2013年11月30日

高齢者大学様と中学生と地域の皆様へ講演

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会場は中学校。対象は、高齢者大学の皆様、中学生の皆様、保護者を含めた地域の皆様へ。300名強の皆様へ向けて、「いのち」について、講演をさせていただきました。

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岩手県教育委員会の岩手県復興教育担当の先生もお出でになり、色々なお話を伺いました。
復元ボランティアと同時進行で、子どもさんたちへの活動のお手伝いも少ししていたので、当時は被災地沿岸の学校の先生方々にも、ずいぶんお世話になりました。皆さん被災地沿岸から転勤され、県内各地と、岩手県教育委員会への異動などされました。転勤された先生方々の、懐かしいお話もずいぶんさせていただきました。覚えていて下さったことに、とても嬉しく感じたことと、益々お忙しくされている様子を伺いながら、元々子どもさんたちへの教育に熱心でいらした先生方々ですから、きっと東日本大震災を経験した岩手県の未来に向かい、御経験されたことを益々、子どもさんたちのために熱心に伝えていらっしゃることと存じます。頭が下がる思いでした。

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講演のためにいただいたお時間は、今までに無い初めての「三世代」の年齢が揃う時間でしたので、出来るだけつなげることが出来るように、進めさせていただきました。
高齢者大学の皆さんと、子どもさんたちが触れ合う時間は傍に居させていただきながら、とても温かい時間を御一緒させていただいていることに深く感謝を申し上げる時間でした。
高齢者大学の皆さんの、人生の大先輩の皆さんの、言葉一つ一つに包容力を感じ、地域が一帯となって地域を作り、守っていることを感じました。

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校長先生と数名の先生方々は、被災地沿岸から転勤されて来られたとのことで、お話を伺いました。東日本大震災の初期・初動のお話を伺いながら、学校の先生方々の懸命な行動の凄さに、プロの使命感を感じました。
被災地から転勤して来られたと言う先生方々が代わる代わる声を掛けて下さって、とても嬉しかったです。
先日、ご納棺に伺った御宅の喪主さんが、地域の代表の方の中にお二人いらして、ずいぶんお世話をいただきました。
私にとっても、三世代の皆さんが揃う講演は初めての経験でしたが、皆さんの胸をお借りして、心を込めて、お話をさせていただきました。お世話をいただいた皆様に、深く感謝を申し上げます。ありがとうございました。

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 今日のニュースでは、被災地沿岸のかさ上げした地域での建物建設は、早いところでは再来年から建物が立てられる見込みと報道されていた。昨日、子ども夢ハウスの吉山くんと、色々電話で打ち合わせなどを含めての話しをしながら、「そういえば、被災地三県各地の沿岸で子どもさんたちの活動をしてくれている若い子達も、「東北の冬、寒い〜‼」って、言ってたよ〜。」なんて話もした。吉山くん含めて、今、若い子達のパワーもすごいなと思うのと同時に、暖かい所から引っ越して来てくれて、被災地で活動してくれている皆さんに、本当に頭が下がる思いです。もちろん、応援してご支援いただいている皆様にも、感謝を申し上げます。
今朝は雪が少し積もっていて、いよいよ冬到来と言った感じです。

2013年11月29日

チロとポチ子のいつもの感じ。

大変な人気シリーズのため⁉つぶやきます。

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こんな感じの二人は、とても仲良しです。でも、実はチロ、ポチ子が座っている座布団が大好きなため、その座布団が本当は欲しいのです。けれど、ポチ子は猫ですから、何と言っても猫と言えば座布団。ポチ子も座布団が大好きです。猫は基本的にマイペースなので、ポチ子はもちろんチロの気持に気が付いていません。

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ポチ子が、ちょっと離れたスキにチロは、よいしょ、よいしょ。と、座布団を運びます。

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 チロは、「本当は、こうしたかった!こうしたかったの〜!」と、座布団をGETして満足気です。後ろのポチ子は、座布団が無くなったことに、全然気が付いていません。なんせ、マイペースですから。

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「座布団をかじって、ガジガジ〜!かじるの、最高っ!」あぁ!あんまりはしゃぐから〜!ポチ子、気が付いた⁉チロも、ポチ子も座布団が大好き〜!でも、私は知っている。その座布団は、じじ(じいちゃん)のです。(笑)ん〜、ま、いっか。(笑)   

 

チロ(犬)のおすわりについて・・・



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向かって右側から見た、チロの、おすわりの姿です。

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向かって左側から見た、チロのおすわりの姿です。

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全体の姿です。おすわりをします。えらいです。

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じじの部屋に入りたい、チロの立っている姿です。可愛らしいです。が、「おすわりだよ!」と言ったら、おすわりをするのですが、立っているのか、おすわりをしているのか、まだ彼と出逢って間もない私は、その違いが少し難しいです。お尻を覗かないと、分からない。観察を続ける事に致します。

「お空の上から来たんでしょ?」

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 昨日の講演の時、昔のことを思い出しました。約20年前、巫女長に任命されての最初の仕事として私は、児童養護施設を巫女として、訪問をさせていただいたことがありました。「献菓祭」という祭典があり、様々な菓子企業さんから献菓された品が、本殿を埋め尽くします。舞を奉納する当番だった私は、神主さん方々と、その神様に奉納されたお菓子を、児童養護施設に届けに行くお役目をいただきました。施設にお邪魔して、園長先生に「絶対に同情をしないで欲しい。」と様々な説明を受けました。子どもさんたちは、両親が何らかの事情で育てられない、家庭に何らかの問題があって引き取られた子どもさんたち、両親が亡くなるなどの事情を持つ子どもさんたちであることを、教えていただきました。学校を休んでいた中学校に通う子と、施設の体育館でバトミントンをしました。巫女さんの装束をつけたままで。「この格好で、けっこう動けるもんなんだね。」と、二人で笑いました。今も若いですが、当時は今よりも少し⁉若かったので、ずいぶん動けた気がします。(と、言っている時点で・・・あっ(*_*))園長先生から色々教えていただきながら、神主さんと園長先生の会話が進む中、何となく窓の外を見ると降っていた雨が少し弱くなり、空に陽が差していました。「少し外へ行って見ます。」と言って、今、伺った話を考えながら、気が付いたら施設の玄関に立っていました。「雨が止むかなぁ。」空を眺めていると、「神様、おいで〜!」と、声がしました。声のする方に目を向けると、1歳〜3歳位までの子どもさんたちが10人以上、その場にしゃがんで小さな傘を差していました。「神様、雨に濡れちゃうから、こっちにおいで〜。」と、ちっちゃな手で手招きをして、みんなが私を神様だと思って呼んでくれます。正直、園長先生に「同情はするな」と言われたのにもかかわらず、とっても可愛らしい、その子達の姿に、私は泣きそうでした。施設の先生方々も呼んで下さって、子どもさん達の所に行き、みんなと一緒にしゃがんでみました。小さな小さな子ども達は、本当に小さな傘をみんなで私にさしてくれて、見ると自分たちは濡れていて、施設の先生方々は、その光景を見守っていました。そして私は、我慢していた涙が出て来てしまって、先生方々が子どもさんたちに説明をしました。「みんなに優しくしてもらって、神様は嬉しいんだって。」子どもさんたちは、ニコニコ笑っていました。子どもさんたちに私は、頭を撫でてもらって、「よし、よし。」としてもらいました。「神様は、お空の上から来たんでしょ?」と聞かれた私は、話すと号泣しそうで、大きく頷くことしか出来ませんでした。施設に引き取られた子どもさんたちは、いのちを育み、施設の先生が親となり、育てられていました。大人数の家族の姿が、そこにはありました。昨日の講演で出逢った、児童養護施設に勤めることが決まっている学生さん達は、これからみんなの親になるんだなぁ。と、そう思いました。社会の中には、自分が知らない世界がいっぱいあります。出逢うことは、自分が知らない世界がいっぱいあることを知ることが出来ます。生きている「今」は、生かされている「今」であり、「今」しかない「今」であること。出来ないことを嘆くよりも、出来ること見付けて判断して、一つずつ積み重ねることがきっと大事なんだと、知らなかった世界に出逢う度に、思うことです。ご縁に感謝です。m(_ _)m

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子ども夢ハウスのお父さん、藤原茂先生の児童養護施設に勤めていらした時のお話が、私はとても大好きで、そのお話の中には、人は色んな経験や出逢いによって育まれることがあるんだと、いつも教えてもらえます。(*^^*)社会がどんな風に作られているのか、専門の人たちがつながれる事が何より、人と人がつながれることが、一人一人の「人」の幸せの価値に近づけるのかもしれません。   

立教大学様 講演

東京の立教大学キャンパスにて、「人権・ハラスメント対策センター」様主催の2013年度秋季人権プログラム開催講演として、お招きいただきました。

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90分のお時間をいただいて、「死」の世界に生かしていただいている立ち位置から、「いのち」のお話をさせていただきました。

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一般の皆さんからも、大学の方にお問い合わせがあったとのことで、学生さんと一緒に、一般の方もご参加いただいていることを伺いました。

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東日本大震災の活動を、ずっと現在でも続けてくれている学生さん達が居ること、被災地の故郷を思い続けて大学で力を付けるために、学びに励んでいる子達が居ること、「立教大学大学院生の時代から関わらせてもらった東日本大震災のボランティア活動を、社会人になっても続けさせていただいています。」と、教えてくれた、とても感じの良い子達に出逢えたこと、そして、これから児童養護施設に勤めることが決まっている子達と出逢えたこと、私自身も、深く深く考えさせていただいた時間で、心に沢山の温かいパワーをもらった気がしました。立教大学人権・ハラスメント対策センター長でいらして、立教大学コミュニティー福祉学部教授の浅井春夫先生に、現代の子どもさんの話を色々教えていただきながら、様々な学びをいただきました。私自身も、自分の専門以外の世界に対して知らないことがいっぱいあるからこそ、初めて出逢う方や、その方が大切に育まれた世界に触れさせていただいて、感動します。出逢うって、ご縁って、すごいなぁ。と、昨日も深く思いました。東日本大震災の活動を見守って下さっている、香山リカ先生とも少しお話をさせていただきました。香山リカ先生は、立教大学現代心理学部映像身体学科教授でいらっしゃいます。とっても素敵な先生です。本当に、関係者様皆様にも大変お世話になりました。心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。   

2013年11月27日

チロのテンションが・・・

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大人気、じじ&ポチ子&チロシリーズです。今日もポチ子は、なんとなくいつも通り。猫は、なんせかんせマイペース。(笑)

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じじの傍が好きだから、なんとなく、やっぱり傍に居る、ポチ子さん。

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そこへ、わぁ〜!来た!来た!チロが‼

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 「美味しそうだね〜‼」と、チロも、じじをチラ見する(笑)でも、全然イタズラはしない。偉いなぁ、チロ。

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でも、やっぱり犬だから、遊ぶの好き〜!ジャンプ!ジャンプ!すごいジャンプ力〜!テンション高くなり過ぎて、甘噛み‼甘噛み〜‼カプカプ〜!

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もっとテンション高くなっちゃって、もう、どうにでもしてっ!状態(笑)いやぁ、犬って、こんなにテンション高いんだなぁ〜。ポチ子とチロのテンションの余りの違い差に、「ほぉ〜。」と見とれてしまう私でした。(笑)どちらも、それぞれ可愛いです。(*_*)   

さくらの納棺、トライコース

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今日は、さくらの納棺トライコースでした。弊社にて朝から夕方まで、びっしりの講座内容で行ないました。前半は特殊な言い回しや、言葉の使い方などのコミュニケーション、表情のしくみについて、赤ちゃんや子どもさん、高齢者の様々な状況の対応を中心に行ない、後半の仕上げで、身だしなみや「黄疸」や「変色」の復元を実習しました。最終、難易度の非常に高い技術合格‼で、仕上げの完成度の高さに拍手喝采。「これだけの技術があれば、これから沢山声が掛かって大変だと思います。」と、最後にお話をしました。沢山の、様々な現場に立ち合わせていただいたからこそ、「死」の現場は、本当は無い方が良いと、私も思います。でも、残念ながら現実に生活の中に「死」は起こります。「死」の現場も又、社会問題に直面します。ご遺族が一人ぼっちを感じない様に、故人の人生の最期に尊厳を守れるように。だから、そこに誰かが居ないといけない立ち位置であるからこその、講習でした。長時間、大変、お疲れ様でした。   

2013年11月26日

虹が出ました。

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今朝は虹が出ました。とってもきれいな、空に大きく二重に掛かる虹が出ました。大切な家族を亡くしたご遺族は、大人も子どもも年令に関係なく、「虹が出ると、つながっている気がする。」と言う方が多くいらっしゃいます。今年、今までで一番の灯油の高騰。岩手県被災地では、高齢者、ひとり親家族、生活保護の世帯に灯油の補助金が去年に引き続き、規定範囲内で出る事に決まったそうです。予算は5000万円だと、ニュースで発表していました。灯油を使わずに我慢している条件が該当するお家に、教えてあげて下さいね。寒い日が続きます、皆さま、お身体を大切に。(*^^*)   

野生のイルカに会って来ました。

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天草の、この海域には、約200頭の野生のイルカが昔から生息しているそうです。昔、漁師だった皆さんの漁船に乗せてもらって‼

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なんと、本当にこんな近くに‼約、50頭のイルカに会いました‼

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あぁ〜

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あぁ〜

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あぁ〜、行っちゃった〜。バイバイ〜‼またね〜!(((o(*゚▽゚*)o)))と、言う癒された時間でした。船上で、雲仙普賢岳を背に、イルカをよく知る元漁師さんの、お父さん方の海の話が深かったです。漁師さんは粋ですね!ありがとうございましたm(_ _)m   

ポチ子とチロ

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出張前、猫風邪を引いていたポチ子。

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素晴らしい番犬ぶりを、おおいに発揮して大活躍のチロ。

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どちらも、じじが大好きです。「おまえ達の飼い主は、じじじゃなくて、この人でしょ‼」と、私に振るも彼らは、じじから離れない(笑)出張中に、ポチ子は、じじに動物病院に連れて行ってもらい、二日間点滴をしてもらって元気復活。じじが帰ってくると、とびきりジャンプして大喜びのチロ。「じじ、ありがとうね〜。」と言うと、「仕方ないだろぅ。面倒見てやんないと。」と、じじ。

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「いつもね、こうやって仲がいいんだぞぉ〜。可愛いんだぞぉ〜。」と、じじ、説明してくれました。

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チロも子ども夢ハウスのポップも、保健所で保護されて、更に里親探しをしてくれる団体さんに引き取られた保護犬です。この子達の為に一生懸命里親になってくれる人を探して活動しているのが、東日本大震災でご家族を亡くしたKくん達。誰かに捨てられた動物達は、人に捨てられ傷付けられたけど、その後に温かい人に出逢って温もりをいっぱいもらった子たち。ポチ子もまた、捨て猫でした。保健所から引き取った時はすでに片方の目と耳が不自由でした。保健所の人がとても可愛いがっていて、「障害を持っているけど、どうか宜しくお願いします。」と託されました。チロは、片方の足が不自由で、時々転んだりコケたりするけど、元気に過ごしています。優しい〜、じじの傍で、安心して眠る二匹は、本当に穏やかな表情です。「おれは大変だけどな。」と、じじより。(笑)この子達を引き取る時、じじに相談しました。その時、「いいよ。連れて来い。いっぱい、大事にしてやるから。」と言ってくれたじじ。

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年間、どの位の動物達が殺処分されているか御存知でしょうか。里親さんになって下さる方、メールにてご連絡下さい。Kくんにおつなぎ致します。m(_ _)m宜しくお願い致します。

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天草四郎

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昔から、どうしても行ってみたかった「天草」は、熊本県内にあり、少し足をのばしました。何故、隠れキリシタンは弾圧を受けたのか、そこに何があったのか、天草四郎は何故16歳で殉教したのか・・・。「切支丹」の意味はどういう意味なのか。歴史の中にある、現地にしかないお話を見付けに行きました。案内いただいて、お世話になりました御2人に心から感謝申し上げます。

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 「そういう時代だから」では済まされない、大切な「いのち」と沢山、出逢いました。ただただ、ため息だけが何度も出ました。

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「切支丹」とは、「首を切る」と言う弾圧の時の差別用語だから使ってはいけない。と、資料館に記述がありました。だから、カタカナで「キリシタン」と呼ぶか、又は現代では「クリスチャン」と呼ばなければならない。と、説明がありました。

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知らないことだらけだった私。小さな頃、母の実家の花巻市の山奥で「その昔、ここでは魔女狩りが行われた。」と、岩手県にあった隠れキリシタンの話しを、地元のお年寄りから教えられたことがありました。「どういうことなんだろう。」と、小学校三年生の私は、お年寄りの話しを夢中で聞きました。「本当は昔話ってなぁ、恐ろしい中に悲惨な哀しみが隠されているんだょ。」と、教えられました。「そうだったんだ・・・。本当だった」と、今回の旅で知りました。でも、忘れてはいけないのは、亡くなった御本人自身がどうだったのか、と言うのが大切なことであって(文献にある通り)、部外者の私が自分の視点から決めつけてはいけないことなんだと、そう思いました。地元の方々が大切に語り継がれている、隠れキリシタンのお話し。「昔から現代までの流れの中で、隠れキリシタンは仏教の影響を大きく受けて、今は純粋なキリシタンではなく、民族信仰として地元で大切に語り継がれて遺されている。」と、資料館にありました。

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岩手県で隠れキリシタン信仰を伝えたのは、九州から来られた方なのだと昔、教えられ、岩手県にもたくさんの隠れキリシタン弾圧のお話が遺っています。私の住む北上市にも、隠れキリシタン信仰の遺品が沢山見付かっています。まだまだ、知らないことは沢山あるけれど、昔話の中に一人一人の人生があることと、忘れてはいけないから、語り継ぐ必要があるのだと学びました。語り継がないと忘れられてしまう。東日本大震災も、そうなんだと思いました。そこに、一人一人の人生があるから、大切にしないといけない。語り継ぐ大切さを、天草で学んだ旅でした。ありがとうございました。   

独立行政法人国立機構 熊本南病院 様 講演

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独立行政法人国立機構熊本南病院様の呼び掛けで、九州全域から500名強の医療・介護職の皆さま、一般の皆さまに向けて、お話をさせていただきました。

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「新幹線で2時間掛けて来たよ‼」と、お声掛け下さった方もいらして、東日本大震災を思い続けていただいていることに、温かい気持ちになるのと同時に、勇気を沢山いただきました。震災の初期に「捜索活動」に参加してくれた大学生チームも居て下さったそうです。大学生の皆さんの活動に力をくれたのは、「亡くなった方に対面していただいた時に、「ありがとう。」と、御家族が涙を流されて、一人でも多くの方々をと、捜索を続けました。」と、その時のことを教えてもらいました。その大学生チームには、ベテランの看護師さん方々が彼らのケアをしてくれたのだそうです。自分の知らない所で、沢山の方々に支えていただいていたんだなぁ、と感謝の気持ちでいっぱいでした。熊本県はなんと言っても、「子ども夢ハウスおおつち」で住み込みで活動してくれている、皆のお兄さん吉山くんの故郷、出身地。吉山くんの活躍を、会場の皆さんに、お伝えしました。熊本南病院の、看護部長さんをはじめ、院長先生、副院長先生、職員の皆さま、関係者の皆さまに、深く感謝を申し上げます。呼び掛けや準備など、本当にお世話になりました。ありがとうございました。   

2013年11月23日

西郷隆盛

天を敬い、人を愛し続けると言う意味の「敬天愛人」の言葉の通り、生涯を貫き通したと言われる、西郷隆盛。御存知、鹿児島県の御出身です。

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西郷隆盛が城山に入り、山を降りる時に流れ弾に当たって、身を隠す為にこもったといわれる、小さな洞窟です。ここで仲間達と意を決した場所だと、教えてもらいました。

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そこから少し山を降りた所に、自害された場所がありました。初めて行った鹿児島県で、西郷隆盛さんの人生に少しだけ触れさせていただきました。伺っているだけで切なくなる、時代の深さ。「苦労をした人は、強さと、人を愛する気持ち、信じる気持ちを強く持つ」と、教えられました。西郷隆盛さんがヒーローな理由が、「敬天愛人」を貫く人格者だったこと、ただただ、頭が下がりました。西郷隆盛さんを、もっと知りたい・・・と思った鹿児島県でした。

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熊本県に移動しました。   

鹿児島県社協老人福祉施設協議会 様

鹿児島県社協老人福祉施設協議会様の、ターミナル研修会にお招きいただきました。

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朝日新聞や日経新聞で連載をお持ちで、ターミナル研修会の一日目の講師でいらっしゃる、長尾和宏医師とお会いしました。先生は、福島県の活動を震災後からずっとされていて、相馬市長で医師でもあり、安置所で震災の検視もされた立谷市長さんと、とても仲良しでいらっしゃいます。普段は地域医療の現場で御活躍されています。ご縁をいただきました中で、私自身も新たな気付きに出逢いました。ありがとうございました。

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 二日目は長尾和宏医師からバトンタッチをさせていただいて、「死」を迎えた後の関わりとして、現場の中で実践することで大切な、目の前のご遺族の背景や心情に合わせた声掛けや、関わりを、求められる内容の確認などを含めてのお話を、現場からお伝えしました。

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 会場は鹿児島県で、九州全域から300名以上の福祉施設にお勤めの介護職の皆さんがお集まりになりました。写真は桜島ですが、5、6年前位から年間1000回前後の噴火を繰り返しているそうです。一日、3回位の噴火があるそうですが、今日は噴火が無かったとのことでした。

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鹿児島県内は、噴火による火山灰が普段から積もるとのことでした。

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集めた火山灰の収集日があるそうで、黄色い袋に火山灰を詰めて、市町村で決められたその日に、火山灰を出すのだそうです。

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会場のホテルには、東日本大震災のパネルがありました。忘れないでいていただけることは、私にとっても嬉しいことでした。今日の講演では、お年寄りの世界のお話を沢山、教えていただきました。高齢者の施設や、そこに関わる沢山のプロの皆さんの存在の、ご苦労や思いやりを知りました。福祉の世界もまた、社会的にもっと、知ってもらうことが出来れば嬉しいなと思いました。施設の中では、きちんと社会が成り立っていること、家として過ごしている中で、様々な生活スタイルとコミュニティがあること、実に深いお話でした。超高齢者社会と言われる日本の中で、地域にいる私たちに、様々な職種それぞれに対する課題がまた、問われる所ですが、一人一人が社会を作っていると言う意識の中で、つながりを持ち、行動することの大切さを痛感させられました。高齢者を知ることと言うよりも、お互いに知り合える「時」が社会なんだと思いました。鹿児島県社協老人福祉施設協議会の関係者の皆さまに本当に沢山、お世話になりまして、ありがとうございました。心から感謝申し上げます。