2016年10月3日

岩手県看護協会盛岡支部講演

講演を終え、新幹線を降りてすぐにそのまま現場に走り、普段の業務も進めながら、お約束した講演にも伺っています。

10月1日は岩手県看護協会盛岡支部、東日本大震災に於いても、現在も現場で活躍される看護師の皆さんに向けての講演でした。

亡くなられた方の体に起こりやすいこと、その特徴。

悲嘆発生から目的までの、一つ一つのプロセスとの関わり方。

ご遺族が求めていることの色々。

など、現場からお伝え出来ることを、いただいた90分のお時間の中で、お話ししました。

災害が発生したとき、自分が被災するかもしれない、自分が救命に対応するかもしれない。災害は、自分の立ち位置がどこになるのか分かりません。以下が参考になればと思います。

《DMAT》
全国各地で発生する災害に於いて、迅速に対応してくれる医療チーム、DMATという活動があります。


DMATとは「災害急性期に活動できる機動性を持った トレーニングを受けた医療チーム」と定義されており
 ※平成13年度厚生科学特別研究「日本における災害時派遣医療チーム(DMAT)の標準化に関する研究」報告書より

災害派遣医療チーム Disaster Medical Assistance Team の頭文字をとって略してDMAT(ディーマット)
と呼ばれています。

全国各地で発生する災害では、地元のDMATチームが駆け付け、その後他県からの応援DMATチームが加わることが多くあります。

災害が発生したとき、警察、消防、自衛隊の皆さんも県内外から現地にいてくれます。

だからきっと、誰かとつながれる。もし、その時に自分が被災したらあきらめずに、救援・救護の手が届くように、音や声を出したり、SOSを発信してください。
《AED》
現在、AEDが様々な所に設置されています。弊社にもあります。AEDとは自動体外式除細動器のことを言います。

機械の指示通りに行うことで、救命の目的を持ちます。

Automated(自動化された)
E.External(体外式の)
D.Defibrillator(除細動器)

使い方を知っておくのも、防災意識・知識を高めます。使用する時は、必ず消防又は医療機関に連絡するのを忘れないでください。「救命→迅速な引き継ぎ」が大切です。

災害時のことは、あまり知られていないのか質問も多いので記します。

こうした医療チームの他に警察・消防・自衛隊による捜索、危険地域の規制、亡くなられた方の安置所、道路などの復興など、被災地では必要な活動が行われています。

スムーズに行われることが現地の方々の求めることなので、ボランティアなど支援する側も優先順位に気を付けながら、活動出来ることが望ましいと思います。

一番大切なのは、興奮しないこと。だと思います。素晴らしいボランティアさんにもお会いしましたが、残念ながら興奮状態の方もお見受けしたことがありました。興奮していると、必ず人に迷惑を掛けています。支援する側は感情的にならず、現地で仲間を増やして、関わったことや人を誰かにつなげてもらえることも理想的だと感じます。

災害支援時に得た情報は、例えば生活苦や、いのちに関わりそうな情報は、その地域の役所に居る保健師さんへつなげましょう。災害時には、県内外から多くの保健師さんも応援に来てくれています。窓口が不在や混み合っているときは、メモで渡すなどの配慮も必要です。

以上、少しですが災害時の情報でした。

来月は、引き続き看護連盟さんの講演です。毎回、会場に足を運んで下さる看護師さんも非常に多いので、看護連盟さんの講演は、今回の看護協会さんの内容と変えて、お伝え致します。