2014年12月8日

きれいな満月です。

今日はきれいな満月です。

何故か私たちのお仕事って、いつだって満月がとっても忙しい。

会社を立ち上げた頃は、私しか走れる人が居なくて(当然ですが)、過労で寝込み、それでも現場が入ったら元気なフリして走り、引きつった笑顔で頑張っていたことを思い出します。(笑)今は弊社もお陰様で、皆さんに支えていただいて、現場は、現場を任せられる復元納棺師の職員が居てくれて、頑張ってくれています。地元に居る時は、私も現場は伺います。どちらかと言うとemergency(緊急出動)の方が多いでしょうかね。

それで、当時は現場に波があることをなんとなく感じて、月を観察していたことがありました。

「そうかぁ。満月の時に万全に体調を整えておかないと、全力が尽くせない。」などと満月に合わせてサイクルを作っていました。

満月の時はおおよそ3日位で、一日中走り、夜中も現場が終わらず、朝方現場を終えて、何処かの駐車場で二時間くらい寝て、朝一の現場に向かう・・・ってこともよくありました。布団と枕は車に常備して(笑)

時々、警察に職務質問されたりとか(笑)「大丈夫ですか〜?」コンコン(窓を叩く音)そして、事情を説明して。「大事な睡眠時間を邪魔して、すみません。」って言ってもらったりして。(笑)

だけど、「元気で働ける時は一時だよ。だから、頑張れ。」って、現場の長老が教えてくれます。「何年働かれたのですか?」と伺うと、「そうねぇ、かれこれ、75年だね。」「え〜!そんなにぃ〜!すごいですね〜。」と、私。そしたら長老、「すごくないよぉ〜、だって、地球の歴史からしたら、一時でしょ〜?」なるほどぉ、でも深い、深すぎる・・・。現場は、実に素晴らしい方にお会い出来ます。

現場でお話しをさせていただくと、今も農家の方や漁師さんは、空や月や、星にとても詳しい方が多いです。自然とともに生きているって、すごいことだなぁって、そう思います。忘れ掛けていた人の感覚を思い出した時間でした。「タコはよぉ〜〜、二本の足を頭の後ろに回して、昼寝するんだぞ〜。」なんて、時々だまされるけど(笑)

そういう人に、私はなりたい。
(宮沢賢治のアメニモマケズをパクリました(笑))

今日から2日間は、教材用の、びっしり技術の撮影です。頑張りましょう。