2013年5月31日

積み重ねと確認と自己責任

現場に居る時は、今でも神経を張り詰める。今まで、私には自分の納得する技術を教えてくれる人は一切居なかった。だから、自分で毎回考えて、悩んで、「どうしてこの色が出て居るのか」「何故、この死後変化が起きたのか」「変化させずに火葬を迎えるために、どうしたらいいのか」「ご家族は、何を求めているのか」「亡くなったご本人は、どんなお別れを望まれているんだろう」ご家族が故人と過ごせるように、安心出来る雰囲気をどうしたら提供できるのかと観察して考える事が多かった。それは、大切な家族を亡くされたご家族を目の前にして、自分の限られた時間の中で出来る事を探していたからだと思う。故人に対面し、泣き叫ぶ人。死が現実として認められず故人に近づけない人。故人の手を握り、「起きて‼お母さん‼」と叫ぶ子どもさん。毎回の現場で人の「泣く」姿に直面すると、「せめて、緩やかな涙に変わってくれますように。」と願う現場は多かった。話し方を色々工夫して、本当に手探りで本当に苦労してやっていくしかなかった毎日だったと思います。復元した時に「ここまで戻せるなら、生き返らせてくれませんか?」と、子どもさんを亡くしたお母さんに叫ばれて言われた時に、何も言えない自分が居ました。その言葉がとてもショックで、戻す事は、復元は何を意味するのか・・・と、一人悩み続けていた時に、そのお母さんから電話をもらって、ゆっくり話した時間がありました。「子どもを復元してもらって、今の自分がある。ありがとう。」と、泣いて言っていた。そして「どうしようもない時に、この時間に希望を叶えてくれる人が居て良かった」と言われた。変形して変化した子どもさんを、私も必死で復元した時間でした。そのお母さんとは、今も仲良しで、遺族ケアはこうして、ご遺族の希望からスタートしました。現場での、人が死を迎える事も、苦しみもがく涙も、未だ慣れることも無く、やっぱりそれに慣れたら復元師を辞める時だと私は思っています。現場は、自分に問うことを忘れると、自己満足に走り易くて危険であり、全てが当たり前になると、色んな事が人のせいにもなり易い。人に評価されることを求めることよりも、もっと大切で見落としてはいけない事が現場にはある。潔く、精一杯を毎回、目指します。結果も本当に大事だけど、プロセスの深い観察がもっともっと出来るように、出逢いを大切にしたいと思っています。参加型納棺を始めたすぐの時に、現場で生花が小さいとかどうのとか、誰々が来てないぞ、世話になったくせにとか、あいつはダメだとか、こいつもダメだとか、人の悪口をすごく、ずーっと言っている人が居て雰囲気が悪くなった瞬間があり、なんと、そこに居たおばあちゃんが、「あんたは人を評価出来る程、たいして立派な人間なんだなぁ(笑)自分が相手の立場になってみてから、そういうことは言うもんだ。いい加減にせんかい。あのよぉ、自分の殻を脱げば、たいして楽になるぞ〜」と言っていた。そのおばあちゃんがお孫さんに、「本当に立派な人は、愚痴も言わんもんだ。」と言った。私も思わず「なるほど〜」と言った。おばあちゃんが、「追加して言うなら、立派な人って言うもんは、自立してるのよ。自立って言うもんは、自分の足で立とうとして頑張っている人の事だ。いいか、オラみたいな人間の事だ(笑)」と、納棺の時間にみんなを笑わせてくれた。そして、おばあちゃんが言った。「この人(亡くなった方)は、そういう人だったからよ、この時間をみんなで大事にするべなぁ。」いつだって、お年寄りはすごい。布団を囲んで、みんなが一つになった時間でした。状況により、言葉は様々でも、納棺の時間には、とても素敵なお年寄りから色んな事を教えてもらう事も多い。やっぱり、参加型納棺をしようと思った時間には、必ずお年寄りが居ました。「亡くなった人が元に戻ること」「家族やみんなで着付けたりする事」「想い出に残る時間が、故人を想う事につながる時間」ご家族が求める参加型納棺は、そうやって今も、条件を確認しながら現場で育ててもらっています。きっとこれからも、大切な事を守りながら、進化してして行くと思います。感謝です。

年寄りと仲良く過ごす方法

育爺80才体験記より。(いつから?今から‼)(笑) 心得1、 頼まれた卵は時々⁉割れているが気にしない。年を取ると、気付かない内に色んな所にぶつかるので、気にしない。(おかげで、卵料理のレパートリーが増えました(笑)) 心得2、 現役育爺体験として、家の仕事は休み休み行うべし。部活で汚した孫の靴を洗っていて、眠たくなったら眠るべし。茶碗を洗っていて眠たくなったら寝るべし。掃除機を掛けていて眠たくなったら、やっぱり寝るべし。(そうかぁ、だからいつも寝てるんだぁ) 心得3、 年を取った事を現実に感じた時に、すぐに誰かに言うべし。「年を取ったら、こんなのできるんだよ‼お前も気を付けろよ〜(笑)ウシシシシ」

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腕に出来たシミ?を、得意気に見せるので、私が「復元してあげるか⁇」と聞くと、「いや、まだとりあえずいいや。イシシシシ。」って(笑)

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心得4、ナイロンのじゅうたんは年寄り向きじゃない‼立ち上がる所だけでいいので、柔らかいマットを使うべし。ナイロンのじゅうたんは、すり足で歩いた時にこの写真のように足が炎症を起こすらしい。「いやぁ、年を取ると色々分かるな〜」って。 心得5、 猫に餌をやる時は、動きが遅いから猫にスネをかじられるが耐えるべし。「三郎もそうだったけど、ポチ子もじじの足をかじるんだよ。よほどお腹が空いたか、よほどじじが好きかどっちかだな。ウシシシシ。」間違いなく、後者でしょう(笑) 心得6、 虹を孫と一緒に見て、自分が死んでも孫が自分を忘れずに、笑って生きてくれるように、大丈夫なように話しておくこと。じじ「じじが死んだら、あの虹の上に行くからね。虹が出たら、じじを思い出してね。」孫「じじは死んだら何処へ行くの⁇」じじ「死んだことないから分からないけど、たぶん、じじのね、おばあちゃんの所。」孫「じゃ、さみしくないね?」じじ「死ぬ方だって、少しは淋しいんだよ。」孫「じゃ、どうしたらいい?」じじ「じじ、大事だよ、大好きだよ。って言ってちょうだい。(笑)」孫「・・・。じゃ、その時ね。」じじ「いやだぁ!今‼」何の会話なのか分かりませんが(笑)年寄りと孫が仲良くしてるのが何よりです(笑)ファイト〜私‼⁉

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「メガネ、何処行ったか知らないか〜」と、猫と家の中を歩き回るじじの後姿です。(・・;)見付かるかなぁ〜

虹だ‼

今日、車を運転中に虹を見付けた。あっ‼虹だ‼

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きれいだなぁ、あっ、あっちにも‼

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そっちと、こっちにあると言う事は、上でつながっているのかしら?

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しばらくすると、こんなに大きな虹になっていた。すごいなぁ、とっても癒された。
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よく見ると、二重に掛かる虹だった。こんな見事な虹を見たのは、どれ位ぶりだろう。迫力があるなぁ。子ども夢ハウスで虹を出そうと必死でお水を出していた小学校一年生の、お父さんを亡くしたあの子、こういう虹を見た事があったのかもしれないなぁ。だとしたら、雲に届く虹を出したかったんだろうなぁ。こんなにすごい虹を見て、「虹を出したい。だって、お父さんに会えるかもしれないから」と言ったあの言葉を思い出していました。

紫波町行政区長協議会特別講演会

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午後から移動して、紫波町に到着しました。

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出発前に、本にサインを60冊。

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会場では、パネル展を開催いただきました。

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紫波町は、岩手県内陸部にあります。震災発生後、沿岸から沢山の方が避難されていて、現在も引っ越されて来た方々の支援を行政も行っている事を伺いました。その主な取りまとめをされているのが、行政区長さん方々で、地域では消防団との連携も行い活動されているそうです。今日は、その区長協議会特別講演会にお招きいただきました。岩手県沿岸との主な提携先は大槌町。と言う事で、大槌役場に紫波町役場は、行政人員支援をも続けているとのお話しを伺いました。

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募金の協力も呼び掛けていただきました。本日の配布資料は、「子ども夢ハウス」と「いのち新聞」です。

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行政区長協議会特別講演会のご挨拶は、行政区長の会長さん、そして四期目の藤原孝町長さんのご挨拶で始まりました。会長さんも町長さんも、とっても気さくで温もりいっぱいの方でした。

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あっと言う間の90分でした。東日本大震災で、沿岸で被災して亡くなられた方の紫波町の火葬受け入れ人数は100名弱だったと伺いました。紫波町の火葬場は行政の管轄で、火葬場の燃料の調達が非常に大変だったけど、みんなで必死に走り回ったと、お話しを伺いました。コミュニティがしっかりしている紫波町の皆さんの、温かいお人柄に触れて、私も元気をいっぱいいただきました。ありがとうございました。

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募金の集計額です。集計は、娘と息子がボランティアで行ってくれました。

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今週中に、子ども夢ハウスの口座に振り込ませていただきます。ありがとうございました。娘と息子が「募金の集計をさせてくれてありがとう。」と言った意味が分かりました。人の思いに触れさせてもらった時間だったようです。

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募金箱に、励ましのお手紙が入っていました。お手紙は、急いでノートを切って書いて下さった感じの紙に書かれていました。「子ども夢ハウスの皆さん、深い心で強くなれ H25,5,28(火) 紫波町NACSホールで 71才女性」と書いてありました。どんな気持で募金をして下さったんだろう・・・と考えると、胸が熱くなる気持でした。募金箱の隣に立って、お礼の言葉を申し上げていると、「僕、生後二週間の子どもを亡くしたんだよ。子ども夢ハウスの子どもさんは、のびのび育ってくれること、応援しています。財布のお金、全部募金したよ」と声を掛けていただきました。血がつながらなくても家族って、こういう事を言うのかな。と思いながら、胸がいっぱいになりました。

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「大変だ、誰かの大事な夢が入っていたよ。藤原先生、感動してまた泣いちゃうね。」と、中学校一年生の息子が言った時に育爺が「すごいなぁ、イキだなぁ。この宝クジを寄付してくれた人は、一等分の気持を寄付してくれてるんだぞ。」と言っていました。誰かの大事な夢が入っていた・・・。夢を寄付してもらった。そうかぁ、すごいことだなぁ。と又、感動していました。皆さんの温かいご支援に、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。ご協力いただきました主催者の皆さん、本当にありがとうございました。
     

2013年5月28日

「からこそ」、分かること

納棺の時間には、「からこそ」と言う言葉が多く飛び交います。「病気になったからこそ」、「家族を亡くしたからこそ」、「今の気持ちだからこそ」など、その後に続く言葉は「だからこそ、分かる事がある。」「だからこそ、理解出来た。」「だからこそ、気が付いた。」と、今のありのままを受け容れる時間を皆さんがとても大切にされています。今の「精一杯」が、亡くなったご本人に向けた気持ちなのだと、お話しして下さいます。全部を受け容れなくても、一部を否定していても、拒否していても、それは今の精一杯だから、それはその方の人生の中の大切な今だから、私は良いと思います。時間は平等に流れる中で、出逢いと別れを繰り返して、人は様々な事を感じ、悩み、考えて生きるのだと思います。そこで何に気付き、得て、糧にしてそれを積み重ねて生きるのか、一人一人感じる価値観はみんな違うわけだから、答えはそれぞれで良いと思います。葬儀終了後の遺族訪問に伺った時、ご遺族に教えてもらったことがありました。「急死だったから、みんなが心配してくれるのはよく分かる。だけど、自分が人の意見に振り回されていたことに気が付いた。結局、色んなことは言われるけど、私の人生の責任は誰も取ってくれないし、自分で責任を負わないといけない。当然の事だと思うんです。世の中の理屈にはもう、流されないと決めました。みんなが同じくなる必要もない。自分は自分で良いと思った時に、こういう経験をしたからこそ、何よりも、何も言わずに、何も責めずに、傍に居てもらえれる存在が嬉しかった。今まで気付かなかった有難さに気が付いたのよ。」と、教えてもらった時間がありました。とても心配していた方だっけど、人ってすごいなぁと思った時間の流れでした。その次に伺った時には、「世間に流されないって言ったけど、やっぱり特売とか限定品に弱い自分が居て、世間に流されると言うよりは、どっぷり世の中に生きている感じ(笑)でもね、殻を破った感じがするのね。人の意見に振り回されなければ、全然疲れないよ。」と、おっしゃっていて、二人で笑いました。縁側で話す会話は、とても解放的で、納棺の当日はここから出入りさせてもらっていたのだけれど、同じ場所で、あの時には想像もつかなかったご遺族との今の会話を、何よりも大切にしたいと思った時間でした。私も、この世界に飛び込まなければ分からないことは沢山あったし、参加型納棺を立ち上げなければ気が付かない事も沢山ありました。見落として居ないか、聞き逃さなかったか、ご遺族の気持ちに気が付けたかと、納棺の時間に気を張る気持ちがあるからこそ、ご遺族と心通う事に巡り合えたのだと思います。毎日が学びですが、それが生きると言う事なのだと思います。ちなみに、特売と限定品は私もちょっと気になります(笑)特に、テレビショピングは夢中になって「わ〜‼」とか言って、拍手したりしてしまうし(笑)電話の前で受話器を持ったまま「いやいや、今は必要ないだろう」と自分に言い聞かせて受話器を置くこともあります(笑)そんな自分に、「頑張れ」と励ます事もあったりします(笑)今日の夜は子ども夢ハウスの吉山君と沢山お話しして、色々情報交換して、よし、夏は九州の野尻先生が来て下さる予定だから、みんなで少し泊まり込もうかなと、決意した夜でした。子どもさん達の動きが少しずつ出て来たので、6月は1日に夢ハウスに行って6月とそれ以降の予定を相談して来ようかなと、思っています。本当に全国の皆さまのご支援に、心から感謝申し上げます。ありがとうございます。

ポチ子、今日もマイペース

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ポチ子の大好きな明太子ちゃん。明太子ちゃんは、福岡で出逢いました。ユルキャラの一人です。

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今日も遊ばれ・・・

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かじられる。

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あっ!大好きなじいちゃんの足音が‼

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実は、ここが一番好きな場所。じいちゃんの肩は、ポチ子の定位置。なんだけど、大きくなったら、じいちゃんはポチ子の重さに耐えられるのか⁉と言う心配を、今からしていました(笑)

2013年5月26日

日総研さん、東京セミナー

10時〜16時までの一日講習会でした。毎回来てくださる方も本当に沢山いらして、熱心な皆さんの質疑応答が気が付けば一時間経っていました。

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チアノーゼや死斑、上肢と下肢についての対処などを含め、現在の色から予測して色の変化を知り、対応出来る内容含めて現場からお伝えしました。皆さん、熱心に受講されていました。

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定員は60名でしたが、倍以上の方が参加して下さいまして、皆さんそれぞれに患者さんや利用者さんを胸に思い、参加されていました。参加された皆さんは、全員が現場のプロで、ケアマネージャーさん、福祉の看護師さん、リハビリテーションの専門の皆さん、介護職のみなさん、ER・救命救急、急性期・慢性期、小児、NICU、師長、総看護部長、看護学校など、専門は様々な中で、今回のセミナーにご参加下さいました。お看取りされた患者さんを思い、急な死に立ち合われた経験を胸に、その場に居るプロとして、出来る事を増やしたいと、そう涙を流される方も多くいらっしゃいました。私が今の世界に飛び込んだのも、病院に居た時に、お看取り後に「もっと出来る事があるはずで、もっと技術を身に付けたい」と思った事がきっかけでした。昔の自分を想い出しながら、「大切な存在だったからこそ、元に戻してお見送りしたいと、そう後悔させてくれた患者さんのことは、きっと一生忘れることが無くて、二度と同じ後悔をしたくないと、その経験が勇気をくれて、今があるのだと思います。時間は戻らないし、後悔したことはそのままなんだけど、後悔した経験から、患者さんの生き方がまた、自分の中で大切な存在になっている。患者さんが息を引き取って、大好きで大切だった分、悲しくてしょうがなかった。でもその深い悲しみの中から、自分もとっても患者さんに支えられて居たことを私は知りました。家族に看取られる方も、家族が来られない中で一人で逝く方も、一人で人生を晩年過ごして居た方も、言葉が話せなくて寝たきりでも、私にとっては大切な存在でした。何もしなくていいから、死なないで欲しいと、患者さんに対して思う自分と葛藤した時期もあります。この世界に飛び込んで、「死」や「いのち」に直接触れさせてもらって、やっぱり「死」はとても悲しくて、現場で毎回悲しみの中から、亡くなった方の何かを教えてもらう瞬間に、「自分が生きていることも限られていること」を現実に知ることが出来ます。人は150年も200年も生きられない訳ですから。私自身、自分のいのちがある限り、亡くなった方々に教えてもらったことを糧に、精一杯今の時間を生きてみたい。せっかくいただいたご縁の中で、教えてもらったことを無駄にしたくない。」と、お話ししました。処置も復元も、自分が知りたいと思ったことを教えてくれる先生も居なくて、最初は本当に孤独で押しつぶされそうで、ただがむしゃらに探求して来た今までの中で、故人を含めた沢山の人達との出逢いに支えられた今だと思っています。若い看護師さん方々が経験される沢山のその後悔は、きっと日本の未来を支え、作り、進んでくれるのだと思います。みんな、頼もしいなぁ、と思う自分に、歳を取ったなぁ、私。(笑)と思いつつ、岩手県に戻って来ました。岩手県はまだまだ夜は肌寒く、帰って来て、今日も育爺の話に付き合いながら、この時間になりました。じいちゃん80歳。育児、頑張ってくれてます‼感謝、感謝‼
  

2013年5月25日

ポチ子です。

育爺と、ポチ子のブログが人気があります(笑)ありがとうございます。少しずつ大きくなって来たポチ子です。野良猫だったので、ネコ缶よりもじじがくれる人が食べるご飯好き。「残飯食べて生き抜いてきたんだなぁ。」とじじが自分のおかずをおすそ分け。最近は、子どものお弁当を作っているとスズメを狙うような目で、気合を入れて、おかずを狙うポチ子です。(笑)

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明太子ちゃんのストラップがお気に入りで、常に狙っています。

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とりあえず捕まえて、安心したい様子です。(笑)

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捕まえたら、かじってみないといけないようで・・・

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だけどやっぱりネコパンチ‼

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頑張れ‼明太子ちゃん‼

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と言う毎日を過ごしていました。ドライヤーの音が大嫌いなので、音がすると何処からでも飛んできます(笑)これからも、宜しくど〜ぞ〜‼

いのち新聞作りの編集日でした。

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前回作成した記事に加え、今回の記事が追加されて、今回も素敵な新聞になりそうですね。今日は夕方6時頃に緊急出動で私は現場があり、終了して二時間半遅れで新聞作りに参加ました。さすが頼もしいみんなが、新聞作成を進めていてくれてくれました。新聞作りのメンバーは、高校生と社会人。社会人はみんなの専門職種がそれぞれです。「爾は爾たり、我は我たり」の言葉の通り、私達はそれぞれの道を歩み、それぞれの生き方をして来た中で、それぞれの考えを尊重しながら、今を刻んでいる仲間という事なんだと思います。けれど経験したことと、ショックを受けたことには変わりない中で、でもその中に大切な記憶があるからこそ、私達が生きるこの土地への愛着心を大切にしながら、どう未来につなげるかを考えています。本当に年齢も職種も違うけど、それぞれが出来る事の役割分担が出来る事、協力して一つの事に一心に向き合うこと、震災が残した爪痕に立ちすくむことは今もあるけど、だからこそ気が付くことも山ほどある。みんなで話し合える時間は、本当に貴重な時間です。来月もみんなで集まりますが、再来月は子ども夢ハウスで新聞作りをしたいね、と、今日みんなで話し合っていました。頑張りましょっ‼皆様の応援、本当にありがとうございます。

2013年5月23日

昨日は自社研修会

美容師の高橋先生をお招きして、「造形心理学」を学びました。納棺、復元納棺と、どちらの納棺も「その方の、その人らしさ」という個性を消さずに活かすという技術が多くの現場で求められることがあります。形、影、を表現すること、そしてご遺族の言葉の中から大切なことを形にして、共有の時間の中でつながる時間と、大切な心情を「今」の時間の為に、研鑽しなければならないことが沢山あります。

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みんな、真剣に学びました。お顔と髪の毛、影の凹凸の関係の深さを学び、非常に一人一人の力になる研修会だったと思います。高橋先生、ありがとうございました。研修会終了後も話が止まらず、気付けば23時を回っていた‼造形心理学講座は全三回ありますが、高橋先生の絶妙な笑いの講座は、とても楽しかったです。本当にありがとうございました。

八葉寺(はちようじ)

昨日の講習会で教えていただいた会津若松の風習です。

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空也上人がその昔、飢餓やその時代の事情で道端等で亡くなっていた遺骸を一ヶ所に集め、土に埋めて弔ったことから、この場が信仰の場所となったとの記述がありました。

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その時代から今の時代に遺る風習として、家族に死者が出ると、骨、髪の毛、爪、歯の一部を専用の小さな五輪塔に納め、新盆に当たる年の8月1日〜7日までの間の、お盆の前に家族みんなで八葉寺に詣でて小さな塔をお寺に納め、亡き家族がちゃんと家に帰って来れるように道を付けに行くのだそうです。今でもその時期は、大変お寺は混み合うのだそうです。

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階段の両脇に沢山の塔婆があるのが印象的でした。

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階段を上がり、下を望むと静寂な境内がありました。それぞれの土地に伝わる風習を知る度に、亡き家族とのつながる気持ちを大切にしている方々の気持ちを教えてもらうことが出来ます。その気持ちは時代を越えて、みんなが持ち続ける気持ちであること、遺された家族が、大切な家族を想い続けること、遺品の一部を納めた五輪塔を、納めるとされる阿弥陀堂の前でご縁をいただいた故人を想い出していました。昔の人は、どんな気持ちで南無阿弥陀仏と唱えたんだろう・・・。どんな気持ちで極楽浄土を大切に思い続けたんだろう・・・。そう思うと、胸がギュッとなる時間でした。

2013年5月20日

北海道新聞の朝刊

    先日の札幌講演の内容詳細が、北海道新聞さんの今朝の朝刊の記事にて紹介していただきました。大変、お問い合わせが多くなっている本日で、激励いただき、ありがとうございます。深く感謝申し上げます。講演にてお話しさせていただきました内容について、少し説明させていただきます。一点は、「いのち新聞」について、①80円切手を貼った返信用封筒②カラーコピー代として80円切手を、もう一枚同封下さい。月に一度行われる新聞作りの時に、編集部員みんなで封を開けさせていただき、お礼のお手紙を同封し、返信させていただいています。到着まで少しお時間をいただきますが、今しばらくお待ち下さい。それから、子ども夢ハウスについてです。寄付金のお振込先をご案内させていただきます。沢山のお問い合わせ、ありがとうございます。

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ご案内文書をご希望の方には、郵送させていただきます。80円切手を貼った返信用封筒を同封の上、弊社まで郵送でお願い致します。お手数をお掛け致しますが、宜しくお願い致します。また、遺体捜索にご尽力いただきました北海道警察、消防、自衛隊、海上保安庁、そして検視に携わって下さった皆さま、心から感謝申し上げます。ボランティアでお越し下さった皆様、支援物資で支えて下さった皆様、本当にありがとうございました。被災地から引っ越された皆様、どうかお元気でお過ごしくださいませ。そして、心配して下さった皆様に、今の被災地にどうぞお越しください。お店も少しずつ復活しています。各地域、未だ見付からない方々もいらっしゃいますので、現地に入られる時の心情として三つ、お願いがあります。一つは、皆さんが歩かれる土の下に、もしかしてどなたかが眠っていらっしゃるかもしれません。歩く時は静かに歩いていただければと思います。もう一つは、まだ沖にいらっしゃると思われる方々に、どうか手を合わせていただければと思います。そして最後の一つですが、現地でお買い物を是非お願いします。スーパーで働く人も、コンビニで働く人も、みんな被災者であることを知っていただければと思います。現地にお越しいただき、東日本大震災の爪痕、まだまだ終わらない震災を知っていただければと思います。現地の人も、みんなとっても素敵な方々です。何より、東北を大好きになってもらえれば尚、嬉しいです。宜しくお願いします。沢山のお問い合わせを、ありがとうございました。

嘆きと共に

遠い昔、ネアンデルタール人も亡き家族の亡骸に花を手向けていたと言う文献がある。悲しみ、嘆く事はずっと昔からある人に備わっている感情。この一週間、嘆きとずっと一緒に過ごしていた私。悲しいお知らせが、毎日ずっと続いた。世の中には、どうにもならないこと、そういう「死」の存在がある。こんなに落ち込むのも珍しい位、ドーンと落ちていた。そう考えると、毎日悲嘆と一緒に生きているんだなぁと、思った。納棺や講演に伺っても、悲嘆と一緒。そう考えるとやっぱり、悲しみの中にある大切な物に気付く。大切だから、悲しい。大切だから、考える。生きる事は、きっとその繰り返しなのかなぁ、と亡き方々を偲ぶ時間をいただきます。落ち込む時は、ドーンと落ち込んで、考える事はきっと大事な時間なんだと思います。

子ども夢ハウス会議 IN 九州

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子ども夢ハウスを立ち上げて下さった藤原茂先生の応援団、写真の向かって左が熊本の病院のセンター長を勤めて居られる松本Dr.です。向かって右が大学の講師で現場にもバリバリ向かわれる野尻先生。野尻先生は、子ども夢ハウスに常駐してくれている吉山くんの先生です。とってもエネルギッシュなお二人です。お二人とご縁をいただいて約三年になりますが、東日本大震災後も本当にご支援いただきました。子ども夢ハウスには今、現地の大人、子ども含め沢山の方が訪れていて、毎日賑わい、「現地の皆さんにとって必要な場所」として地域の皆さんも大切にして下さっています。子ども夢ハウスに訪れる皆さんの相談ごとは、大人も子ども達もそれぞれ抱えていて、今と今後のその問題解決に向けてどう考えて行くかと言う話し合いを前向きにしました。お知恵を沢山いただいた時間でした。感謝です。何よりも子ども夢ハウスも本当に全国、沢山の皆さまのご支援をいただいています。心から感謝申し上げます。

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写真のふりかけは、松本Dr.の患者さんの家族、ご遺族が子ども夢ハウスの子ども達へと、プレゼントしてくれました。ふりかけには添加物が入っていなくて自然食品をそのまま使っているそうです。私も食べさせていただきました。美味しいこともあるけれど、その思いが嬉しくて胸がいっぱいになりました。実は、子ども夢ハウスは全国のご遺族として経験を持たれる多くの皆さんにも支えていただいているのも現状です。悲しみの中にあるものを探し、悲しみと一緒に生きているご遺族の気持ちは、さりげない優しさとして存在していること、子ども夢ハウスの存在は、皆さんと子ども達の架け橋なんだと教えられました。大事にしなくちゃいけないと、また気持ちが引き締まります。

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子ども夢ハウスのすぐ隣に、素敵な建物が建ちました。写真の建物が建つまでの流れがまた素敵なお話です。藤原先生のブログか、吉山くんの子ども夢ハウスのブログで是非その流れを知っていただければと思います。今、子ども夢ハウスで起こる一つ一つのことは、力を合わせなければならないことが多く、その一つ一つの物語は後世に遺したい程の出来事であり、生き方です。また、報告出来ると思いますが、何より皆さんの温かい寄付により、こうして形に見える建物や地元の皆さんの事業が開始されること、心から感謝申し上げます。ありがとうございます。

ポチコ、すくすく育つ

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九州で見付けた、ゆるキャラ「めんたいこ王国」めんたいこちゃん。発明した社長さんが、「全然売れない。クマもんには叶わない」と嘆いていると聞いて、少し貢献したつもりで、何となく居間に置いていたら、ポチ子の餌食に‼

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めんたいこちゃんを狙うポチ子の本気顏。

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エイッ、猫パンチだ‼またもや早くて写真に映らない‼

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こうしてやるっ‼

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]エイッ、やぁっ‼

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散々遊んで・・・

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何故か私のお腹の上で寝る・・・。ふわふわしてるから⁉

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めんたいこちゃんは、と言うと・・・あっ!めんたいこちゃん、お疲れ様っ。「優しくしてね〜‼」めんたいこちゃん、ご活躍でした。

老人ホーム 聖ヨゼフの園 様 社員研修会

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北九州に伺いました。とても暖かな日差しでした。

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北上市との気温差は、この日は12℃でした。

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昭和21年に修道院のシスターが養老院としてスタートした施設と言うお話しなどを打ち合わせの時に施設長さんから伺いました。現在は、病院が母体となり、運営されているそうです。

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職員の皆さん、とっても素敵な雰囲気の皆さんでした。

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会場はものすごい熱気で、皆さん何だか汗だくで、大変な盛り上がりでした。九月の日総研さんの九州セミナーに、施設長さんとケアマネージャーさん他四名の方がご参加下さるそうです。また、お会い出来る事、楽しみにいたしております。色々と本当にお世話になりました。ありがとうございました。