話しでした!!

中学校一年生の女の子が、大事な家族を想いながら一人でサイン会に並んでくれていました。「学校のファイルに、サインください!」笑顔のとっても可愛い子でした。

ステキなご縁をつないでいただきました。本当に、ありがとうございました。そして、岩手県に帰り仕事に没頭していました。