2014年12月20日

岩手県立一関高等看護学院

昨日は、お昼に事務所を出発して、看護学校の記念講演に向かいました。

ご縁をつないで下さったこちらの看護学校の先生が、以前県内の私の医療対象の講演に参加くださっていたことからのご縁でした。

記念講演終了後の控え室には、東日本大震災を直接的に経験した学生さんが一人、又一人と来てくれて、当時から今日までの色んなお話しを聞かせてくれました。私が復元にご縁をいただいた高校生の子たちの、同級生だったり、後輩だったり。お互いに「えぇー!」なんて大きな声を出して驚いた時間もあったり。学校にには、おもかげ復元師と震災絵日記が図書館にあって、いつも誰かが借りていて人気があった本でした!私も読みました!と教えてくれたり、感動的な時間でした。彼女たちの切実な希望で、津波で亡くなった先輩や同級生の子たちの、当時のお別れの時間のことをゆっくり伝えました。頬から、優しい、安心した涙が流れていて、「みんなに伝えて良いですか?教えてあげれば、きっとみんな安心するので!」と言っていました。

子どもを亡くした親御さんを支えてくれるのは、その子の友達や同級生などが多く、様々に情報を伝えただけで、色々と考えてくれているようでした。頼もしいなぁと、思いました。

自分たちも大切な家族を亡くした被災者、周りの人たちも一人一人が、同じ。記念講演の中で「遺族は、可哀想な人ではありません。一人一人が悲しみを経験されて知った、人としてとっても素敵な人たち。」と話しました。

まさに、この子たちも大切な人の死により、強くて弱くて、思いやりを沢山持ち合わせていて、すこぶるプリティーで、良い感じで勝気な(笑)頼もしい「遺族」です。会えて嬉しかったなぁ。夢ハウスに手伝いに来てくれると、張り切ってくれていました。待ってます!

皆さんにお会い出来て、本当に嬉しかったです。ご縁をいただいた諸先生方に、心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。