巫女さんの時の体験談が良いのか、
それともやっぱり、納棺の時の体験談が良いのか、「怖い」と言う感覚がイマイチ無い私にとっては、何が怖いことなのか色々考えながらも・・・、してみましょう。怖いはなし。
今、出張中でホテルに居ますが、怖いはなしを打ち始めた今、私の部屋のテレビが勝手に消えました。(なぜ⁉︎)
さて、納棺の時間は比較的不思議なことが起こることが、まぁ普通なのですが・・・、今日はこの話しに致しましょう。
ご本人が亡くなる時、先に亡くなられた家族などの身内や、友人が迎えに来ているという、お迎え話しをよく聞きます。
最初は部屋の外や、部屋の隅など遠くに居るそうですが、ご本人の死が近付くと少しずつ亡くなる方の傍に、近付いて来るそうです。
以前、看取りをご本人から頼まれて、通ったことがありました。毎日、色んな話をする訳ですが、その方が
「そろそろ、逝く時が来たみたい。お迎えに来てるのよ、母が。昨日より今日、私に近付いて来たよ。」
と話されていました。
「何かおっしゃってます?」と私が伺うと、
「何も言ってないけど、ニコニコ笑ってる。」と。
「手を振ってみて!」とお願いすると、
「手を振り返してる(笑)」と。
亡くなられる数時間前、その方はベットサイドの、誰もいない場所に向かって、手を伸ばしました。
「すぐ傍に、お母さまが来られてるんですね?」と伺うと、ニコッと微笑まれました。
なんとなく、自分の気持ちの中にある、息を引き取られた後の寂しい気持ちより、ご本人のところにお母さまが来てくれたから、一人じゃないんだもんね。と言う安心感がありました。納棺のときにご本人からお願いされていたチョコレートをお棺に入れました。そのとき、
納棺していたお部屋の窓が
「コン、コン、コン、コン、コン」と外側から叩いた音がして、その場にいたみんなで一斉に窓を見てから、みんなで目を見合わせました。その時、娘さんが、
「母は、いつも「コン、コン、コン、コン、コン」と外から窓を叩いていました。「ありがとう」の意味なんです。窓を叩いた後、いつも、こちらに手を振ってニッコリ笑っていましたし、その窓は、母がいつも外から叩いていた場所なので、今のは母に間違いありません。」
そして、みんなで涙を流したのは言うまでもありませんが、そんなことがありました。ご主人が、
「棺の中からコン、コンって聞こえなくて良かったね」なんて、おっしゃって、娘さんに怒られていました。(笑)ま、そうなれば、すぐに棺の蓋を開けますけど。
だけど、別の方のお看取りのとき、「亡くなるときに、誰かが迎えに来てくれるって聞いてたけど、未だに誰もこないんだけど!」と、怒っている方も居られました。ちゃんと、誰か来てくれたのかな?と、今でも想い出します。
でも、律儀な方は、最期まで律儀ですね。私も、そうなりたいものだと憧れます。「音」ってけっこうあるもので、
「棺の中に、いっしょに入れて差し上げたいものがあれば・・・。」と声を掛けた時、家族が探しても見付からなかった物なのですが、
「カタッ」と音がして、家族がそこを見ると、探していた物があった!何てことは、日常茶飯事です。悲しみの現場では、けっこう「音」は、キーワードですよ。
以上、今日の心温まるお話でした。(なんか、題名が変わってる(笑)いえ、題名に「⁉︎」付いてますから。(`_´)ゞ)