2015年6月23日

暑いですね

昨日の納棺の時間、汗だくの私に扇風機を当ててくれた高齢の女性。ずっと私の隣で、色んな想い出話をしてくださいました。が、扇風機は4段階あり、話しながら1、2を飛ばして3、そして4・・・

息子さん「母さん、笹原さんが息できないみたいだから、2くらいで良いんじゃない?風が強すぎると、嫌がらせみたいだよ(笑)」

お母さん「えー!本当に?息できない?苦しい?」

私「うん、少し(実は強い風で、とても苦しい)」心配そうに、私の顔をのぞき込むお母さん。

お母さん「ありゃ、ごめんね。」カチッと2に。(やった!息できる!)

私「いえいえ、涼しくて助かりますよ。ありがとうございます。いっしょに扇風機にあたりますか?」

お母さん「良いの?うん、うん!」

ご主人が亡くなられて2日目で、どうして変色したのかと、ハエが鼻から出ているのかと(体液が少し出ていたので、ハエが発生していることは、夏は特に多いですね)、目が開いてきた理由を教えてと聞かれたので、お伝えしました。処置が終わって色々安心されると、心配していたことに対しての質問が沢山出るので、不安だったことにお答えする時間が、ちゃんとあります。

葬儀と言う儀式の時間を迎えるにあたり、心の準備として、死後変化を見ておられるので、原因と対処の内容を知りたい方には、次の気持の移行のステップとして、それらが大切なことがあります。

それは、死を迎えて終わらないといけないと思い込むご家族に対して、今の段階でそれが負担なら、その方の気持ちに合わせながら、今の気持をいっしょに考えて、その気持ちは心配しているからであり、故人とご家族の関係性が変わっていないことを、いっしょにお伝えします。

パチンコが大好きだったからと、お母さんは棺の中に、パチンコのドル箱を書いた紙を入れて、故人に持たせあげていました。

私「ドル箱、何箱書かれたのですか?」

お母さん「ふふっ、60箱!」

皆さん拍手喝采でした。お母さんは、最後まで故人のお顔に触れていました。

火葬までの限られた時間しか、お体はありません。どれだけのお手伝いをさせていただいても、もっとお手伝い出来たことはあったんじゃないか、聞き漏らしていたことはなかったか、納棺を終えても考えることは山ほどあります。やっぱり、ご縁をいただいだからこそ、つながりの中で、その場に心を残すのも、故人のことをご家族から教えてもらえたからだと思いますし、出逢いと言う意味を、その度に教えていただいていると思います。

「ありがとう」

お礼の連絡をいただいて、今の気持を伺うと、私の心配は、故人が生きておられた人生があったから、故人の大切な遺されたご家族と、これからと言う未来のつながりに移行します。

ここのところ、気温が高くなってきました。納棺の時間も汗だくで、昨日は仕事が終わって帰ってから体重を計ると、2kg体重が落ちていました。震災後、20kg以上体重が増えていた私。去年から14kg落としました。あと少し⁉︎

心身共に体調管理も仕事の一つですから、何とか頑張ります。皆さまも、湿度が高く暑い夏を迎えるにあたり、ちょっと体調を崩しやすい今時期、どうぞお体を大切に、お過ごしいただきながらご活躍くださいませ。

ここのところ、「怖い話して〜」と老若男女問わず、言われることが多くなりましたので(こういう仕事だから?)、復元納棺師っぽく⁉︎多くの皆さまの希望通り、BlogにもUPしていきたいと思います。