この講座は、赤ちゃん・子どもに特化した内容になっています。今回も全国から助産師・小児病棟看護師、救命病棟、NICU、ICUなどから管理職の方々も多く、皆さまにお集まりいただきました。
セミナー終了後で、お疲れになっている中にも関わらず、本当にたくさんの方が並ばれて、お一人お一人とお話をさせていただきました。
講演とは又違う技術セミナーですから、遺されたご家族と過ごす時間の中で、押し付けのない関わり方や、専門としていかに、何に注意をして進めていくのか、求められていることの確認や、安心出来る環境の提供のために行うべきこと等々を現場からお伝えしました。
赤ちゃん・子どもを亡くされたご家族は、特にお母さんがずっと抱き続けて居られるので、大人とは又違う方法で進めていく必要があるのが特徴です。
小さな子どもたちが、助産師さんや看護師さんに支えられて、限られた「いのち」を、最期のその日まで精一杯燃焼させて生きていること、社会の中にある灯火の世界を、今日はたくさん教えていただき、共に小さないのちの輝きを深く考えた時間でもありました。
私も現場では、多くの子どもさんのお別れの現場で、お手伝いをさせていただきます。悲しみに慣れることは全くありませんが、今のご縁に何処まで尽くせるか、世界中探したって同じ子は居ませんので、個性と出逢う度に毎回が壁と言っても過言ではありません。だから、現場は自分との戦いも実はあります。自分自身が心で感じる悲しみを胸に秘め、遺されたご家族の安心に変えていくことが、きっと役割だと思うから、微力ながら精一杯尽くさせていただきます。
「病院に戻ったら、精一杯又、頑張ります!」
「自分の仕事を、もっと大切にしようと思いました。」
「社会問題に屈しない覚悟が出来ました!」
「自分自身を違う視点から見ることが出来ました!」等々、
小さないのちと共に生きてくれる、助産師・看護師さんの笑顔に又、私も励まされました。皆さまの益々のご活躍を、心からお祈り申し上げます。お疲れ様でした。