2014年9月30日

紫波町立紫波第二中学校

今日も岩手県内の中学校へ。
全校生徒の皆さんに向けて、
90分のお時間をいただき、
復興教育授業に伺いました。

岩手県紫波町立第二中学校。

校長先生も、副校長先生も、
他の先生方々も、こちらの中学校には、
東日本大震災発生もずっと、
被災地沿岸の中学校に勤務され、
被災地の子どもたちも守り続けてくれた、
先生方々が、とても多くいらっしゃいました。

授業終了後の代表挨拶では、
三年生のお二人が前に出てくれて、
感想を述べてくれました。

「生きている人と、死んでいる人と、
これから区別して考えることは
やめようと思いました。
亡くなった人の背景を考えると、
自分と同じ、
大切な人たちが居ることに気が付きました。
身の回りの「いのち」に意識して、
一つ一つのことを相手の立場に立って、
しっかり考えて何事も決めて行きたいと、
思いました。」

今日の話の内容としては、
私自身が後悔したことを中心に、
私も人に支えてもらって毎日、
生かしていただいている、と言う
話をさせていただきました。

ご縁は、納棺からでした。こちらにお勤めの先生の、
大切なご家族の納棺を担当させていただき、
喪主さんだった先生は、
喪主と言うお立場を一生懸命努めておられました。
ご夫婦で学校の先生と言うことで、お話しを伺っていました。
少し前に奥様の学校に、
今回は喪主さんだった先生の学校。
先生の大切なご家族、亡くなられた方が、
つないでくださったご縁だと思い、精一杯
今日の日を努めさせていただきました。

ありがとうございました。

遠野市立遠野中学校

29日の昨日は、
遠野市立遠野中学校に伺い、
全校生徒の皆さんと、
保護者の皆様に、
90分のお話しを
させていただきました。

終わりに、
皆さんを代表して
中学三年生の男の子から
感想をいただきました。

「自分のいのちを意識したことがなく、
自分の周りの人たちへの気持ちも、
今日は深く考えることが出来ました。
これからは、
自分のいのちも、
周りの人へたちのいのちも、
食べ物のいのちへの感謝と、
一つ一つ意識して、
生きて行きたいと思いました。」

沿岸から遠野へ引っ越して来て、
この地で震災後に新たな生活を送り、
亡くした家族、
未だ見付からない家族を思い、
先生や地域の人たちに
支えられている子どもたち。

家庭の事情も様々にありますが、
皆さんのキラキラした笑顔と、
温かい涙と、
力強いまなざしに、
私も生きる勇気をもらいました。

一緒に過ごした90分、
共に大切にして、
頑張りましょうね。

お世話をいただきました、
校長先生、諸先生、地域の皆様に、
心から感謝を申し上げます。
ありがとうございました。


2014年9月28日

作業療法士東北大会講演

27日の午後からは、
作業療法士東北大会講演として、
公開講座とのことでお招きいただきました。

学会のプログラムの中で、
夢ハウスを立ち上げて下さった、
藤原茂代表が午前中に講演され、

私が午前からの公開講座を、
担当させていただきました。

どちらの会場も会場は満員で、
別室も準備され、
モニターを映し出して、
講演を聞いてくださった皆さんもいらっしゃいました。
と、会場担当の方に教えていただきました。
有難い限りです。

昨日は夢ハウスから、
吉山くん、横ちゃん、そして中学生が手伝いに来てくれて、みんなの「クッソー」(藤原茂代表は、子どもたちにそう呼ばれている。ニックネームである。)
学会の会場なんだけど、夢ハウスにいるような、
そんな素敵な雰囲気でした。

とても素敵なご縁がありまして、可愛らしい女性に、
講演終了後に声を掛けてもらいました。

「覚えてますか?」と女性。
「?」と私(笑)
「祖父と祖母と父の納棺を、笹原さんにやってもらいました。あの時は、取り乱してすみませんでした。でも、立て続けに家族を亡くして、どうしようもありませんでした。どうして自分ばっかりって、あの時は思っていました。でも、火葬の時に、「自分に出来ることは全部尽くした」と思えました。納棺の時に、いっぱい出来たことは、今でもお守りです。あの後、私は人の役に立ちたくて、作業療法士になりました。」

人の人生に関わるご縁であることを、
又、意識した時間でした。
頑張れ、私は精一杯応援してると思いながら、
握手をしながら、胸がいっぱいになりました。

作業療法士になり、藤原茂代表の世界にいっぱい触れてくれた昨日の子、
きっと素敵な作業療法士さんなんだろうなと、思った時間でした。

病気や事故等で障害を持つことが世の中には多くあります。その人が自立して生活が出来るように、作業療法士さんは医療や介護の現場でチームの中で、リハビリを通じて体の機能の回復や、今の状態から生活を送るために訓練含めて支えてくれて活躍されるプロのお仕事をされる人たち。詳しくは、お近くの作業療法士さんにお聞きください。とっても頼もしいです。

ご縁をいただき、ありがとうございました。


北上市立南中学校

片道5時間、福島県磐城市から帰ってきて、
27日の午前9時からの90分、
北上市立南中学校三年生と保護者の皆様へ向けて、
お話しをさせていただきました。

生活の中にあるいのちと、東日本大震災の中にあるいのちと、
様々に皆さんと考えました。

最後は前に出て、御礼の挨拶をしてくれたお二人。

中学校三年生男子、
「僕は普段から考えたことが無いこと、
知らなかったことを沢山知りました。
自分の身近ないのちから大事にして、そこからつながるいのちを行きたいと思いました。」

中学校三年生女子、
「お話しを聞いていて、早く帰って家族に会いたくなりました。知らなかったことを知れたことは、見えていることだけではなくて、見えていないことにも、これから色んなことに気が付けるきっかけになれると思いました。」

「見えていないこと」とは、幽霊とかの話ではなくて、
安置所の警察官のお話し、
福島県に伺った時に「原発事故で捜索出来ない場所がある」と聞いて嘆いて帰って来て、警察官に話を聞いてもらって、その刑事さんが志願して福島県警に支援に入ってくれて、防護服を身に付けて、みんなの家族を捜索してくれたこと、そして宣承さん(厳しくも優しい、お坊さん)のお話し、人の目が無い見えていない場所での、色んな人達の活躍をお話ししました。

みんな色んな想いを持っていることを知り、
それぞれの答えを教えてくれて皆さん一人一人が、
家族、先生方々、地域の中に守られ、育っていることを感じました。

立派にならなくて良いから、
目の前の小さなゴミに気がつけて、
それを拾える行動力を培って、
今日と言う日を一生懸命に生きて欲しいと、
提案しました。

復元納棺師として生かしていただき、
お一人お一人の人生、いのちに、
関わらせていただいて、
明日が来ることが奇跡だと思う毎日。

明日は当たり前に来るのではなく、
今日は明日を迎える準備も大切であること、
自己の反省と、周りの人への感謝を忘れずに、
いのちを輝かせて行きて行きましょうねと、
お話ししました。

昨年に続き、皆さんとお会いしました。関係者皆様へ感謝を申し上げます。


磐城共立高等看護学院

26日、福島県の被災地沿岸部にある、
磐城共立高等看護学院の文化祭。
特別講演にお声掛けいただきました。

最初にご連絡をいただいた時、
私のスケジュールの空きが全く無く、
お約束してから2年越しで、
やっと伺うことが出来ました。

公開講座とのことで、学生さんの後ろの席には、
地域の方も多くお出で下さいました。

学生さんは、被災地で生まれ育った子どもたちです。
いわきの、福島県の看護の担い手です。
彼らが見てきた福島県、そして今。
普段の生活の中に東日本大震災と、
もう一つ原発の事故を抱えています。
それでも、医療従事者になれば、
毎日の使命を果たし、一日一日を過ごさなければなりません。
東日本大震災の発生時は、みんな高校生だったそうです。

校長先生も、先生方々も、学生さんも、地域の皆さんも、
みんな素敵な皆さんでした。

校長先生は、病院の院長先生もされているそうで、
講演の終了後に、お話しをしてくださいました。

「30年以上も前の話です。僕は心臓血管外科で、
たくさんの手術を担当させてもらました。(中略)
ある時、術後に亡くなった小さな子どもさんが居ました。
解剖も担当して、終わってから、
その子の顔が青白く蒼白になっていることに気がつきました。
見渡しても当時はお化粧品も何も無くて、解剖室を見渡すと、
黒板とチョークがあって、僕はそのピンクのチョークを削り、
指で、頬と唇に色を付けました。」

先生の中にずっと一緒に生きている患者さんは、
きっとたくさん居らっしゃるのだろうと、胸が熱くなりました。

マザーテレサの言葉があります。
「どれだけたくさんのことをしたかではなく、
どれだけ一人一人に心を込められたのか。」

まさに、校長先生は一人一人に心を込めていらっしゃいました。
人の目が無い、見えていないところでの先生のお人柄。
とても、心温まるお話でした。

皆さんにお会い出来て、本当に嬉しかったです。
又、お会いしたいですね。ありがとうございました。


2014年9月25日

保育連絡協議会大会講演

「北海道・東北ブロック各道県保育連絡協議会大会」の講演に、
お声掛けをいただきました。会場は、岩手県盛岡市です。

今年の春に、
岩手県内の保育士の大会で、
お話しをさせていただきました後に、
お申し込みをいただきました、
今回の、ご縁です。

「いつも通り、お話して下さいね!」と、
会長さんからお声掛けいただき、
だいぶリラックス             >_<

現場で、就学前の子どもさんたちと、
ご縁をいただいた時のお話などを、
お話しさせていただきました。

私も小さな頃に保育園で育ち、
おやつの時間が楽しみで、
給食のおばさんが作ってくれる、
ココアが大好きでした。♫♫♫
給食室からココアの匂いがしてくると、
みんなで覗きに行き、
何だかよく分からないけれど、
ワクワクしながら、
給食のおばさんに手を振っていました(笑)

昔から勝ち気だった訳では無く、
私にもそりゃもう、可愛い頃があったのです!(笑)

悪いことをすると、
「ネズミ婆さんのお部屋に行く?」と、
保育園の先生に言われたもんです。
みんなでビビって(笑)
「嫌だぁ〜」なんて。
ところで、ネズミ婆さんって、
どんな人だったんだろう???(笑)
暗くて、広くて、見るからに恐ろしい物置が、
ネズミ婆さんのお部屋と呼ばれていました。

皆様にお会い出来ましたこと、
心から感謝を申し上げます。
大変お世話になりました。
とっても素敵な関係者の皆様・先生方々でした。
ありがとうございました。

講演終了後、
明日の講演のため、福島県に向かっていました。
福島県は全く宿が取れず、
今晩は宮城県に泊まります。( ̄Д ̄)



お彼岸

自分の家のお彼岸のお参りに行けていないけど、「ごめんね。」と、じじの部屋にある
仏壇に手を合わせていました。

現場第一に走りながら、
アポイントのお約束も現場が入ると、
お待たせしてしまうと言う、
本当に申し訳無く思っている状況ですが、
御理解いただいて大変、有難い限りです。

「お彼岸だよ!」沿岸の、あの津波から家族の帰りを待つ御遺族からも、
たくさんお電話をいただいていました。
警察の捜索も、まだまだ続けていただいていて、
みんな、希望を捨てずにいられるのだと、
教えてもらいます。有難い限りです。

全国からお問い合わせが多くなった、
お医者さまからのお問い合わせ。
患者さんの復元に力を尽くしてくださろうと、心打たれる日々でございます。
医療の現場も、難しい復元が多く存在します。

私が伺う、警察の検視でお世話になる、強烈な臭いの腐敗、
形を留めない変形等、警察では大事に安置をしてもらっています。
こちらも難しい復元が存在しますが、警察官も一生懸命手を尽くしてくれます。

でも、亡くなる方に関わる専門職の目は、今の状態だけではなくて、それ以上に、
その背景と環境を見ています。
背景や環境の「今」を見て、
生きざまの「過去」を見て、
遺された御家族が求める形で、
「未来」のお手伝いです。

葬儀の時間には、
宗教者がお出でになりますから御遺族は、
宗教者の言葉と存在を求めますので、現場はそういう時間の流れになります。

御遺族の訪問をさせていただくと、
「御住職との会話」に道を見付けられる方が本当に多くいらっしゃいます。
納棺師はあくまでも、影の存在。汗だくで(笑)忍者の様に動き回って、現場で尽くします。

そんな風に、故人の傍には必ずプロが居て、
時間も人も繋がっているのだと思います。

みんな、亡くなっている人に話し掛けることは普通のことで、光が当たらない「死」の世界ではありますが、人の温もりは普通の生活よりもあると、私は思ったりすることがよくありますよ。

お彼岸も、一人一人の大事な背景があるから、
想い出をお話しいただきながら、私も癒されます。

「お参りに行きなさいよ〜」と怒られながらですが(笑)

2014年9月22日

プロフィールの時の

講演の時のプロフィールの紹介で、
巫女として奉職していた時代の、
若かりし頃の話が、よく分からないけれど(笑)
最近、とても人気がある。

厳しい規律の中で過ごした、あの毎日・・・。
朝から晩まで時間があれば、舞の練習と、とにかく掃除。
御祈祷奉仕と、
結婚式奉仕、
授与所で御守りを授与したり、
事務的な仕事ももちろんあった。

覚える舞の数はものすごい数で、
舞楽の足や手の位置が、
なかなか覚えられなくて、
毎日トイレで泣いていた一年目・・・、
でも、とってもお腹も空いていた(笑)
と、言う話(続きは講演で⁉︎)
がとても人気がある(笑)

先日、永平寺を拝観させていただいた時に、
曹洞宗宗務庁のお坊さんのお心遣いで、
ご案内下さった雲水さん(修行僧)に聞いてみた。

「今、お腹空いてますか?」
「実は私、お腹全然空いてないんです。」
「本当に⁉︎」
「それが、永平寺に入山してから、
5Kg太ったんです。元々、痩せ過ぎ
だったと思うので・・・。」
背の高い、ガッチリ型の、とっても礼儀正しい雲水さん。
「永平寺の食事は、栄養があって、とても美味しいですよ。」

きっと、規則正しい生活は、
体のバランスを取ってくれるのかなぁと、思ったりした。

って言うか、拝見しているだけで雲水さんの運動量は、
すごい!と思った。

巫女の時代の厳しい毎日を思い出しながら、
雲水さんの運動量は、それをはるかに超えるものだと思った。

巫女の時代の初期、毎日の装束の着付けに1時間は掛かって居たけれど、
一年目の半ばを越えた頃には、10分で着れるようになった。
お祭りの種類、大祭・中祭・小祭で着る装束はみんな違うけど、
覚えるのは大変だったけど、いつしか着付けの指導も出来るようになっていた。

あの時も今と同じことと言えば、何度もくじけながら、
少しずつ、一歩ずつ積み重ねているだけ。
根性と、心臓の強さは巫女の時代に培ったものかもしれないなと、
そんなことを思う今日この頃でした。

2014年9月21日

日総研・札幌セミナー

赤ちゃん・子どもの特別講座です。
全国7会場を回らせていただいています。

日総研さんの、「こどもケア」の本で、
6回連載として寄稿させていただき、
今月5回目の原稿を提出します。

札幌セミナーの会場には、
片道3時間掛けてお出で下さった方も、
休みを取ったり、
今日の日の為に頑張ったと、
お話しをして下さる方も
いらっしゃいました。

ICU(集中治療室)、
NICU(赤ちゃんの集中治療室)、
小児病棟、
ER(救急救命)、
専門職として御活躍される、
皆さんが集まられました。

葬送の時間の中に居てくれる
プロの皆さん、

宗教者、
警察、
火葬場の皆さんのお話をじっくりと。

葬儀社さんが
あまり関わらない赤ちゃんのお見送り、

精一杯生きた子どもさん達のお見送り、

「死」は生きることを教えてくれる、
現場で起こる様々なことを、
皆さんと一緒に考えました。

デモンストレーションや、
実技等を中心とした技術セミナー、

やっぱり何より心が大切なんだと、
今日、お集まりの皆さんと、
一つ一つ共有させていただき、
私も自分の現場を振り返りながら、
一人一人のご縁をいただいた、
可愛い、可愛い子どもさんたちを、
偲び、想い出した時間でした。

あの子たち、今頃何をしてるのかな?
きっと、皆さんと同じ思いで私も過ごさせていただいていました。
大変お疲れ様でした。心から、ありがとうございました。


2014年9月20日

ルームシェア⁉︎

夏は暑いので、
犬のチロと猫のポチ子は、
縁側で過ごしていた。

出張から戻ると、
夜はとても寒そうで・・・。
とりあえず、私のお部屋へ。

今日は出張に出る前に、
早朝から事務所で仕事をして、
飛行機の時間に間に合うように、
一旦家に帰り、
チロとポチ子のシャンプー。

じじの部屋に、
チロとポチ子のお家を引っ越し。

じじ曰く
「お、同部屋か⁉︎そうか、そうか、
引っ越しそばを食べないと」

「ルームシェアとも言うんだよ。」
じじ
「???ヘェ〜。ほほぉ〜。」
多分、どうでもいい情報だった⁉︎(笑)

犬と猫に、本当にそばを
食べさせてしまうかもしれない
そんな不安に駆られながら(笑)

シャンプー後にニャーニャー鳴く、
ポチ子をバスタオルで拭いてくれる、

チロとポチ子のアイドル、
82歳のじじでした。






2014年9月19日

岩手県盛岡市高齢者大学講座

行政からのご依頼で、
岩手県盛岡市高齢者大学講座・
一般公開講座で、
お話しをさせていただきました。

新聞や広報告知もあったとのことで、
600名をこえる皆様が、
会場にお集まりくださいました。

地元岩手県の皆様、
沿岸から引っ越されて来られた方、
沿岸が出身地である方、
様々なお立場で、
今日の講演を聞いてくださいまして、
ありがとうございました。

岩手県は南部藩と伊達藩に分かれていて、
送り方も宗派や宗旨に則り、
同時に地域の風習を組み込む等、
納棺の時間のお話も組み込みながら、

一緒に皆さんと考えたり、
振り返ってみたり、
未来を考えてみたり、
私にとっても、
本当に有意義な時間でした。

講演中、
私の腕時計の針が見えなくて、
改めて老眼が進んでいることに、
もう年だなぁ・・・と
少し嘆きを抱えながらも、
出張から戻ったら、
眼鏡を買いに行こうと決心していました。

120分のお時間を、
拙い私の話にお付き合いいただき、
ありがとうございました。

準備等、お世話になりました皆様に、
心から感謝を申し上げます。
ありがとうございました。

子ども夢ハウス再放送


9月の23日、
30、
10月7日、
29日の深夜。

時間と内容はテレビ欄をご確認ください。
(聞くのを忘れてしまった!)

また、詳しく分かりましたら、
お知らせ致します。

皆様のご支援、
心から感謝を申し上げます。

2014年9月18日

第11回状況別ご遺体処置と死化粧のポイント

9月18日の今日は、昨日に引き続き、
東京の仏教伝導センターにて、

第11回状況別ご遺体処置と死化粧のポイント
のセミナーでした。

非常に難しい復元を、原因を解説し、
対処と安置法含めて、復元の技術をお伝えしています。

集中して講座を受講されている皆さんが、
みんな中盤で目が赤くなって来て、
それでも実習に熱心に、
取り組まれていました。

同じ現場は二つとありませんので、
日々、どれだけ自分の引き出しを
増やすことが出来ているかが、
現場での勝負です。

今回は火葬場の職員さんも多く参加され、
みんなで火葬場のことも共有出来て、
良かったと思いました。

小さなお子さんを亡くした親御さんが、
火葬場で子どものお骨をきれいに
残してもらえた時、
それがどれほど難しい技術なのかを、
知っているからこそ、
心を掛けて手を尽くしてもらえた結果に、
とても嬉しかったと話されていたこと、

さすが火葬場の職人さんは、
「インコの骨も残せる」と言っていて、
みんなで「おぉ〜!」と拍手した時間もありました。

直葬だ、家族葬だと言われる現代も、
納棺をお寺さんが行なってくれる地域が、
まだまだ残っていること、
土葬の地域が残っていること様々に、
古き良き日本の伝統文化が、
根強く残っていることに、
とてもホッとする時間がありました。

色んな納棺の形があって良いとは思います。
でも、昔から納棺は家族の大切なじかんで、
そしてみんなで行い、宗教者の力を借りて、
大切な人をみんなで送り出しました。

文化が進化しても、大切な意味を忘れてはいけない。
皆さんとお話をしながら、深い時間を過ごさせていただきました。
綜合ユニコムさんにいただきましたご縁に、感謝を申し上げます。


第14回ご遺族参加型納棺手順とポイント

綜合ユニコムさん企画、9月17日、
第14回ご遺族参加型納棺手順とポイント、
東京の仏教伝導センターを会場として、
葬儀担当さん、
納棺師、
エンバーマーの皆さんが集まりました。

毎回新しい情報をテキストに組み込み、
更新しているため、

この講座は、
非常にリピーターの方も多く、
皆さん熱心で、
何せ、ずっとデモンストレーションや、
実習が続きますので、
間違いなく毎回皆さんは汗だくになります。
そして、伝える私も汗だくです。

項目も多いので、
受講される皆さんもなかなか大変です。
終わったらみんな、フラフラです。

現場では、
ご遺族の希望が非常に多いので、
沢山のことをお伝えしました。

皆さんが現場で、
一つでも多く講習の内容を持ち帰られ、
実践していただいて、
ご遺族の要望を形に変えて、
御活躍いただければと思います。

テキストを他で使用する場合には、
参考資料として、
ユニコムさんにご連絡いただいて、
使用の許可を取っていただければと思います。

又、皆様にお会い出来ることを楽しみに
致しております。
益々の御活躍をお祈り申し上げます。


東京桜町ホスピス

15日、東京にあるホスピスに伺いました。今回は、
Dr.にご縁をいただきました。

こちらのホスピスの皆さんは、
シスター、
看護師さん、
ソーシャルワーカーさん、
セミナーや講演会等、ご縁をいただく場は違えど、

本当にご縁の深いホスピスです。

「笹原さんに会いに行くのよって伝えたら、お子様を亡くされた
お母さんがね、手作りで御守りを作ってくれたのよ。はい、どうぞ。」って、
セミナーに来てくださった、
とっても素敵なシスターから、
いただいた御守りを、
私は今でも大切に持っています。

今回も、Dr.からいただいた、
ボランティアさんが、
手作りで作ってくださった
プレゼントをいただいて、
宝物が増えました。

沢山の方の人生を見て来られた
Dr.が言いました。
「生き方は、死の迎え方と環境を決める。」
なるほど、その通りだなと思った。

病気が発覚した時に、
家族が居なくなることがある。
病気が発覚した時に、
家族が献身的に支える家もある。

その人がどう生きて来たか、
確かに最期を決めることは多い。
最期に「しまった!」と、
気付く人もいる。
例えその人が一人ぼっちになったとしても、
だから、医療や福祉が最期にその人を支える
家族になるんだと、Dr.が言っていた。

患者さんと約束したからと、
希望通りに処置の手当を最期にしてくれる、
火葬まで大丈夫だったかな?
とDr.はずっと患者さんを心配してくれる。

素敵な方にお会いすると、気持ちはとても温もりでいっぱいになるものです。
私が存じ上げるDr.は、立ち位置をこえて向き合ってくださる方ばかりです。




2014年9月15日

子ども夢ハウス 「恐山参り」

「人は死んだら何処へ行くのか」
「自分の家族に会いたい」
「自分が死んだら会えるのか?」

子どもたちからの質問は、いつも直球です。
知りたいことに一緒に向き合って答えを一緒に探すこと、
生きるために必要な質問だからこそ、
オカルトで終わらせるわけには、いきません。

日本には生きながらにしてあの世に行ける場所があり、
そこは「霊場」と呼ばれています。
日本三大霊場の一つ「恐山」が東北にはあり、

「1000年以上前から守り伝えられた恐山、
大昔から亡くなった大切な人に会いたくて、
昔から色んな人が、そこを訪れているんだよ。死ななくても、
生きながらにして、あの世に行けるんだよ。」そう話したことがありました。
ところがみんな、予想外の展開!なんとその場で
「行きたい!」と言い出しまして、

先ずは藤原代表に、その思いを一生懸命伝えて、
子どもたちは許可を請いました。

「子どもたちが行くような場所じゃないよ。」
昔から大切にされてきた霊場に、軽い気持ちで行くなと言う反対や、
「素晴らしいね!」と心構えを教えてもらったり、恐山参りのために動き出した
子どもたちは、大人の人たちが持つ一人一人の悲しみに出会いました。

子どもたちは自分たちで話し合い、
実行委員長、副実行委員長が決まり計画を吉山くんと横ちゃんが支えました。

半年間準備して、本当に沢山の皆様に温かい御支援をいただき、
9月14日に子ども夢ハウス17人で恐山参りが叶いました。
恐山のお山は、みんな大切にしている信仰のお山です。
約束ごとをバスの中で何度も口に出して確認しました。

走らない
大きな声を出さない
人の悪口を言わない。
みんなきちんと約束を守りました。

恐山のお山の奥に、湖があります。
昔の人は、ここで大きな声で亡くなった家族の名前を呼びました。
だからみんなで、この場所だけは大きな声で会いたい家族の名前を呼びました。
「おーい!会いにきたよ〜!会いにきたよ〜!」
一生懸命叫びながら、涙がポロポロ出てきてしまうのは、自然なこと。
帰り道で、「本当に来れて良かったね!」みんな口々に、話しました。

悲しくなった時迎えてくれる場所がある。それを、今回しっかり経験出来たと思います。

皆様の御支援に心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。




2014年9月13日

じじ&チロ

チロ・・・。
「おれはシロと呼んでいる。
シロって呼んでも来るぞ!」
いや、じじ、
そういう問題じゃないよ・・・。

大人気のじじ&チロです。

チロはじじが大好きで、
じじも、満更でもない(笑)




2014年9月12日

心に残ったこと

修行僧の雲水さんに、
永平寺をご案内いただいて、
とても心に残ったお話がありました。

道元禅師が都で教えを広めていた時、
沢山の反対勢力に会ったそうです。
その時、越前国の波多野義重
(はたのよししげ)公が、
「自分の土地を是非使ってください」
と、道元禅師に土地を提供されたと。

永平寺の歴史のスタートは、
道元禅師の御苦労からのスタートで、
「私たちはそれを忘れずに修行僧として、
(中略)修行をさせていただいています。」
と、おっしゃっていました。

私は礼儀正しく、
物をとても大切にする、
気持ちが爽やかで深い雲水さんと、
お話しをさせていただいて、思った。

社会に出る時に、
みんな歴史のある近くのお寺(宗派問わず)
で御奉仕させていただいて、
それから社会に出れば、
きっと安泰の社会になるんじゃないか?

道徳心と、
礼儀作法と、
いのちのこと、
生きること、
社会の仕組み、
上下関係、
横のつながり、
日本の歴史と文化も学べる。
今、寺子屋がとても流行っているらしい。 少しだけだけど仏教に触れさせていただいて、
「すごいなぁ。」と感じた。
もっと知りたいと思った。

帰ったら宣承さんに色んなことを、
聞いてみたいなと、思った。
宗派を問わず、お坊さんの所作は、
物を粗末に扱わないから、
本当に気持ち良く、とてもきれい。
お坊さんの言葉の使い方を聞く度に、
日本語って、こんなに素敵だったんだなぁと、
素直に思う自分が居る。
学びの多い旅となりました。

曹洞宗寺族集会様講演

神社の巫女として
奉職させていただいていた時、
石川県の神社に交換研修で伺った時、
お参りさせていただいたことがありました、永平寺。
この度20年前振りに、
お参りさせていただきました。

曹洞宗宗務庁の僧侶の皆様のご配慮で、
修行僧の雲水さんに、
永平寺をご案内いただいて、
講演前にすっかり素直な気持ちに
なってしまった私。

全国からお集まりになられた、
寺族(お寺の奥様)集会の、
特別講演にお招きいただき、
90分のお時間を頂戴し、
お話しさせていただきました。

東日本大震災から三年半、
それを強く意識していた昨日。

東日本大震災でご縁をいただいた、
安置所の中のこと、

本当にたくさんのことが、
頭の中を駆け巡っていました。

100名をこえる寺族の皆様の後ろで、
沢山の僧侶の皆さんが
見守って下っている会場の中。
とても安心出来る雰囲気の中で始まった講演。

もう最初から泣けてきてしまって、
言葉が詰まってしまい、
大変なご迷惑をお掛けしてしまいました。

2時46分、
曹洞宗宗務庁僧侶の方が、
温かいお言葉の後に、
黙祷のお声を掛けていただき、
永平寺の聖域の中で、
皆様に手を合わせていただいたこと、
感慨無量の思いでした。

地域を守り、普段から頼られる使命を持たれるお寺さん。
一人一人の相談に乗り、一人一人の人生をご存知だからこその、
とても安心出来る雰囲気で構えてくださる、すごい包容力でした。

ご縁をいただいた昨日に、
心より深く感謝を申し上げます。ありがとうございました。

2014年9月6日

82歳のじじ

娘思いの⁉︎
我が家のじじ。

テレビが大好きで情報通(笑)

朝の忙しい時に(笑)、
「おい!今、ダイエットのテレビが
やってるぞ!」と、走ってくる。
「体が動かねーよ!」と普段言いつつも、
そんな時は走れる⁉︎じじ(笑)。

昨日の夜に、いきなり宇宙人の話。
「地球人がよぉ、宇宙人のことをよぉ、
色々言うけどよぉ、

地球人は地球の重力で立っていて、
地球が回る速さに身を任せて、

宇宙人から見たらよぉ、
地球人だって一秒間に500m動いてて、
向こうから見たら瞬間移動だべ⁉︎

自分の足元見てない人がよ、
結局人のことをどーのこーのって
言うもんだよな。」

年寄りは、
テレビの情報から人生を考えるから、
やたら言っていることに、
説得力があるもんだ。

「なるほどね〜。」と言うと、
満足気にお部屋に帰っていくじじでした。

ただ、
あまりにも娘思いのため、
毎回、ダイエットの番組の度に、
切羽詰まった感じで来られると、
しかも、メールも来るもんだ(笑)
何かね・・・。(笑)

ま、ダイエット、
頑張りますわ(笑)

以上、リクエストにお答えしまして、
最近のじじ情報でした。

ありがとうございました〜♫(笑)

「死」ってなぁに?

色んな人の「死」に
触れさせていただくことは、
お一人お一人の人生に
触れさせていただくこと、
と同じこと。
だから、責任重大。

毎日、本当にたくさんの、
復元のご依頼をいただきながら、
思うことがある。

その人がどう生きて、
どんな困難を乗り越え、
幸せの価値観だったり、
好きなこと、嫌いなこと、
大切にして来たこと、物、人。
を、教えてくださる。
自分のことよりも、
誰かのことを思い、
思いをいっぱい、
話してくださいます。
「一人で聞くのがもったいない。」
と毎回、思う。

難しい復元が、
どんどんどんどん増えてきて、
毎回、現場で頭を悩ませながら、
じっと亡くなった方を見つめると、
「ありがとうね。」と、
なんとなく言われている気がして、
肩の力がフッと抜けると、
その方のおもかげに出会う、
胸にグッとくる瞬間がある。

先日納棺にご縁をいただいた方に、
お会いした時に教えてもらった。
「「うつじゃない?」って
すごく感じ悪く言われたから、
「うつの何が悪い!」って言った。」
男前だと思った。女性だけど(笑)
「大事な家族を亡くして、平気な訳ないじゃん!
あったり前じゃん!」って言っていた。

あの時に、泣いた顔を
いっぱい知っている私としては、
何とも愛おしく、
お空の上から御本人が何ておっしゃっているのかな?と、
あの時を思い出しながら、考えていた時間でした。
生き方は、人それぞれのペースで良いと思う。
それを私は現場で教わった気がします。

2014年9月5日

熊本県研修会

二日間お邪魔しました、
JA熊本経済連葬祭担当者研修会、
80名をこえる担当者の皆様が、
参加されました。

片道四時間半掛けて来られた、
葬祭担当者さんもいらして、
熊本県の広さを改めて感じました。

熊本県と言えば、
「あんたがたどこさ♬」の童謡の、
発祥地として知られる所です。

橋の横に狸の親子の銅像があり、
観光客がご利益を求めて撫でるので、
年中、ピカピカ磨かれているらしいです。
童謡の意味は諸説あるそうですが、
実際のところは、
歌を作った人のみぞ知るところでしょうか。

熊本県は曇りで、30℃近くありました。
例年になく日照時間が少なく、
40%を切っているとのことで、今年は
作物が思うように収穫出来ないとのことです。

日本の夏が年々暑くなり、
私たちの業務の中でも暑さ対策で改善しなければ
ならないことも増えてきました。
自然の中に生きる私たちは、
多業種同じ問題や課題を抱えながら、
やっぱり自然の中に、
生かされていることを又感じるところです。

出張中にも、
マンツーマンセミナーや、原稿の依頼、
講演のお問い合わせを多くいただいています。

スケジュールが来年の夏まで決まってしまって
いることで、なかなか御希望に添えないことも、
大変多くなって参りました。
いただきましたお問い合わせ順に、
お返事をさせていただきますので、
もうしばらくお待ちいただければと思います。

風邪も流行って来ているようです。
どうぞ皆さま、
お体を大切にお過ごしくださいませ。

2014年9月4日

JA熊本県経済連葬祭担当者納棺研修会

JA全農九州様からのお声掛けで、
今年は九州全県に伺い、
今回は熊本県に来ています。
一昨日の2日に熊本県入り。

昨日と今日と、
二日間のセミナーに、
合わせて70名を超える、
葬祭担当者さんが参加されます。

昨日は一日目。
地域のしきたりや風習、
重ねてご遺族の要望、
時代と共に短くなっている、
葬儀の期間・・・。

悲しみの期間は人それぞれで、
でも、昔から大切な家族を
亡くしたとき、
向き合う時間をゆっくりゆっくり、
掛けて行こうねと言う日本の伝統。

時間の経過と共にその度に思いは変わったり、
今の気持ちに何かしらが追加されたり、
「宗教者の存在は今の時代も、
遺された家族にとって、
相当大きくて、大切だよ。」
ベテランの担当者さんが、
教えてくれました。
「今の時代も、
亡くなってすぐの枕経、
納棺経、
出棺経、
葬儀のお経、
宗派により様々に、
地域に帰っても、
お彼岸にお盆、
人が一番切ない区切りの状況に、
宗教者が居てくれる。」
遺された家族が亡くなられた御家族に
心を掛けられるように家族に余計な負担や
邪魔にならないようにみんなで一緒に「葬送」に、
必死で向き合うことは多分昔から変わっていない、
変えてはいけないことなんだと、
昨日は改めて思いました。

今日の熊本県は雷・竜巻警報が出ていて、
大雨洪水警報が出ています。

今日は二日目研修会。行って来ます!

2014年9月1日

歯ブラシ

悲しみの感情も、
価値観も、
過ごした時間も、
大切と思えることも、
みんな一人一人違います。

おじいちゃんを亡くしたお孫さんが、
教えてくださった、とても素敵なお話があります。
もちろん、Blogに御紹介する、
ご本人の許可はいつも通りいただきました。

納棺終了後に私の車まで荷物を運んで下さったお孫さん。

孫「僕、すごく、じいちゃんに可愛がられていたなと、
思いました。あ、そうかって、気が付いた時に、
価値観って高まるものですよね(笑)。」

小さい頃、おじいちゃんのお誕生日に、
歯ブラシを買ってプレゼントしたのだそうです。
学校の歯磨き週間を頑張っていたお孫さん、
あんまり歯磨きが好きではなかったけれど、
おじいちゃんの誕生日プレゼントに歯ブラシを選び、
おじいちゃんにも歯の磨き方を教えてあげたそうです。
お孫さんはおじちゃんに、おこずかいから、ちょっと値段の張る
豚毛の歯ブラシをプレゼントしたのだそうです。

大好きなおじちゃんが亡くなった晩に、
お母さんから教えてもらったそうです。

「可愛い孫から、初めてプレゼントをしてもらった歯ブラシ、
「どうしたら良いか」とお母さんが、おじいちゃんから相談を受けた。」と。
「「総入れ歯だから、歯ブラシが必要ないけれど、それを孫に言えない」と。
だから、総入れ歯を入れたまま、歯ブラシを一緒にしたら喜ぶよ。」って、
お母さん、おじいちゃんに提案したそうです。

「僕の思い出の中には、おじいちゃんと一緒にニコニコしながら、
歯磨きをした想い出が鮮明にあって(笑)、でも、総入れ歯であること、
知っていたけど、気が付きませんでした。プレゼントするなら、
入れ歯洗浄剤ですよね。(笑)僕も年を取ったら、
じいちゃんみたいな、じいちゃんになりたいとおもいました。」

と、教えてくれました。

死は終わりではなくて、
遺してもらえた大切なことと向き合ったとぎ、
とっても胸が温かくなることに出会えることもある。
ずっと心の中に一緒に生きているって、
想い出が自分を支えてくれるって、
きっとそういうことなのかなと、
教えていただいた、素敵な時間でした。


すっかり涼しくなり

マンツーマンセミナー、
岐阜県からお越しいただき、
3日間汗だくでしたね。
雨が降ったり湿度も高く、
私たちも、汗だくでした。(笑)
大変、お疲れ様でした。
頑張りましたね〜!

私は何年ぶりかに風邪をひき、
涙腺の簡単なOpeもし、
顔がパンパンに浮腫みながらも、
仕事はこなさなけばならず、
そして腫れが引いて来た頃に夢ハウスへ。
夢ハウスの子どもと、
あるスーパーへお買い物へ。
日も暮れた夜のこと・・・

「るいこちゃん、ちょっと見て!」
と子どもさん。
「どうしたの?」と聞く私。
子「自動ドアの所、見て。
誰もいないのに、ドアが開いた。」
私「あ、本当だね。」
子「今度は奥の自動ドアが開いた!」
私「あ、本当だ!」
子「誰か、買い物に来たんだね。
手前の次に奥が開いたから、
帰ったのではなくて、
入って行ったってことだよね?
何か、必要な物があったんだね。
そっとしておいてあげようね。」
私「そうだね。そうしようね。」

と、そんなことがあった。
あの津波から見つからない家族を、
思い続ける人たちの会話は、
自然に亡くした家族と共に生きている。
怪奇現象とか、幽霊とか、傍に居て欲しくて、
本当にあったら良いなと、
思っている人たちも居る。

だから私の胸も、グッと熱くなる。

被災地の子どもたちに、
東日本大震災のことを、
きちんと知りたいと言われることも、
実は多くなっている。
全部知っている訳ではないけれど、
知っていることを伝えていきたいと、
思う日が多くなっていました。