2016年8月5日

九州にて3日連続セミナー

全農九州さんからご指名をいただいて、今年で三年目になります、JA葬祭担当者納棺・遺体研修会のため、鹿児島県は8月2日、3日の連日2日開催で、35℃を超える猛暑の中、桜島がすぐ近くに見える会場に於いて、セミナーを行いました。

鹿児島県の奄美大島や種子島などの各島からも、船に乗り多くのJA葬祭担当者さんにご参加いただきました。

日本ならではのそれぞれの地域に伝わる、風習やしきたりの中で執り行われるお別れの時間。

昔から鹿児島県の葬儀の中では、地域により出棺の時に棺の中に「酒をまく」お清めの儀式があるそうで、理にかなっていますよねという話になりました。

昔の納棺を担当したのは、お酒に酔った男性の役割でした。現代と異なり、保冷剤の無い昔は、腐敗が速く進んでいました。緑や黒に変色し、膨張した遺体の管理としてお酒を使い、感染管理をしていたと、お年寄りからよく聞きます。

大切なのは、そこに遺された人たちの送り出す気持ちを込めて、生前に活躍した実績を讃え、故人の尊厳を守り、神仏の元へ向かうための礼儀として「お清め」と呼び、現代もその風習やしきたりとして、大切にされ残っている地域がまだまだあります。

女性は育児や料理をするので、感染源を連鎖させないように直接遺体には触れず、故人の着るものをみんなで縫いながら、死生観を子どもたちに話して聞かせるという役割がありました。

現代は遺体の保冷管理が出来ること、様々な薬品や処置法があることで、遺体の管理は昔から見ると随分進化しています。でも、日本人の昔からの故人を思う気持ちや、死への関わり方の大切さなどの風習やしきたりを今に遺し、故人への気持ちの込め方が、今もお別れの時間には伝承されています。

セミナー中にスコールや、雷が鳴り響き、東北に住む私は驚いたりしていましたが、鹿児島県で生まれ育った皆さんにとっては、「スコールは、季節物!」と、暑さやスコールとの関わり方は知っているけれど、九州には存在しない冬の寒さや、雪との関わり方は、やっぱり分からないので混乱するものですよ。と、お話ししました。

2日間の鹿児島県でのセミナーを終え、2日目の講習終了後に福岡県へ移動。翌日4日は、福岡県・長崎県合同JA葬祭担当者、納棺遺体研修会として、10時〜16時(その後質疑応答)。

鹿児島県と福岡県での3日連続セミナーを終えて、足腰が痛くなっている自分の体に気が付き、「アイタタタ、体力を付けなくちゃなぁ〜。」と独り言をつぶやいている、今日この頃でした。