第9回ライオンズクラブ国際協会332ーF・女性&若手フォーラム
〜ボランティアを考える〜
の大会の中での一コマの90分の講演に於いて、お話しをさせていただきました。
私と致しましては、気が付いたら「復元ボランティア」と皆さんに呼んでいただいていたということの方が正しい様な感じなので、自分としては、ただ目の前の事実に必死で、ボランティアをしていたという意識が無かったので、何かお役に立てることはあるか、経験の中から探しながら、お話しをさせていただきました。
私の活動に於いては、国内外からご支援いただいた物資をお預かりして、活用させていただきました。地元の多くの方々にも身心ともに支えていただき、動くことが出来ました。なので、同じ志しだった私の周りの人、一人ひとりが頼もしいリーダーだったと思っています。
私感を申し上げると、震災が発生した直後の急性期と、時間が経つにつれて変化して行く慢性期では、支援の形も大きく異なっていきました。
少しずつ時間が過ぎて行く中で、急性期には情報が昨日と今日では全く違うということが、よく発生していました。支援される側と、支援する側の意見の相違がない様に、すり合わせやコーディネートが特に必要な時期だと思います。
慢性期に入ると、生活のペースを整えるべく動きが始まるので、支援される側が求めることが明確になって来るので、支援する側も動きやすかったのではないかと思います。
全国各地で発生する災害。各地の被災地からご連絡をいただくことも多くなりました。今はどの時期で、どのような支援が必要なのかを含めて、色々とご提案させていただくことも増えています。
ボランティアに参加するときは、社会福祉協議会が管轄するボランティア保険に加入することが義務付けられています。それから、名前と支援をする種類を記入し、「いま、どのような状況であるのか」その情報が明確に行政に伝わることで、市町村の行政が県や国に申請したり、報告したりの情報になることもあります。
ボランティアを行うときには窓口があるので、そこで登録を行います。
全国各地で支援する側が、支援される側になることが多く発生する中で(皆さんがそう話してくれます)、一番のキーパーソンは、コーディネーターだと思います。そのコーディネートの役割が、社会福祉協議会と言えると思うので、ボランティアを希望される場合には、希望される被災地の社会福祉協議会に相談してみてください。
ライオンズクラブさんでも、国内外多くのボランティアに積極的にご活躍されていました。色々なお話しを伺えて、私もお知恵をいただきました。大変、お世話になりました。皆さまの益々のご活躍を、ご祈念申し上げます。ありがとうございました。