2014年3月31日

火葬場のおじさん

「笹原さん、家の子どもがお空に上がるところを妻と見ようと思って外へ出たら、今の火葬場って、煙突も無いし、煙も出ないんですね〜。」最近、よくお話しをいただく内容です。昔は、みんなで煙突を見て、お空に上がっていく黒い煙を見ながら手を振ったものでした。「‼︎」この黒い煙と言うのが現代では問題になっており、ECOの問題に取り組むべく、棺の中に入れて持たせて差し上げるものも、地域により、どんどん制限が出てきました。黒い煙の出るものは入れられない!だから、お線香の意味も、みんな知りたい時代になりました。亡くなった人が登っていくための道しるべとも、亡くなった人の最高のご馳走だとも、向こうの世界に先に逝っている家族に会わせてくれる、仏様の所に導いてくれる、お線香の煙は、そういうふうに、とても大切に語り継がれています。子どもたちの骨を、小さな赤ちゃんの骨を、火力を調整して残してくれる火葬場のおじさんがいます。形が残るように、お父さんお母さんに、拾ってもらえるように、おじさんの深い思いは、なかなか遺族には知られない所ですが、私は知っています。子どもの形が残っているお骨を見たら、お父さんお母さんは号泣します。火葬場のおじさんは、その意味の大切さを知っています。みんな、誰かとつながっている。知らない所で、思いを持ってくれている人がいる。そういうことも、あるのです。おじさんは職人で、とってもシャイです。でも、いつもあの火葬場の窯の火の向こうから、故人と家族を見守ってくれているのです。ありがとう、火葬場のおじさん!

震災から三年目、お母さんたちのお休み

私のまわりの働くお母さんたちも、実に頼もしい。震災後も、ずっと色んな人たちを守って来てくれた。お年寄りや、子どもたちなど、たくさんの人たちを守って来てくれた。「今年ね、一年間はお仕事を休むことにしたよ。」「子どもたちと一緒の時間を、一年間お母さん業一筋として、お仕事を休むことにしたよ。」等々、震災から三年目の今、お母さんたちの決断の時。仕事を一旦休むという決断は、なかなか大変なものだと思う。でも、決断した時の表情は、とっても素敵だ。たくさん悩んで、決めたこと。皆さんにとって、良い一年間になりますように!祈っています!(写真は、可愛子ちゃんにべったりの、チロとポチ子でした(笑))

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2014年3月29日

昨日も被災地沿岸へ

昨日、沿岸の納棺に向かう途中、SLが走っていました。試運転だったそうですが、沿道にはたくさんの人がSLを見るために集まっていました。私も思わず、「おぉ!」と、シャッターを押していました。被災地沿道の納棺では、大切なご家族を亡くしたこと、東日本大震災で大切なご家族を亡くして、一生懸命捜して見付かったこと、見付からないこと、様々なことが、今でもお一人お一人の人生の中に存在しています。「この前ね、警察から連絡が来て、海で見付かったと連絡があったんだよ。DNAも一致したんだって。これから、葬儀をするんだよ。あと二人見付からないけど、本当にお陰様で、捜索を続けてもらっているから、頑張って生きられる。」と、教えていただくこともあります。「仮設住宅に住んでいるんだけど、とっても小さな友達が最近出来てね、その子のお陰で、生きている感じがするんだよ。年の差、75歳!(笑)あの子が20歳になるまで、生きていたいと思ったよ!」まだまだ終わらない東日本大震災と共に、どう生きたら良いのかを日々、考えています。昨日は子ども夢ハウスで、12回お話をする約束を子どもたちとしていて、二回目のお話の約束の日でした。納棺現場終了後、約一時間遅れの夢ハウス到着でしたが、みんなで色んなことを一生懸命考えられた時間だったと思います。キャーキャー騒いだり、真剣に考えたり、飛び上がって驚いたりなどの時間の中で、子どもたちの成長を深く感じた時間でした。後、10回、子どもたちのリクエストを組み込みながら、期待に応えられるように(⁉︎)頑張ります!お話し会の後、真剣に質問をしてくれる子どもたちと話していて、(毎度一時間以上、お話し会の後、みんなからの質問がずっと続きます。)夢ハウスの存在は、やっぱり大きいなぁと、思いました。

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季節の変わり目を感じる様になって来ました。

温暖化と気候の変化を感じながら、納棺時の安置法を考える毎日の中、現場でも会社に居ても、様々な職種のプロの皆さんとご縁をいただき、そして様々な年齢の皆さんとご縁をいただき。岩手県は被災地と呼ばれていて、通常の業務の中に、東日本大震災を組み込んで考えなければならないことも、本当に多くあります。納棺に伺うと、沿岸の納棺にも多く呼んでいただきますが、内陸の現場でも多く、沿岸から内陸に引っ越された皆さんとご縁をいただくことがあります。頭を悩ませ、情報を思い出し、出来ないことを出来る方向に、みんなで考えて持っていく。そして、今これは求められているのか、いないのか。必要か必要でないのか、確認作業は怠りなく。そして、納棺の現場で話す会話を、子ども夢ハウスでも、いのちの授業でも、復興教育授業でも、子どもさんたちに求められて、話すことが多い。とても素直で、とても真っ直ぐな、ごまかすことなんて到底出来ないまなざしに、吸い込まれそうになることもある。私の気持ちとしては、可愛いを通り越して、これはもう、愛おしいという感情なんだと思います。今、みんなと進んでる、足元をしっかり固めながら、未来に向かって一つずつ積み上げる努力は、きっと世代を超えて形になって行くのかな?と今日はそんなことを考えながら、走り回っていました。自分も小さな頃、大人の背中を見て、育って来ました。大人の涙もたくさん見たし、その時はとても切なかった。大人も、泣くんだなぁと、思った。強くて頼れる背中と、弱くて切ない背中と、同じ人なのに違う背中に見えることがあった。子どもは、大人の背中を見て育つ。お手本として、すぐ傍の人から学ぶ。だから、大人は責任、ありますねぇ。そうやって意識して生きることが、きっと大事。それを、知っているか知らないのか、自分もまわりの人も、生き方が随分変わると思います。今日も、本当に忙しかった。お陰様でした。( ̄^ ̄)ゞ

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大槌町吉里吉里海岸の現在

ボランティアさんに砂浜を何度も綺麗にしてもらった、吉里吉里海岸。何故、何度もなのか?と言うと、沖から流れてくる物が今でもたくさんあるからなのです。今日は、町の人たちも吉里吉里海岸で、大槌町を訪問して下さった皆さんに東日本大震災の体験を、爪跡が残るこの海岸で説明されていました。何度も来たこの場所ですが、毎回色んな事を考えます。沖から流れてくる物は靴、ジャンパー、毛布、事務用品の大型ホチキス、屋根の一部、波に揉まれて丸くなったレンガなど。東日本大震災は、まだまだ終わっていません。行方不明者数も、岩手県、宮城県、福島県合わせて約三千名。みんな、捜索活動を続けてくださる警察に、感謝しています。

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子ども夢ハウスおおつち 3月25日!

子ども夢ハウスに以前からお約束していたお客様がいらして、夢ハウスに行きました。スケジュールを合わせていただいて、ありがとうございました。到着すると、ポップのご飯のお皿に何故か、ポーちゃんが居て・・・(笑)お客様がお帰りになった後、みんなで釣りに行きました。かさ上げ前の、瓦礫が撤去された町の中を歩き、海に向かいました。壊れた防波堤の横を通り、被災した浮きが積まれた場所を通り、到着!しかし、強風のため途中で断念し、釣れたのは魚ではなく、ふのりでした!(笑)頑張ったね〜!次は魚が釣れるとイイね!と言って、夢ハウスに戻りました!

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2014年3月25日

あっという間の一日でした。

今日もとても忙しく、あっという間に一日を終えてしまいました。今日はお天気もとても良く、気分も良かったですね。地元に居る時は、本当にたくさんある業務をこなす時間も大切にしながら、更に研鑽しなければならないことに対しての時間も大切に。でも、忙しかったけれど、とても貴重で大切な時間にご縁をいただいたと思います。何より最近、納棺の時間の中でも、子どもさん達に相談されることがあります。「小学校に上がる時に、「友だち100人出来るかな!♫」って言う歌があるでしょ?でも、全校生徒合わせて100人居ない場合は、どうしたら良いの?」と。なるほど、少子化の影響は、ここまで来てるのかぁ。と考えながら、「その歌は、「学校で100人」って言ってないじゃない?だから、100人は全員自分の学校でなくても良いんじゃない?他の学校でも、中学生でも高校生でも、スーパーで会ったお年寄りでも、友だちって言ってくれたら、みんな友だちだよね。きっと・・・。」と、答えると、「なぁるほど〜!」とは言ってくれるけど、少子化の波は子どもさん達の歌う歌にも来てるんだなぁ。等々、日々本当に色々考えることがございます。今日を振り返りながら家に帰ると、またこの二人が癒してくれました。と言うか、ソファーを占領されていました(笑)動物の持つ力って、すごいなぁ〜と本日も感心しつつ、さて、明日も頑張ります。

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2014年3月24日

ポチ子とチロ

ストーブの暖かさでα派がスイッチオン!深い眠りにつく二人です。 最近チロは、テレビドラマの中で「ピンポーン♫」と玄関のベルが鳴ると、我が家にお客さんが来たと思うらしく、「ワン!ワン!ワン!」と知らせます。番犬にはバッチリのチロ・・・と、思いきや、とっても人懐こいので、もしかしたら番犬ならず、なついてしまうかもしれません(笑)

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「いのち新聞」17回目

おおよそ月に一度集まり、「いのち」に関する記事をまとめて編集を行う「いのち新聞」の活動も、第17回目を迎えました。現在まで三つの新聞が完成しています。今回は高校三年生の進路も決まり、お祝いと新天地での応援も兼ねての集まりになりました。いのち新聞の活動を始めた頃は、みんな岩手県に住まいがありましたが、現在は岩手県と東京、仙台と住む土地はみんな変わっても、志しは一つで活動を続けて来ました。四つ目になる次の新聞の記事の内容を含め、今日は様々、思い思いの提案を発表し、話し合った時間になりました。今日の集まりの場所は、東日本大震災を大船渡市で被災されたご夫婦が、元々大船渡市でされていたお好み焼き屋さんを、今は北上市でお店を再開された、お好み焼き屋さん、「大好き」と言うお店です。「今は北上市で頑張っているけど、いつか、大船渡市に帰りたい。」と、大将がお話ししてくれました。とっても美味しい、お好み焼き屋さんです。是非、どうぞ。 http://www.kitakami-kanko.jp/food.php?itemid=2980&catid=316>

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2014年3月23日

春季彼岸会・浄国寺様 講演

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彼岸の中日の今日、札幌市にある「浄国寺」様で講演をさせていただきました。若かりし頃、札幌生まれ札幌育ちの私は、浄国寺さんの前をよく自転車で走っていました。とても懐かしい風景に、昔を思い出していました。年は、あっと言う間に取るもんだなぁ〜と思う今日この頃でした。

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東日本大震災が発生してから、浄国寺さんの檀家さんみなさんも、ずっと手を合わせてくださっていたと、伺いました。心強く、とてもありがたい御支援です。お寺に集まり、活動をされる地域の皆さんのコミュニティの強さを又、教えていただきました。

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懐かしい札幌。忘れていた、札幌の極寒。「九州では、桜が咲いているらしいですね。」冬の寒さの厳しさの中、春の訪れの情報は、心に暖かさを感じさせてくれました。「札幌は、まだまだだなぁ〜。」そう、今日は、雪が降っていました。御住職は、岩手県は主に陸前高田市、福島県相馬市にご縁が深いそうで、ずっと御支援を続けていらっしゃるそうです。本当に有難いことです。本日は、皆様に本当にお世話になりました。ありがとうございました!

2014年3月21日

札幌市に居ました。

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札幌駅に居ました。天候が悪くて、飛行機がとっても揺れました。でも、パイロットさんの飛行テクニックが素晴らしかったです。これから、講演会場へ移動します。

沿岸も大雪でした!

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一面真っ白で、かさ上げされた道路がどこまでなのか、車が落ちないように、恐々運転していました。

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地盤沈下した土地のかさ上げの高さを示した看板が立っていました。こんなに高くなるんだなぁと、大雪の中で見ていました。

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子ども夢ハウスおおつちの「すり傷公園」も、真っ白でした。今回のドカ雪が最後で、春が来るとイイなと、思いながら(願いながら)帰ってきました。昨日は、大槌町の小学校の卒業式。みんな、本当に、おめでとうございます☆彡

大雪ですね。

今日はとてもすごい大雪でした。岩手県に居る時も、実は会社に居ることが非常に少ないのです。納棺師としても、復元師としても現場に伺いますが、それ以外の業務も実は非常に多く・・・。時間は上手に使わないといけないと、毎日学んでおりました。年層に頑張らねばと思う今日この頃です。(笑)今日、道路を走っていると田んぼに・・・⁉︎

20140321-014721.jpg 白鳥が居ました。白鳥が飛び立たないと、春はやって来ませんから、やはりまだ、冬なんだなぁ〜。と、思っていました。「アヒル?」「ん〜、確かに似ているけれど、あれは白鳥だよ。」と、子どもさんたちとの会話。又、別の納棺の時には、「あれは、ツルだべ?」「ん〜、確かに似ているけれど、あれは、サギの種類の鳥ですね。」「あいや〜!ずうっとツルだと思ってた!」「あ、頭に赤いのがあれば、ツルですから、もしかしたら、ツルだったかもしれませんよ!」なんて、納棺の時間に多い会話でした。ツルとサギは、大きさは違うけど、確かに似ている。ずっとサギをツルだと思って生きていたって、別に良い。誰かに迷惑をかけているわけでは無いし、何か、とってもキュートだから。と、個人的な意見でした。☆彡道中見た光景が、比較的会話で出てくることも多くあります。日本には四季があって、情緒的に四季に支えられて生きているんだなぁと、思うことも非常に多くあります。「四季折々、その時の記憶と光景が想い出になると言う心情は、良くも悪くも、生きている証拠なんだよね。」と、御遺族がおっしゃっていました。本当だなぁ、と思いました。☆彡さて、少し寝て明日も頑張ります!

2014年3月19日

今日は一日中雨でしたね・・・。

「涙雨って言うんですって。」雨の日の納棺の時間には、そうお話しさせていただくことも多くあります。「今まで、ありがとう。ずっと忘れないでね。」きっと故人は、そうおっしゃっているのではないかなぁと、故人のお顔に私も最後に触れさせていただきながら、そう思うことも多い。死の迎え方は、本当に色々ある。でも、いつも現場で思うのは、家族の形は変わっても、関係は何も変わらないんだと、教えていただくことが多いこと。みんな、苦しい中で、悩んで、考えて、いっぱい泣いて、そしていつだって大切な家族を思い続けることで、自分を支え、生きる力に変えていらっしゃいます。「今日は雨だなぁ。」って、現場でご遺族が言いました。「雨が降る度にきっと、今日を思い出すのかな?」ご遺族は時に、とっても素晴らしい表情をされます。泣いている顔も、怒っている顔も、悩み考えている顔も、もちろん笑顔も表情はすごいと思う。「人って、素敵だなぁ。」故人を一生懸命思う姿が、本当に素敵です。そう、現場で、いつも思います。

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納棺が終わり、帰り道の風景は私の心にも刻まれる時であり、こうして想い出という大切なものを、私にも遺していただいたんだなぁ、と思います。雪の田んぼに、霧が見事にかかっていた道中でした。「忘れられない光景だなぁ。」思わず、シャッターを押していました。

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今日の岩手日報の朝刊に載っていました。先日東京で行われた授賞式。著者の今西乃子さんの代理で、出席させていただきました。古舘くん、おめでとう!地元の岩手県の皆さんにも、こうしてお祝いしていただいたんだね!すごいね!「日本一」と新聞に書いてありました。その通り、古舘くんは、内閣総理大臣賞ですもんね。古舘くんのお父さんは納棺師で、五年くらい前、弊社の講習にも来てくださいました。東日本大震災のこと、そして、昼も夜も休みも無く、緊急出動の多いお父さんのお仕事も心から理解してくれたこと、私もとっても嬉しいです。縁の下の力持ちの、お母さんや先生方々に感謝ですね。本当におめでとうございます。

セラピードッグ、ポップ☆彡

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子ども夢ハウス、本日はお休み。ということで、吉山くんのお休み中に、ポップをお預かりすることに。愛おしいポップ、ようこそ〜!じじが一番嬉しそう(笑)早速、世話をやいています。聞き上手の吉山くんに、犬のことをあれこれ得意気に、しかも嬉しそうに話すじじ。
吉山くん「詳しく、ご存知ですね!」
じじ「家でね、いっつもテレビ見てるから。テレビで言ってた!」の言葉に、私も大爆笑。

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朝起きたら、ポップ特別仕様のお布団が整えられており(笑)もう、ポップのつぶらな瞳に負けそう(笑)みんな、そうなんだなぁ〜と、思いました。

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ポチ子も、ご挨拶。「初めまして!大きいね〜!」「うん、そうだよぉ〜。よろしくね!」と、言っているよう。

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私の現場中は、事務所で室長の菊池とお留守番。事務所にいらっしゃるお客様皆様を、とっても癒してくれました。さすが、ポップ!セラピードッグ、大活躍です!

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哀愁漂う、男の中の男の背中がまたにくいね〜(=゚ω゚)ノ夕方の吉山くんのお迎えに、とびきりの喜びようで出迎えるポップでした。大槌町まで気を付けて帰るんだよ〜〜!ϵ( ‘Θ’ )϶
それにしても、ポップは何も言っていないのに、何故みんな、「どぉしたのぉ〜!」って声のトーンを甘く、話し掛けるのだろう・・・。なんとも不思議なもんだ。ま、私もだけど(笑)つぶらな瞳にノックアウトでした!

ふかひれスープ

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気仙沼の方から、差し入れをいただきました。ふかひれスープ!ふかひれと言えば、コラーゲン。気仙沼と言えば、ふかひれ。「ふかひれ、頑張ります!」と、いただきました。そうしたらチロが、それをおねだり(笑)「チロは、全身毛に覆われているから、コラーゲン、関係ないよね⁉︎ふかひれ、必要ないよね、ね⁉︎(笑)」ふかひれスープの差し入れ、ありがとうございました。東日本大震災で被災した町の産物を復活させ、それを宣伝するのも大切な活動です。みんなで手をつないだら、誰かがその思いと、とっても美味しい物に出会える。素敵なことですね。気持ちの上がり下がりは、比較的多くあるものの、安定している時に、情報を収集したり活動をしている方は、私の周りにも沢山いらっしゃいます。「どうしてこんな気持ちになるのかなぁ〜。」悩んだり、考えたりする時間が自分のアンテナになり、沢山の出会いを経験されている方も多くいらっしゃいますね。悩んだり、考えたりしていなければ、目の前を通り過ぎても、アンテナに引っかかって出会いにつながらなかったかもしれません。悩んだり、考えたりすることは、何も悪いことでは無いのではないかと、私は思います。一人で抱えるのはちょっと辛いから、理解してくれる仲間が必要なんですよね。苦しい中で出会えば、感謝も生まれます。そうやって、皆さんは絆を深めていらっしゃいます。答えは、自分の中にあることがけっこう多いので、人との出会いは、新たな自分との出会いにつながるかもしれませんね。
昨日も、復元の現場に走っていました。現場の中には、東日本大震災で被災された方も多くいらっしゃいます。現場は、多くの社会問題にも直面します。そういう時間を積み重ねて、私も生かしていただいています。日々の生活の中に、終わらない東日本大震災はまだまだあります。夜は深夜まで持ち帰りの書類と、原稿のお仕事をしていました。はい、今日も頑張ってます!時々休憩しながら!(笑)←休憩ばかりは困るけど(笑)、根詰める時間が続いたら、休憩は切り替えのために必須ですよ!

2014年3月16日

子ども夢ハウスおおつちブログ

http://yumenomizuumi.com/blogotc/
子ども夢ハウスおおつちのブログのご紹介です。大笑いしました。そうかぁ、吉山くんは、大きな・・・(笑)どうぞ、時々覗いて見てくださいね。いつも、皆様のご支援を、ありがとうございます。
私はと言えば、地元にいる時は現場に走らせていただいていました。今月は残すところ、遠くの出張は一回なので、地元に居るときは現場に走りながら時間を見付けて、夢ハウスに行ってこようと思っていました。昨日は現場に向かう新幹線が朝一から運転見合わせで、高速道路で向かおうにも、事故で通行止め。何とか途中まで車で向かい、運転再開した新幹線に飛び乗り、現場に到着しました。沢山の方とのご縁を大切にして、目の前の課題に育てていただく毎日です。しかし、吉山くんの大きな・・・(笑)面白かった。(笑)

2014年3月15日

おもかげ復元師震災絵日記パネル展 御礼

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多くの皆さんからお声を掛けていただき、「よし、やろう!」と決意をして開催をさせていただきました。多くの報道関係の皆さんのご協力の元、新聞、テレビ、ラジオを合わせて8社様から告知を発信していただき、そこで情報を得られたたくさんの皆様が、予想を遥かに超える人数の方々にお越しいただきました。無料と言う事で、多くの子供さんにも来ていただけました。費用は全て、「おもかげ復元師の震災絵日記」の印税でまかないました。今回、「後援」や「協賛」のお話も多くいただき、有難いお話に深く感謝を申し上げます。

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私がほとんど不在だったため、普段活動させていただいている歌っこパーティと、いのち新聞の皆さんが、パネル展の開催中のお世話、お手伝いをしてくださいました。パネル展にお越しの皆さんとお話をした、パネル展の関係者も、中には同じ境遇のみんなも居りました。とっても素敵な人たちなんです。だから、きっと安心してお話をいただいたんじゃないかと、思います。カメさんの歌も、とても素敵だったと、感想をお寄せいただきました。そうです、カメさんの歌、普段から、みんな大好きなんです。それから実は今回は、新しい絵日記の一部を、パネル展の中でご紹介していました。心の中に大切にしていた、安置所の中の記憶です。
本当にたくさんの皆様にお越しいただき、被災地沿岸からも、内陸に引っ越されて来られた皆様にも、そして大切な家族を亡くされたお一人お一人と、東日本大震災の三年を一緒に考えてくださる皆さんと、同じ場所で、考えられたこと 、そしてパネルの中に居る人たちのことも大切に思っていただけたこと、心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。


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たくさんの皆様にご協力いただきましたパネル展でした。そして、多くの皆様からお声を掛けていただき、半年後にまた開催しようと考えています。実に、自分たちで開催することがどれだけ大変なことなのか、時間の無い中で、本当にたくさん皆さんに助けていただき、お力をお借りして、実施出来ました。お陰様で本当に、本当にありがとうございました。

2014年3月13日

公益社団法人 秋田県トラック協会様 講習会

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東日本大震災に於いて、多大な御尽力をいただいた皆さんです。安置所から搬送をしてくださった皆さんです。被災者の方が非常に多かったこと、火葬場が地震による影響で壊れてしまったなどで、震災当初は火葬待ちが1ヶ月以上の方も多く居ました。通常であれば、2〜5、6日で火葬を迎えるのですが、震災の時は、そうではありませんでした。前が見えない、そんな状況だったと思います。全国の霊柩車の組織の皆さんが、安置所から、全国各地で火葬が可能な火葬場を探して搬送してくれました。運転しているのは、ほとんどが葬儀社さん。だから、みんなに安置所で頼られました。「どうか、どこでもいいので、火葬してもらえる所に運んで欲しいのです。」ご家族が安置所で、皆さんにお願いされている姿が多くありました。

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当時は、偽物の搬送屋さんが出て、大変な騒ぎになったことがありました。警察管轄の安置所でも、警察も警戒体制で、搬送はとても慎重に行われていたんです。そんな中で、霊柩車の組織の皆さんが大活躍でした。秋田県で火葬をしてもらったと教えて下さったご家族がいらっしゃいました。おにぎりと、お米と、野菜を火葬場で持たせてもらって嬉しかった。と、おっしゃる方々が多かったですね。搬送してくれた葬儀社さんが中心になって、地域の皆さんで、集めて準備をしてくださったんですって。そう、ご家族が教えてくれたことがありました。今日伺ったら、搬送でご縁があった方々が、皆さんを訪ねて来られるんですって。想いで話をいっぱいされて、帰られるそうですよ。つながりって、すごいですね。本当にずっとお世話になっています。これからも、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

東日本大震災から三年、大槌町

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旧大槌町役場の写真です。陸前高田市から大槌町に向かいました。大槌町に到着したのは、夕暮れ時でした。

20140312-140723.jpg 大槌町は、400名以上の方が未だ行方不明です。東日本大震災が発生し、三年経つ今現在は岩手県、宮城県、福島県合わせて約3000の方が行方不明です。

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2時46分に地震が起きて、その後何波も津波が町に到達しています。家族が亡くなったのは、その時間なんだと、大切な家族を亡くした人たちは、みんな同じ話しをしてくれます。「何処に行ったの?早く、帰っておいでよ。」お参りが出来る祭壇の存在は、大切な家族と気持ちが繋がれる時間です。人により、見付かった場所だったり、海だったり、橋の上だったり、家があった場所だったりと違いますが、大切な家族と気持ちが通じることが出来る場所は、特別な意味を持ちます。「海と、家と、仕事場があった場所と、全部にお花を上げて来たんだよ。」と、教えてもらう時間もありました。


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子ども夢ハウスおおつちでは、藤原茂代表が、岩手県で行方不明の方の人数分の1100個のバルーンを空に向かって上げる企画を実行されました。たくさんの地元の方が会場に集まり、亡くした家族と見付からない家族に、皆さんが個々にメッセージを書き、バルーンに結び付けました。私も、未だご家族が見付からない皆さん方々と、大切な家族を亡くした皆さんから、メッセージをたくさんお預かりしたので、子どもたちに風船に結び付けてもらって、手伝ってもらいました。「お手伝いしたから、バルーン飛ばしても良い?」と聞かれたので、「良いよ。じゃあね、みんなの代わりにお願いね。」「は〜い」

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その後、子どもたちが私に聞きました。「この風船は、何処に届くの?」だから、答えました。「藤原先生がね、さっきマイクで言ってたよ。「お空の上の皆さ〜ん!こちらが見えていますか〜!今から、そちらに、このバルーンを届けますよ!」って。だから、


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お空の上に行った家族に、届くんだよ。」って。みんなで、ずっと、お空を見上げて手を振ったりしていました。藤原茂さんは、ガネーシャみたいだねって、「夢を叶えるぞう」みたい。少し前にみんなで話していました。だってみんなの夢を、叶えてくれるんだものね。