2013年5月15日

お年寄りの知恵袋

納棺の時間にさり気なくお年寄りが教えてくれる『知恵袋』について、さすがだなぁ〜と私が思った言葉を少し。『日本語は、本読みから学べ』納得、納得。『昔は本しか無くて、そこから人への思いやりを表現する言葉のつなぎ方を学んだんだよ。物事の解釈も、感受性だってさ。本から学ぶことはまだあるよ。さり気ない嫌味もさっ。わっはっは〜』素晴らしい‼パチパチ‼『どんな道を選ぼうと、自分の人生なんだから自分で決めるのが一番大事。依存しないで、苦労を遠ざけないで、寄り道も無駄には絶対にならない。誰になんて言われようと自分の道を極めることだ。人は人。自分は自分。道は一つじゃないんだから・・・。いい事言うべ⁇だって、和尚さんの説法をパクったから当たり前〜‼わっはっは〜。』ちなみに、前者とは別の方です。現場の子ども達へお年寄りがお話ししてくれました。『悩んだ時、壁に当たったときこそ、仏様を拝みさいけよ。仏さまの顔がどんな表情に見える?その見えた表情が今の自分の心なんだよ。』なるほど、仏像の表情は変わっている訳ではないので、確かにそれは自分の実体験からもなるほど、です。納棺の時間って、本当に沢山の知恵をいただけます。お年寄りはさらっとさり気なく言うので、それがまたすごい。納棺の時間の後半は、けっこう笑いが出ることもあります。色んな方法でお年寄りがその時間を支えて下さることは、実に多い。もちろんご遺族からの信頼も厚い。すごいなぁ、と思います。高齢者から学ばせてもらえることに、本当に感謝です。