2014年2月24日

日総研仙台セミナー

20140223-205519.jpg 

日総研さん、仙台セミナー。10時〜16時までの1日セミナーでした。遠くは愛知県からお越し下さった方がいらっしゃいました。

20140223-205711.jpg
医療、介護職の皆さんの、現場の質問にお答えしながら、セミナーを進めました。皆さんお一人お一人が、ご縁のあった患者さんや利用者さんを思い出したり、思いながらのセミナーでした。ご家族の言葉に、形に出来るためのキーワードがあります。そして、確認の仕方や、形にする流れを一緒に考えた時間でもありました。遺された家族が、生きることにつながる施行を、きっかけ作りを技術に変えて、今日の内容を現場で活かしていただいて、お一人お一人のお役に立てると嬉しいです。1日セミナー、お疲れ様でした。準備など、日総研さんに大変お世話になりました。ありがとうございました。

2014年2月21日

千葉労災看護専門学校卒業記念講演

20140220-225403.jpg 

本日、二つ目の講演でした。千葉労災看護専門学校卒業記念講演として、千葉県にお邪魔しました。一年生、二年生、三年生の全校生徒さんに向けてのお話し。死の世界に生かしていただく私の立ち位置から、死の世界の中にある、様々なことをお話しさせていただきました。死の存在から、どう生きるかを教えてもらって、考えていくことが出来ます。死と生は別々ではなく、セットですから、バランスが悪くても人それぞれで、どちらが好きとかも人それぞれで、今を生きることは、そういうことだと思いますから、自分の人生、他人がとやかく色々言ったって、誰かが代わってくれる訳ではありませんから、大事なのは自分の行動に責任を持ち、どんな人にこれから出逢い、色んな世界を知り、環境やこれから起こることに育ててもらうか。持ちつ持たれつ、支え支えられ、生きてもらいたいと、願います。生きることは、「生きるぞ!」と思って生きる人はなかなか居なくて、気が付けば周りの人に支えられて「あ、あれから何年経ったんだなぁ。」と過ごしていることの方が多い。大変なことを目の前にした時、人は様々なことに気が付くものです。後悔だって、大好きだから起こる感情であり、どれほど自分にとって大切で、必要だったか悲しみに落ちた時に始めて、知ることが出来ることもあります。だから、人は生きられる。生かしてもらえるんだと思います。大切な家族を亡くした経験を持つ子も、東日本大震災を経験した子も、全国から看護職を目指して集まり、同じ志しを持って、仲間になった皆さんですから、志し高く、お互いを高め合い、使命感を培ってもらいたいと思います。で、時々息抜きも忘れずにね。今日は様々な共有の時間を過ごさせていただいて、私もとても癒されました。出逢えて良かったなぁと、可愛いなぁ、嬉しいなぁと、思いました。先生方々に深く感謝を申し上げます。

20140220-232315.jpg
人と出逢うことは、ご縁をいただくことであり、その目の前の人の背景を知ることは、自分の知らなかった世界に出逢うことだと思います。自分が100%の人間ではないからこそ、「我」を出さず、謙虚に一歩引いて、雰囲気からも知ろうとする気持ちが働くと思うし、一緒に何かを考える時には、目に見えていることだけではなく、見えていない様々なことも含めて、一緒に悩みましょうね。答えは一つでは無いし、幾つもあったり、時間が経過する度に答えが変わっているように感じることもある。でも、それは目の前の人が一生懸命考えた結果であり、それを包み込み、受け入れ、形にする力がどれだけあるかは、自分次第。普段の周りの人との関わりも大事。だから人は学び、知恵を付け、積み重ねる。全てを理解することは出来なくても、その気持ちを感じようとする気持ちは、絶対に怠らないでくださいね等々、お話をさせていただきました。聞く耳を持つ聞き上手な皆さんは、きっとお話しすることも上手。今日は、そう感じながら、お話をさせていただきました。先生方々も、とっても素敵な人柄の先生ばかりでした。御世話になり、本当にありがとうございました。そして、三年生の皆さん、卒業おめでとうございます。何より皆さん、めんこかった〜!

2014年2月20日

曹洞宗布教師の皆様に向けて

今朝8時から、曹洞宗宗務庁強化部布教課様からの御依頼で、布教師養成講座の1科目として、100名弱の僧侶の皆様に向けて、東京道場にて講座を担当させていただきました。福島県常圓寺、阿部御住職からのご縁です。

20140220-111447.jpg 
東日本大震災発生後、被災地にお出でいただいた、心を寄せていただいた、継続した御支援をいただいている、僧侶の皆様もたくさんいらっしゃいました。宗教者の方にしか出来ないグリーフケアがある。と、私は思っています。それは、ご家族が強く求めていることでもある訳です。納棺師として、どなたに引き継ぐことが求められているのか、ご家族は何を必要としているのか、特に、大切な家族が火葬場の窯に入る前の、あの時間に居てくださる宗教者の存在は、見送らせていただく私の立ち位置からも頼もしく大きな存在です。家族の求める葬送の形を如何に、大切に執り行うことが出来るかの課題は、一件一件の、お一人お一人の雰囲気を感じ取れるのかも、大切なこととして、心して関わらせていただいていますという内容を含めた、東日本大震災の安置所の中のお話しも、させていただきました。とても強く、とても柔らかく、とても温かい雰囲気の中で、お話を聴いていただいたこと、深く感謝を申し上げます。ありがとうございました。本日の二件目の会場へ、到着しました。

東京に入りました。

石垣島から飛行機に乗り、東京に着きました。沖縄県も又、人と自然がすごかった。西表島では、犬と同様に猫の登録が義務付けられていると聞きました。「確かに、人が西表島に住むずっと前から、西表島ヤマネコが居て、自然の生態系を守る目的としての問題から、猫の登録制の関係があるとは思う。でも、根本的に「いのち」と共に生きることは、責任があるということだから、そういうことに理由や理論はいらないでしょうね。大事なのは、いのちと共に自分の存在も、そこにあると言うこと。お互いの存在を大事にすること。」と、西表島の方が言っていた。本当にその通りだなぁ、と思った。

20140219-102214.jpg 
竹富島の海岸沿いを歩いていると、砂浜に観光客の人たちが沢山居て(私も含めて)、そこに猫が一匹。「お、よく来たね〜。楽しんでね〜。」と言わんばかりの見守りをしていました。「ここの主です(笑)」と、地元の人の話しでした。見守る姿に、貫禄がありました。

20140219-102707.jpg
至る所に猫が居て、猫好きの私としてはとっても癒される時間で、川平湾では「ここの、アイドルです(笑)あんまり人気があって、DVDにもなってるんですよ。」と、伺いました。人と猫の信頼関係が深く成立していて、安心感がありました。何より、理由なしで可愛かった〜。

20140219-103002.jpg
西表島の仲間川マングローブに生息する、シジミの写真。お椀に絶対に入らない大きさでした。「身は、三分の一しか無いんだよ〜。」船頭さんが教えてくれました。「シジミの黒色の部分がね、すぐにポロポロ取れてしまうから、外側にニスを塗ったのね。そして、それからしばらくするとね、貝に隙間が開いて来たの。その隙間を覗くとね、なんと!・・・、


20140219-151753.jpg
自分の未来が見えます〜!」全然、マングローブと関係の無い私感に、思わず大爆笑。船頭さんの話は続きます。「あとね、西表島の橋の所に、西表島ヤマネコの像があるんですけど、よく観光客の人たちがね、駐車スペースの無いそこで写真撮ってるのね。僕ね、あれね、いつも見る度にムカつくのね。生活道路でもあるので、皆さんはそういうのやめましょうね〜。」これまた、私感の連続に大爆笑でした。沖縄県の離島の大自然から学んだことは、沢山ありました。そう、心を育むのは、大人になってからの今も続くもの。たぶん、自分が死を迎えるその時まで、きっと続くのかもしれない。そう思った、久しぶりにゆっくりした、ひと時の心の休息でした。

2014年2月18日

石垣島、ペスタロッチ教育祭

沖縄県石垣島にお邪魔していました。教育関係者の皆様で活動される、ペスタロッチ教育祭の、教育講演会にお招きいただき、90分のお時間の中で、お話しをさせていただきました。「一年間前に申し込みをしましたが、笹原さんのスケジュールがすでに希望日がうまっているとのことで合わず、最初は断念。二度目の問い合わせでやっと叶った、待ちに待った講演です。」と、皆さんに言っていただきました。大変お待たせ致しましたが、お待たせした分も精一杯お話をさせていただきました。

20140218-142535.jpg 
講演前に、小学校・中学校の先生でいらっしゃるご夫妻に、島の中をご案内いただきました。

20140218-143133.jpg
明和の大津波を経験した石垣島は、当時の災害の被災状況として、約12000人の死者、行方不明を出し、町はほぼ壊滅だったのだそうです。その時の痕跡を遺している場所があるということで、連れて行っていただきました。そこへ向かう道は、サンゴの死骸で出来たという、白くて綺麗な道を歩きました。

20140218-143457.jpg
その時の大津波により、海底のサンゴなどを含めた様々な物が、海岸に打ち上げられたそうで、それがそのまま残っていました。

20140218-144047.jpg
そして、次の場所へ移動。小高い丘の上に来ました。そこには小学校がありました。その小学校の横に、大きな岩がありました。それは、明和の大津波の被害が、こんなに高いこの丘の上にも来たと言う証拠にもなっている「津波石」と呼ばれるものでした。先生ご夫妻は「津波石など、授業の中に、島の歴史を含めて取り入れています。防災意識を高く持ってもらうことも、大切な生きるための授業。他に自然と生きることの中で、大事なことを教育に組み込み、たくさんの校外授業を行っています。」と、教えてくださいました。

20140218-144818.jpg
「実は津波石、本来は目に触れることのない深い海底の物が打ち上げられたのですが、今、目に見えているものは、サンゴなどの化石なんですよ。」とご主人は理科の先生とのことで、本当に色んなことを教えていただきました。理解って、こんなに夢中になれる科目だったんだなぁと、思った私でした。津波石に巻きついている木は、ガジュマルの木。ガジュマルの木には、ギジムナーが住むと言われています。ガジュマルの木の妖精?妖怪⁉︎らしい。お、写真に映っている可愛い子は、ギジムナーか⁉︎

20140218-145729.jpg
地元の方に伺う所によると、ギジムナーの好物は、鰹の左目なんだとか。屁が嫌いなんだそうです。三線(さんしん・沖縄県に伝わる民族楽器)を弾いていると、弾いている人の後ろで踊っているらしく、素直な子供時代にしか見えないそうです。色々なギジムナーのお話しを教えていただく中で、地元の方々がとても大切にしている、ギジムナーの存在であることを知り、自然と共に生きるお話の中にある、大切なことに触れさせていただいた気持ちでした。琉球王朝時代のお話し、様々な独特の文化と死生観をご教示いただき、本当にありがとうございました。心に残るお話の数々、大事にしたいと思いました。

20140218-150344.jpg
講演会場には、石垣島の先生方々皆さま含め、石垣島周辺の島の先生方々もお集まりくださいました。皆さんと過ごさせていただいた時間は、本当に心温まる時間でした。

20140218-150802.jpg
講演終了後には、おもかげ復元師、おもかげ復元師の震災絵日記にサインを入れさせていただきました。入院中で、外出許可をもらって来て下さった方もいらして、本当にありがとうございました。

20140218-151015.jpg
綺麗な大自然は、一人一人の「自然を守る」意識が大切なのだと知りました。

20140218-151201.jpg
日本国内のものも、海外のものも、ゴミが流れ着いて来るんです。とのお話の通り、沢山のゴミが海岸に打ち上げられていました。綺麗な大自然を守るのも、一人一人の意識が大切であること、「島って不便なんだけど、不便を楽しむくらいじゃないとね。楽しみ方は、島の人に聞いて〜!」と、お話しされていました。自然と共に生きることは、自然の中の一部と同じ意味なんだなぁと思いながら、復元納棺の、いのちの現場とすごく共通する大切なことを沢山見付けた旅になりました。

20140218-152847.jpg
今日は、すみれさんに、お世話になっています。すみれさんは、水牛の名前です。

20140218-153002.jpg
すみれさんの普段のお仕事の様子です。好物は、小麦粉だと伺いました。水牛の本気走りの時速は40Km、到底、人は追いつけないけれど、過去に一度、車を引いていない状態で、角で綱に遊んでいた時に、綱が離れていたことがあったそう。「こら、ダメでしょ!帰っておいで!」と言う、お父さん(写真に映っている男性)の声に、猛ダッシュで違う島にルンルン向かって走る足に、キューブレーキをかけて戻って来るそうです。そんな、やんちゃな、すみれさんのトリコになった私でした。

2014年2月17日

沖縄県に来ました。

20140216-183011.jpg 

岩手県は雪と強風。交通機関のダイヤが乱れておりました。

20140216-183131.jpg
福岡空港付近の気温は10℃。暖かい陽気です。

20140216-183246.jpg
沖縄県は23℃。上着は全くいりません。地元の方の所に挨拶に尋ねると、「冬もクーラーつけるよ〜!」とお話しされていました。岩手県との気温差、20℃以上。おぉ、素晴らしい、沖縄。話は変わって、ソチオリンピックでの、羽生くんの金メダルはすごかった。本当におめでとうございます。転んだ後の、立て直した演技のすごさは、彼の精神力の、そしてプロの強さを感じました。何度見ても、あの子の目はすごい迫力です。今まで培ってきた日々の努力を、オリンピックの舞台で全力で発揮させることは、本当に大変なことだと思いますが、きっと、彼を支えてくれたたくさんの人に向けて演じた演技だったんだろうなぁと、彼の演技に釘付けになっていました。彼のコメントは、常に支えてくれたたくさんの人に向けられていて、人柄を深く感じさせるものでした。私はスキーは保育園の頃からしているのでだいたいは出来るけど、スケートは後頭部から転ぶくらい出来ません。あんなに優雅に美しく、妖精のように氷上で表現をすることに、憧れてしまいます。とにかく、金メダル、おめでとう!そして、日本代表で頑張ってくれた選手のみなさん、ありがとう!ゆっくり休めるといいな、と思う今日この頃でした。

2014年2月16日

あの世とこの世と幽霊と

東日本大震災の初期の現場で、10日間くらい家族を捜し続けたご遺族から、電話をいただいたことがあった。「やっと、見付けたんです。」駆け付けた時、親戚の方がその娘さんに言った言葉がありました。「何故、こんなに時間が掛かったのか」娘さんは、「やっと見付けたのに!」奇声を発して怒鳴り、私の目の前で気を失いました。私は親戚の方に、安置所の壮絶な様子をお話しし、「まだ、ご両親とのお別れの時間を過ごされていませんので、今日のところはお引き取りいただけませんか?」とお話をしました。「傷付けるつもりは無かった」と親戚の方はお話をして下さり、「手伝えることがあったら、連絡待ってるよ。と、電話番号を置いて上げてください。」とお伝えした現場がありました。娘さんは、今でもその時の光景を思い出されると、体全体が震え、涙も止まらなくなります。同じ被災地の友人に支えられ、今はゆっくり時を過ごされています。私の一般講演に来てくださっては、少しお話をしながら、「でも、私はやっぱり、あの時の、両親を一生懸命捜した時の話がしたい。」と、おっしゃいます。そしてまた、別の安置所の中で、お父さんの帰りをずっと待っている小学生の息子さんが居ると聞き、走った現場がありました。復元後に息子さんは、お父さんに色々な話を始めました。棺を覗き込む息子さんの姿は、お父さんの「死」を「生きる」エネルギーに変えた時間でした。一緒にサッカーをしたことも、ゲンコツをされたことも、彼の記憶の宝箱へ一つ一つ入れている時間でした。お母さんが言いました。「お父さんが頑張って、幽霊になって遊びに来てくれるかしら?」息子さんが言いました。「お父さん、サッカーボール蹴れるかな?」キラキラした目で話してくれました。そして、お母さんが言いました。「でも今の話って、宝くじ当たったら何に使う?って話し合っている内容に近いよね。(笑)まだ、幽霊で出てきてくれた訳じゃないし。現実にない事を話すのも、何か悪くないね(笑)」みんなで笑った時間でした。会話は、あの世のお話も普通に出ますし、この世から見たあの世の存在、分からないけれど、あったらいいなと。幽霊でも良いから会いにきて欲しいなと、皆さんがお話をされます。3年目を迎える今、お一人お一人の人生の中にある今までが、これからを支えてくれるのかなと、思っています。質問、ありがとうございました。   

福岡県訪問看護ステーション連絡協議会様講演

20140215-183437.jpg 

福岡県医師会の皆様にも、大変お世話になりました。ありがとうございました。

20140215-183553.jpg
約100名の、地域医療のお医者さま、訪問看護の看護師さんがお集まりくださいました。盛り上げ上手な皆様に、気持ち良くお話をさせていただいた時間でした。素晴らしい雰囲気でした。ありがとうございました!

20140215-192313.jpg
帰りに医師会の皆様にいただきました。「この「にわか面」を付けると、大名に何を言ってもいい。誰が言ったかをとがめず、無礼講にしよう」と言うお面なんだそうです。目が釣り上がるより、この垂れ目な感じが、無礼講になる何かを秘めている・・・。と思った私でした。素晴らしい!

2014年2月14日

おもかげ復元師の震災絵日記パネル展

3月11日と12日、岩手県北上市さくらホールで、「おもかげ復元師の震災絵日記パネル展」を行うことに、昨日決めました。被災地沿岸から引っ越して来られた皆さんが、東日本大震災が発生した3月11日に諸事情で、沿岸にお参りに行けないと、ご相談を多くいただきました。色々、色々、思い悩んでいましたが、それならばと、昨日決めました。

20140214-013306.jpg 
小さなお部屋が二日間借りることが出来ましたので、どうぞお越しくださいね。入場料無料、販売も何も致しませんが、全国から送っていただいた、子どもさんたちの感想文や、おもかげ復元師の震災絵日記をコピーして、子どもさんたちが言葉を書き込んでくれたものなども、一緒に展示しようと思っています。これから、学校さんに許可をいただくためのご連絡をさせていただきます。子ども夢ハウスの案内、いのち新聞も置こうと思っていて、11日の11時〜は歌っこパーティのカメさん方々が歌を歌ってくれます。お部屋は、二階のアンサンブルルーム1になります。10時〜19時まで二日間開催します。更なる詳細と準備は、これからになりますが、一緒にパネル展を手伝ってくれる、いのち新聞と歌っこパーティーの皆さんと色々相談しながら決めて行きたいと思っています。決まり次第、ご案内しますね。

明日から出張が続きます。

20140214-003834.jpg 

日中の業務を終えて、20時頃から日総研さんの通信講座の添削と、他事務全般、最後にすっかりお待たせしてしまった、「導き地蔵」の顔書きをしました。みんなで手作りしている、納棺の時にご要望やご遺族の言葉から必要に応じて棺の中に入れて、一緒に持たせて差し上げる導き地蔵さんです。

20140214-004322.jpg
仕上がると、こんなに可愛くなります。頭に傘や、ほっかむりをしている地蔵さんです。

20140214-004455.jpg
長い出張の時は、ご飯はいつも作り置き。それが、じじとの約束です。重たい物は持てないから、じじは買い物に行けないので、おかずやなんやらを買い、じじに出張中の色々をお願いしました。当のじじには、「オリンピック見てるから〜」と、あまり話を聞いてもらえませんでした(笑)

20140214-005518.jpg
じじの部屋の中にある、ポチ子とチロのお家を覗くと⁉︎「何⁉︎何、何〜!ϵ( ‘Θ’ )϶チロの上に、ポチ子が乗って寝ている⁉︎」

20140214-005701.jpg
「いつもだよ、いつも〜。犬のお腹の中で、としこ(ポチ子のこと。としこは、じじの妹の名前です。何故か、そう呼ぶ(笑))が寝ている時もあるんだぞ〜。」と、嬉しそうな動物セラピートレーナーのじじ。っていうか、私の話は聞かないけど、この子たちの話はしたい、じじでした(笑)分かり易いなぁ〜ϵ( ‘Θ’ )϶ポチ子もチロが我が家に来てから、ご飯を沢山食べてくれるようになり、体も強くなって、ふっくらしました。みんな一安心。チロのやんちゃで優しい個性は、みんなを癒してくれます。

20140214-010154.jpg
出張の準備をしながら、いつものスーツがちょっと⁉︎体重を計ったら、6kg痩せてた。ハードだっため、ここのところ、あまりご飯を食べていなかったことと、睡眠不足、そして、たぶん献血を400mlしたためかしら⁉︎「女の子らしく、200でお願いします。」と言ったら、「ヘモグロビンも元気だし、女の子らしく400mlでお願いします。」と言われて「はい、分かりました。」と素直な私。事故などの復元の現場の後は、献血に行くこともある。そしたら、いつの間にか表彰されてしまったこともある。一回、一回の献血には、実はお一人お一人との想い出があるのです。「じゃ、次、六月に献血出来ますからね〜!」と、現実に引き戻された瞬間でした。

待て!

20140213-120044.jpg 

お待たせしました。これまた、大人気シリーズの、チロのオイタです。(笑)「待て!」の瞬間。偉いでしょ〜!

20140213-120149.jpg
でも、ジワリジワリと・・・

20140213-120222.jpg
ジワリジワリと・・・

20140213-120259.jpg
近付いております・・・

20140213-120330.jpg
な、な、な〜!

20140213-120406.jpg
「ちょうだい!」と言っているような、このつぶらな瞳に、いつも負けてしまう私でした。なんなんだ、この可愛さは!ノックアウト〜ϵ( ‘Θ’ )϶

動物セラピートレーナー

20140213-115113.jpg 

我が家の動物セラピートレーナーの「じじ」です。よく働いてくれる、81歳。助かります。最近、アイドル化してきています(笑)ポチ子と、チロが非常になついている、動物セラピートレーナーのじじです。ポチ子と、チロの犬や猫の習性について最近、語ります。もちろん、自論です。お饅頭が大好物で、出張に行く度に「ゴマを擦るための目的として」お饅頭を買って帰ります。ϵ( ‘Θ’ )϶私の良き相談相手でも、あります。歩くのは、ゆっくりゆっくりなので、電話や玄関でピンポンが鳴ってからは、出るのには時間が掛かります。ご了承くださいませ。以上、我が家の動物セラピートレーナーのじじでした。

2014年2月12日

今日は、綺麗な半月です・・・。

仕事を終えて、今帰宅・・・。一時間半は寝れるかな?と、思いつつ・・・。昨日は東日本大震災の、月命日でした。色んな事を、考えながら過ごした一日でした。なんなんだろうか、少し前から気持ちがずいぶん落ち込むことが度々増えてきた感じがします。ちょっと気持ちのバランスを保つために、色々心掛けておこうと思う今日この頃でした。こういう時は、5分でも10分でも時間を作って歌を聴いたり、少し体を動かしてみたりします。そして、考え込む時は、しっかり考え込む。そして、何と言ってもアニマルセラピー!

20140212-035905.jpg 
「ただいまぁ。」と、声を掛けると、自分のブラシをガジガジかじるチロ。

20140212-040042.jpg
そうかぁ、チロにとってはブラシって、そうやっても使えるんダァ。ガジガジ、ガジガジ!もう、ブラシの持ち手の部分がボロボロ(笑)

20140212-040144.jpg
ガムをもらってご満悦。あっ・・・っっ。後ろにチロをじっと見るポチ子が・・・!いつも、こんな感じの二人です。癒されます。アニマルセラピー、オススメです。あぁ、動物園に行きたいなぁ〜、しばらく言ってないなぁ〜と、ふっと思う、そんな今でした。おやすみなさい。

青森県に居りました。

20140211-124636.jpg
職人技はいつだって、心に勇気をくれるものです。

20140211-124751.jpg
青森慈恵会病院様、職員研修会に伺いました。集まって下さった皆さんは、緩和ケア病棟の職員さんを中心とする、ボランティアさん含め、患者さんを支えて下さる皆さんでした。皆さんと一緒に過ごした時間の中で、私自身もご縁をいただいたお一人お一人を思い出させていただいた時間でした。以前からお世話になっている緩和ケアの皆さんも駆け付けてくださって、話が弾む時間でもありました。モデルをつとめてくれたKさん、ありがとうございました。

20140211-125247.jpg
講習会の最後には、緩和ケア病棟の看護師さんのご夫婦が、ねぶた祭りのお囃子をサプライズでプレゼントしてくださいました。感動した時間でした。出逢いは、確実に想い出をいただけます。自分の知らない世界との出逢い、自分の知らない方の人生との出逢い、まだまだ、自分には知らないことがたくさんあることを知り、だからこその、毎回の感謝や深い感動に出逢えるのかなぁと、思った二日間でした。   

2014年2月9日

節分の日に・・・

私は、節分の豆はまかずに食べる派です。(笑)普通なら「鬼はそとぉ〜、福は内〜ぃ!」とまくのだろうけど、鬼だけ外にやるのは、昔から、ちょっと切ない派です。(´-`).。oO2月3日の節分で、全国各地で追いやられた鬼は、奈良の吉野の山に招かれるのだそうです。「鬼も内、福も内」吉野のお山に全国から集まった鬼たちは、たいそうな「おもてなし」をしてもらえるのだそうだ。鬼さんたちの行く場所があって、良かったなって、思います。私が小学校低学年の頃、母に「鬼は外」といわれた鬼は、どこへ行くのか聞いたことがあり、吉野のお話を教えてもらいました。小さいながら、安心しました。
その時に母に教えてもらった昔話がありました。
「その昔、奥さんを亡くした一人暮らしのおじいさんがいました。毎日、とてもさみしく過ごしていました。節分の日に、あんまりさみしくて「鬼は内」と叫ぶと、全国から、この真冬に「鬼は外」と言われて行き場が無くなった鬼たちが、喜んでおじいさんのところに来ました。おじいさんが食べたい食べ物やお酒を、鬼たちが集めて持ってきてくれました。おじいさんは久しぶりに、とても楽しい時間を鬼たちのお陰で過ごすことができましたとさ。」
小さな頃に聞いた、このお話がとっても大好きです。「鬼は外、福は内」が悪い訳ではありません。きっと昔の人は、鬼の存在に「厄」の意味付けをしたのかもしれないから。ただ、追いやられた鬼は、この寒空の中、何処へ行くんだろう。大丈夫かなぁ?と小さな頃に思った気持ちを、思い出したのでした。どんと晴れ!

2014年2月8日

岩手県被災地

岩手県でも各地で、東日本大震災を知っていただくためと、忘れないという目的で、メモリアルホールが出来たり、被災した建物を残すという動きが出てきました。ご支援をいただきました皆様に、心を寄せ続けてくださる皆様に、心から感謝を申し上げます。

20140208-004815.jpg 
現在の、旧大槌町役場です。奥様から「もう、お話ししていいよ。ずっと黙っていてくれて、ありがとう。」と以前許可をいただいたのでお話し出来ますが、私は当時の大槌町長さんを復元させていただいたご縁から、奥様と色々お話をさせていただき、現在も大槌町とのご縁を続けさせていただいています。あの時のこともまた、私自身の、心の中でとても大切にしています。旧大槌町役場は、子どもさんたちが残して欲しいと行動を起こして、残すことになったそうです。見学にお越しの際は玄関前に祭壇がありますので、手を合わせていただいた後に、見学いただけたらと思います。

20140208-005235.jpg


20140208-005306.jpg
少し、片付けられてはいますが、ほぼ、あの時のままです。

20140208-005354.jpg


20140208-005439.jpg
向こう側の壁が無いのは、波が抜けたからです。

20140208-005607.jpg
現在の吉里吉里海岸です。

20140208-005701.jpg


20140208-005916.jpg
大槌町の赤浜地区です。

20140208-005950.jpg


20140208-010038.jpg
皆さんの努力で、ご支援もいただいた方もいらして、船が少しずつ戻ってきました。

20140208-010205.jpg


20140208-010656.jpg
安渡(あんど)地区です。

20140208-010743.jpg


20140208-010811.jpg
子ども夢ハウスおおつちの、現在の周辺の様子です。子ども夢ハウスの子どもたちが通う学校も、仮設プレハブの学校です。学校も、子どもたちが帰って来る故郷の一つだから、建物が建てばとても嬉しいでしょうね。よし、みんなで、がんばりましょっ!