2013年5月15日

受宣さんの17回忌に母の代理で

そういう気持ちで、今日はお話しをさせていただきました。受宣さんに、母を助けていただいた約20年前のお話をさせていただいて、感謝の言葉を精一杯、述べさせていただきました。今日は、自分の後悔した話を沢山させていただきました。何度か涙が止まらなくなり、口から次の言葉が出るまで、少し時間がかかることもありましたが、皆さんが見守って下さいました。とても安心出来る雰囲気の中で、自分の心の扉を自分で開いて、大切な自分の後悔の記憶を、お話しさせていただきました。話し終わって、また自分の心の扉の中に、記憶を大切にしまいました。今、目の前に起こる一つ一つに、やっぱり私は向き合いたい。苦しい事も、どうしようもないと諦めそうになる事も沢山あるけど、でもやっぱり走りたい。と、新たに覚悟も決められた今日と言う一日でした。お話を聞いて下さった婦人会の方が言いました。『人生ってね、色んなどうしよもない事が沢山あるのよ。生活の中の人にも言えない事が、心の中にいっぱい溜まるのね。そういう時は阿弥陀さまの前に座って、心の中でずっとお話しして、聞いてもらうの。私は、そうやって生きてきたのよ。お寺は生きている時から通う場所だから。』皆さんが大切にされている『お寺』と言う存在。泣く女性の背中をさすってくれる、沢山働いたと思われるシワがいっぱいある手が、とても素敵だった。『色んな事があるもんね、いいの、いいの、ここはね、そういう場所なんだから。』根掘り葉掘り聞かずに、ずっと背中をさする手が、何だか安心する時だった。遠くは八戸、宮城県被災地から、遠野の森口先生の隣の施設さん、一ノ関の高橋施設長の施設の職員さんも来てくださって、皆さんがお寺に集まられた婦人会の皆さんの温もりにも包まれて、とてもいい表情で過ごしていらっしゃいました。世代で言うと、4世代の年代別の方がいらして、受宣さんを慕い、想い続けておられる皆さんが集まっていました。

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安心出来る雰囲気に、私も寄り掛からせていただきました。

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雪解け水が、川いっぱいになり、ダムに向かっていました。

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まだ少し雪が残る西和賀です。途中、あられが降って来たりしていましたが、帰りは雨に変わっていました。今、納棺の時間や被災地で起こる色んな事を宣承さんに聞いてもらって、また自分の気持ちを引き締めていました。子ども夢ハウスへの思いも、そして子どもたちの、いのちが輝けるように、いのちが生きられるように、様々な事が起こっている今ですが、進んで行きたいと思います。今日一日も、本当にありがとうございました。そして受宣さん、母を助けて下さって本当に、ありがとうございました。