2014年10月31日

エフエムさいき様

エフエムさいきの皆様に、大変お世話になりました。なかなかスケジュールが合わず、お問い合わせいただいてから2年、大変お待たせしてしいました講演です。お昼過ぎに番組に出演させていただき、質問にお答えしながら様々にお話をさせていただきました。そのまま、夜の講演会場へ移動し、準備等をさせていただきました。

会場は、350名分の防災備蓄を備える地上17mの五階建て、避難所としての設備も整っている施設でした。こちらの地域では、過去の台風で海の水が町を襲った経験があるとのことで、非常に防災意識の高い地区でした。講演には多くの市民の皆様がお越しくださいまして、300席あった席もあっと言う間に埋まり、追加の椅子が出されていました。

私個人的には何の役にも立たないと思いますが、ご縁をいただいた、亡くなられたお一人お一人の「死」と言う存在の中にある「人生」は、きっと皆さんの人生の傍で必要なタイミングで、元気や勇気を沢山くださるのではないでしょうか。

講演終了後のサイン会では、高齢の女性に「私はね、あなたのことが大好きだよ。」と言っていただき、「あなたのお婆さんは?」と聞かれ、「どちらもこの世には居なくなりました。」と答えたら、「じゃあ、私が生きている間、私があなたのお婆さんになってあげるからね。」と言っていただきました。危なく号泣しそうになるほど、嬉しい気持ちになりました。素敵な方にご縁をいただいて、とっても心が満たされた時間でした。

「小さい時に両親を亡くして」「20までに父と母を亡くして」「今日の講演で両親を思い出して」と、講演終了後に皆様に声を掛けていただきました。「どうしてこんなに早く逝ってしまったのか」「何故、もっと生きてくれなかったのか」「どうして自分だけ置いて、逝ってしまったのか」と、皆さんが今日まで大切なご家族を思いながら、葛藤しながら生きて来られたのだと、お話をしてくださいました。

「自分を置いて行くことが、どれだけ不安で切ないこただっただろうか。」「大好きで大切な気持ちは今も変わらない。それに気が付いた。」「偲び方が、今日から変わる」等、講演終了後の思いを打ち明けてくださいました。

私個人的には、何も人の役には立てないけれど、亡き人と遺された方をつなぐ使命をいただいた時、その立ち位置の中ではお伝え出来ることが沢山あります。「死」と言う存在の中にある、その方の人生が遺してくれたもの、最期の思いを考えることが出来た時、「死」から「生」、生きることを教えていただいて、しっかり考えることが出来ると思うのです。

大切な存在だから忘れなくていい。
思い続けることで、その方が心の中で生き続けてくれる。

小さい時にご両親を亡くされた方が、今日の講演を聞いて・・・と、教えてくださいました。「自分のことを置いて逝った」と恨んだこともありました。でも今日、お話を聞いて思いました。「どんな気持ちで、自分を置いて逝かなければならなかったのか。」それを考えていたらふっと思いました。両親は自分の好物を知ってくれているのだと思いますが、自分は両親の好物さえ知りませんでした。恨む気持ちが無くなった今日、それを知ることからスタートしたいと思います。今日から、両親と自分の関係を新たにスタートしてみたいと思います。」

「死」から「生」を教えてくれる、それを実感させていただいたお話しでした。お空の上に居られる皆さんに、「色々と遺してくださって感謝します。」とありがとうの気持ちをお伝えした、昨日の夜でした。

2014年10月29日

エフエムさいき出演します。

明日、お昼過ぎのラジオ、「エフエムさいき」さんの番組に出演します。

夜からは、エフエムさいきさんで企画いただいた、講演をさせていただきます。講演終了後、サイン会があります。

皆様にお会い出来ることを楽しみに致しております。

大分県に入りました。

新しい事務所になり、お客様もご遺族の皆様や多業種の皆様に本当に多く訪問いただいて、二つの応接室がフル回転で忙しいけれど、嬉しい限りです。おかげさまで、ありがとうございます。

遺族会や東日本大震災のパネル展示などのご要望も大変多く、現在準備を進めています。もう少しお待ちくださいね。

一昨日は、岩手県曹洞宗宗務所様からお声掛けいただいて、布教強化大会の中で「愛別離苦と向き合う」と言う演題をいただき、岩手県北上市の会場において、納棺の時間の様々なこと、それから東日本大震災の直後から活動されていらした僧侶の皆様と情報交換と、これからを考える時間をいただきました。

お寺の御住職は、会社で言えば社長さん。総代さん方は株主に当たります。檀家さん方々がお寺を支えてみんなで守る、それが地域を守ることに直接つながっています。地域を守る。それが、お寺の存在なのだと感じました。

先日「いのちの授業」で伺った中学校さんからいただいた感想文に、心に残る感想文がありました。「子ども夢ハウス」のお話を聞いて、感じたことを書いてくれました。その子は女の子で、お父さまが僧侶で住職なのだと感想文から教えてくれました。

「東日本大震災が発生し、私は復興のことばかりを考えていました。今日の笹原さんのお話を聞いて、町を作っていく復興も大切だけど、子ども夢ハウスのように被災地を守ることも同じくらい大切なんだと気が付きました。私の父は僧侶で、住職です。父は、いつも地域を守ること、みんなと話し合うことを大切にしています。改めて、父の姿を見て、尊敬の気持ちがわきました。私も自分のすぐ傍から、父に手伝わせてもらって、出来ることを探して進んで行きたいと思いました。」

被災地の子どもたちも又、大人の姿をよく見ています。子どもたちの周りにいる大人は、ある意味子どもたちの環境の一部であり、人生のお手本のようなもの。いやいや、私も身を引き締めて頑張らねばと思える、心温まる沢山の感想文、ありがとうございました。

過去に私が担当させていただいた納棺。地域に帰るまでを見守ってくださるお寺さんの存在を改めて、心強く感じました。老衰、病気、事件、事故、自死、死の迎え方は様々ですが、その背景をよく知り、その後も支えて、寄り添ってくださるお寺さんの存在は、私にとってもとても大きな存在です。それこら、ポプラ社さんから出版させていただいた「おもかげ復元師」「おもかげ復元師の震災絵日記」をずっとご支援いただいているお寺さんも多く、心に元気をいっぱいいただきました。

社会の事情が変わって、葬儀の時間は短縮されていますが、現場に居ながら感じることは、人の悲しみは昔の人が言う通り、約50日の間にご本人が居なくなられた生活を感じて偲び、その倍の100日で涙も枯れ果て、一年で心の波を知り、一生を掛けて自分の気持ちの波と上手に付き合って行く・・・。沢山のご遺族が、私に教えてくださったことの傍には、やっぱりお寺さんの存在があります。

岩手県曹洞宗宗務所様の布教強化大会の中のお話の内容については、宗教者と納棺師では当然全く立ち位置が違う訳ですし、伝わり方が違うと大変申し訳ありませんので、詳しくは宗派も宗旨も様々あると存じますので、皆さんの菩提寺に伺って教えていただいてくださいね。ただ、これだけは言えます。私たち一般人が持つ情報をはるかに超えた知恵と価値観が存在していました。マイクを持っていることもすっかり忘れて、僧侶の皆さんのお話に夢中になってしまった私でした。大変お世話になり、ありがとうございました。
今日は移動日、大分県に入りました。

2014年10月25日

納棺の時・・・

納棺の時、亡くなられたご本人が可愛がっていた犬や猫が居ることが多い。小さな声で鳴く声が聞こえて、「ワンちゃん、ご本人とお別れをされましたか?棺に入る前の今、お別れされますか?」と声をお掛けすることもあります。とても、お利口さんで、「クンクン」と悲しい声を出して、ご本人の顔を覗き込みます。

子どもさんが安置されていて、全力でその子を守ろうとしている犬が居ました。傍に来る人に向かって、歯をむき出しにして吠えていました。切ない光景でした。「この子が、とても可愛がっていたんです。」と伺いました。「触っても良い?もう少し、待った方が良い?」と、私が犬に聞くと、その犬が私の鼻に自分の鼻を付けて来ました。静かに私の横にお座りをして、その後、その子の腕の上に乗っていました。「ここが気になるの?見ても良いの?」と声を掛けると横に移動してくれました。お布団を取ると、出血していました。「教えてくれたの?偉いね!」と言うと、「ワン!」と言っていました。犬は、全力で飼い主を守ろうとすることがあります。

凶暴な犬が現場に居ると聞き、伺った現場がありました。到着して納棺の準備をしていた時、隣の部屋から犬が大きな声で吠えていました。私には、とても切ない気持ちが伝わってくる声に聞こえました。「準備の間だけでも、ご本人の傍に来てもらって良いですよ。」と声をお掛けしました。隣の部屋から、大きな体の犬が、ご本人の所に一目散に走って来ました。「大好きだったのね?」と犬に色々声を掛けながら、準備を進めました。故人の前では一度も吠えませんでした。納棺が終わり、帰り際に隣の部屋に居た犬が遠吠えをしていました。お家の人が、「車までこの子と送らせてください」とおっしゃいました。葬儀の時は、送ってはいただかないしきたりがある地域もありますが、この時は、オッケーしました。ご本人がこの子(犬)をとてもとても可愛がって居られたことを伺いました。

棺の蓋を締める時、棺の中をずっと覗き込んでいる犬も居ます。故人のお顔を、見つめています。そういう時は、少し待ちます。良い時になると、覗き込むのを終えるからです。「蓋を閉めても良いですか?」と犬に聞きながら、蓋を閉めることもあります。

地位も名誉も、人生の中で手にされた方が、事情があってたった一人で火葬場に向かわれたことがありました。その方がとても可愛がっていた犬とお手伝いさんと、私で故人の乗った、霊柩車が見えなくなるまで見送りました。その犬の後ろ姿が、私は今でも忘れられません。

猫は故人の体の上に乗り、守ろうとします。棺の蓋を閉める時、棺の中に入ってしまう猫も居ました。もちろん説得をして自分の意思で出てもらう訳ですが。

動物はとても素直に、お別れの時間を大切に過ごしています。人は、動物に励まされ、勇気をもらうことがあります。すごいなぁ、っていつも思いながら、動物にも色んなことを教えてもらいます。

私はすっかり忘れてしまっていた自分の中にあるはずの(たぶん?)「素直な気持ち」を動物との関わりで思い出すことがあります。自分も本当は、こうでありたい。そう思いながら犬を見つめて目が合うと、ものすごい勢いで顔を舐められ攻撃にあいます(笑)

次の現場に行って「犬の匂いがする!」と言われたことがありました。「あ、さっき犬に舐められたので」と答えたものの、多分、意味が分からなかっただろうなと後から思ったことがありました(笑)説明は的確にしないとね(笑)動物は可愛いですね。忘れかけていた気持ちを思い出させてくれます。特に私は現場に入ると、嗅覚と聴覚と視覚が特によく働きます。ただ、普段は何にも感じませんけどね(笑)

日総研さん仙台セミナー

金曜日は仕事の合間に点滴をして(*_*)(もう若くないってこと。老眼も進んで来た。現実に一番向き合えてないのは、私かも)、夕方に仙台市へ入りました。

東北もすっかり寒くなり、コートを着ている人も大変多くなりました。今日のセミナーには、片道5時間掛けて来てくださった方がいらしたり、「赤ちゃん・子どものグリーフケアとエンゼルケア」のセミナーは、朝の10時から夕方16時までの時間、皆さんと現場のことを色々擦り合わせながら、考えて行きました。

実践に向けて沢山の技術をお伝えしながら、遺されたご家族が求められることの多くを抜粋し、現場で起こる様々なことを本当に多く、ご質問をいただき、一つ一つお答えしていきました。

一つ一つの技術を実践する度に、涙を流している方も居られました。きっと、一人一人の赤ちゃんやご縁をいただいた子どもさんを思い出されていたのだと思います。素敵なプロだなぁって、思っていました。

現場で後悔したり、悔しかったことも実はご縁の賜物だと思います。出逢わなければ、その感情には絶対に出逢えない。守りたい、何とか支えたい。プロなら現場で誰でも起こる心情です。だからこそ、プロなんだと思います。頼られるからこそ、応えたい。そういう心のつながりなんだと思います。

でも、沢山の情報をどんなに持っていても、動かなければ一歩踏み出さなければ、動いていないのと同じこと。

後悔と言う経験は、そんな気持ちの背中を押してくれて、実践の道を切り開いてくれるのだと思います。目の前のご遺族に、亡くなったご本人の人生に、今何故自分がここに、居させてもらえるのか・・・。今、大切なことを、後悔はしっかり教えてくれていると思います。

小さないのちは、
お母さんのお腹の中で、
生まれてすぐに、
小さな体で病気と一生懸命闘って、
虐待や事故や事件等の社会問題の中で、
様々な人生を終えていきます。

どんな人生でもきっと、精一杯生きたことには変わりない。「よく頑張ったね。」と、私は現場で、心の中で始めましての御挨拶と一緒に話し掛けます。「こんなに短い人生で」と、言われやすい子どもたちのお別れの時間。現場でいつも思うけど、でも、それはその方の価値観なだけで、長いとか短いとか、本人の人生を考えれば関係ない話です。(文句とかではなくて、色んな人生がありますよってことを言いたい訳です)誰かと何かと、比べないで欲しい。その人は、その人だから。人生が10日でも、一年でも三年でも、本人の精一杯の人生な訳だから、この世に存在していた証に、関わる人たちに幸せな気持ちを分けてくれた存在ですから、どう死を迎えたのか、何年の人生か、そこがスタートでも良いので、そこから、その子の人生がどんな人生だったか、「その子が私たちに遺してくれたもの」にたどり着けると良いですね。

死を迎えても赤ちゃんや子どもさんは、とっても可愛い。守りたい。愛おしい。プロとしてご縁をいただく私も、遺された方と似た心情からスタートしていることは言うまでもありません。火葬までの限られた時間の中でしか出来ないお別れの時間。今日、ご縁をいただいたプロの皆さんも、本当に素敵な皆さんでした。セミナー、大変、お疲れ様でした!




2014年10月23日

萩原秋の展示会2日目

葬祭問屋さんの萩原さん。秋の展示会2日目の講習会を本日、終えました。一年位前からの講習会のお申し込みのお話でした。葬祭業界には、様々な業者さんがあります。納棺業は、そのうちの一つです。

生花祭壇や供花等を担当されるお花屋さん(故人のお好きだったお花を入れてくれたりね)、お膳等を担当される料理屋さん(故人のお好きだった食べ物を添えてくれたりね)、写真屋さん(遺影の写真は、家族が一番気に入ったものを選びます)、供物を準備してくれる果物屋さん、お菓子屋さん等々、現場で情報を共有したり、御挨拶をしたり。

展示会は、家族葬が多くなったと同時に家族の希望も多くなったので、展示会の商品の種類は多くあります。とりあえず支障の無い所まで御紹介するとして、葬家の前やホールの葬儀の看板を作るための機械を販売する企業、数珠専門の業者さん、造花屋さん、古式から現代風まで様々な種類の祭壇が展示されていたり、故人が身に付ける仏衣、経帷子、宗旨に合わせた副葬品(旅支度)、沢山の種類の棺、棺の中の布団、故人のお顔に当てる白いお顔当て、祭壇幕等々・・・。

展示会は、葬祭に携わる方しか入れず、入り口で営業担当さんが迎えに来てくれて、名刺を出して入場します。とても、厳重です。一般の方は残念ながら入場は出来ません。あしからず。

種類は沢山あれど、ご家族の要望に合わせて答えられる商品などの情報を、専門職として皆さんが集めに来られます。地域ごとに営業担当さんが決まっていて(もちろん弊社も)急いでいる時には、翌日に届けてくれます。納棺の時間にも、大至急必要なものが多くあるので、大変助けてもらっている葬儀問屋の萩原さんです。

今日も、以前技術指導をさせていただいた皆さんが、会いに来てくれました。でも、スピード違反はいけませんよ。いのちは大事にしてくださいね(*_*)皆さんにお会い出来て、とっても嬉しかったです。頑張ってるなぁ〜と、思いました。

今朝の7時頃、山に向かって車を走らせながら見付けてしまった。「!!!」白鳥が来ちゃってました。白鳥が来ると、冬到来です。私の住む北上市には、白鳥が飛来します。湖等に白鳥が居ると、とてもロマンティックですが、実際に居るのは、稲刈りの終わった田んぼです(笑)泥だらけになって、田んぼをもぐっています。子どもたちはそれを見て、「みにくいアヒルの子だね!」と言う。なるほど、グレーのアヒルに見えるかも。

田んぼに白鳥が来ると、農家の人はとても嫌がる。何故かと言うと、「モミが落ちて居るのがバレる。稲刈りが下手くそだと思われる!」と言っている方もいらっしゃいます。「なんでよぉ〜!白鳥のために、モミをわざと落としてやってるって言えば良いんだ〜!堂々と!」と、人生で培ったお知恵をフルに発揮されている方も居られます(笑)。それを納棺の時間に拝聴し、「天才だ!」と、私は思わず思ってしまいました!

さて、明日も仙台市。頑張りますっ!

萩原秋の展示会

岩手県に来てからの約10年、ずっとお世話になっている葬祭問屋さんの、萩原さんの秋の展示会。会場は仙台で、朝一仕事をしてから10時半の新幹線で宮城県仙台市へ。私の住む岩手県北上市から、宮城県仙台市までは新幹線で1時間位です。すっかり寒くなり、コートを着てくれば良かったなぁ、と思いながら会場へ到着しました。

以前、マンツーマンセミナーに来て、徹底的に厳しいマンツーマンセミナーの毎日をこなしたみんなともお会い出来て、なんだかとっても嬉しかった。現在の活躍を聞き、納棺の時間のハプニングをどうこなして来たのか、みんなの奮闘ぶりが、とても素敵でした。マンツーマンセミナーは、本当に根性が無いと、最終日まで終わりません。途中、点滴をする方も出るなどの過酷な特訓が続きます。でも、現場ではすぐに活用してもらえることばかりです。あの時頑張ったから、そのあとの積み重ね方も上手。拍手!!益々、頑張ってね。応援しています!

展示会の講習を終えて、大至急北上市へ。そのまま仕事に戻りました。三日間、この寒さが続くようで、家に帰ってからコートを探し、明日の講習の往復に備えました。

今日も、子ども夢ハウスで子どもたちとはしゃいだ分の筋肉痛と共に、アイテテテテと腰と足をかばいながら、歳を感じた時間でした(笑)

明日も頑張りますっ。(*_*)

2014年10月22日

事務所を移転しました。

岩手県北上市中野町2丁目28ー23に、
事務所を移転しました。

電話番号とFAXは今までと変わりません。

なかなかハードでしたが、
ご縁あって、皆様にお力をお借りしまして、
2ヶ月掛けて、引越しをしていました。

多くお申し込みをいただいている、
マンツーマンコースは、
先日から新事務所で行っています。

これからもどうぞ、
よろしくお願い申し上げます。

子ども夢ハウスおおつち

日頃から皆様の御支援に心から感謝を申し上げます。昨日は、お昼過ぎまで仕事をして、途中に御挨拶まわりをしながら、子ども夢ハウスおおつちに行きました。到着すると、すり傷公園で遊ぶ吉山くんと子どもたちを発見!寒くなって来ても、元気に外で遊ぶ子どもたちが居ました。

すり傷公園から夢ハウスに上がり、少しして学校から帰って来た子どもたちが、続々と集まっていました。宿題をしてから、遊ぶ。夢ハウスの決まりを、みんなお利口さんに守っていました。

しばらくぶりに夢ハウスに来て、始めて会う子どもたちも増えていて、とっても刺激的な時間でした。元々夢ハウスに通っている子どもたちの会話の中に、いつも「くっそー」(夢ハウスの、藤原茂代表。子どもたちにそう呼ばれている。)の話で持ちきり。早く会いたいのかな?微笑ましい会話でした。

保護者の皆さんともお話し出来て、とても有意義な時間でした。NHKさんで子ども夢ハウスが数回、全国放送になりましたが、全国から夢ハウスを訪ねてくださる方が増えているよと、嬉しそうな表情で教えてもらいました。

ポップ(夢ハウスのセラピードック)と子どもたちとお散歩して、ずいぶんと色んなお話が出来ました。一ヶ月ぶりの夢ハウス。みんな、見ない間に背が伸びていて、お話も気持ちをきちんと表現しながら、とても上手になっていました。

すり傷公園から見える海。海風を少し冷たく感じながら、冬が近付いていることを感じながら、吉山くん曰く「今年も西和賀町に、去年同様雪合戦に行きたい!」と、胸を弾ませていました。少し疲れが溜まっていた私の体。作業療法士の吉山くんに、手のマッサージをしてもらいながら、「気持ち良い?」「うん、気持ち良いよ。吉山くん、プロだもんね!」子どもたちとお話をしていました。いやぁ、本当に気持ちよかった〜。帰ったらぐっすり眠れました。バタンキュー!

今日は業務が立て込んでいましたが、その中でも毎月仕上げなければならない原稿と、年末までの原稿と、来年の春までの原稿と整理をして、ものすごい数(有難いことです。)原稿の計画を立てながら、内容を決めていました。締め切りは守りましょう!←自分に言い聞かせている(笑)

今度はいつ、行けるかな?夢ハウス。帰り道に、そう考えながら一人夜の道を走らせて、東日本大震災の今日までを色々と思い出しながら考えていました。地元地域の方、被災地に御支援に来ていただいている皆さん、県内外の全国の皆さんから、お一人お一人に大切に守ってもらっている夢ハウス。津波の話、瓦礫の話、町の話、亡くなった家族の話、色んな方に遊んでいただいたお話、すり傷公園の話、宿題があまり得意ではないけど頑張る話等、大切な記憶のお話を、皆さんが支えてくださる安心出来る夢ハウスの環境の中で、一つ一つを大事にお話を聞かせてくれた子どもたち。ふるさとを思う気持ちは、子どもたちも同じでした。

「夢ハウスは、おじいちゃんであり、おばあちゃんであり、お父さんであり、お母さんであり、お兄さんであり、妹や弟でもある。一人一人にとって、大事な場所だね。」子どもたちの親御さんが、そう話してくれたことがありました。本当に癒される空間です。そして、子どもたちとはしゃぎすぎた私の体は今日、筋肉痛を迎えました。腰と足がイタタタタ・・・。(笑)

皆様の心からの御支援に、感謝を申し上げます。引き続き、どうぞよろしくお願い致します。



2014年10月20日

子ネコ元気です。

出張から戻るとポチ子の唯一一人になれる、
そんな場所にも到達出来るようになった子ネコたち。

統括部長(82歳、じいちゃん)曰く
「ジャンプは出来てないよ。
柵を二人で這い上がってるよ(笑)」

仕方なく⁉︎ポチ子(猫)も育児に参戦し⁉︎

チロ(犬)とポチ子の温もりに、
ゴロゴロと喉を鳴らす子ネコたちでした。

じいちゃんの「うふふっ」が部屋から聞こえてくる我が家。「どうしたの?」とじいちゃんに声を掛けると、「4匹の動きが面白くて可愛い(笑)」と、元々垂れ目のじいちゃんの目が、4匹を見つめながらもっと垂れてとろけていましたとさ。(笑)しかし、4匹も居ると、食費がすごい(*_*)頑張らねば!





日総研さん大阪セミナー

18日の土曜日は赤ちゃん・子どものエンゼルケアとグリーフケアの、昨日は大阪セミナーでした。

1ヶ月後に控えている東京セミナーは、すでに定員以上のお申し込みと言うことで、会場が変更になったそうです。現在、全国七カ所を回らせていただいていますが、この度「赤ちゃん・子どものエンゼルケア・グリーフケアセミナー」がお申し込みとお問い合わせが多数とのことで、追加開催が決まりました。詳しくは日総研さんのホームページをご確認ください。

セミナー中は本当に多くのご質問をいただき、一つ一つお答えしながらと実践を多数取り入れながら、皆さんと現場を考えながらのセミナーの内容となりました。

気持ちが偏りながら実践をすると、押し付けになり易いので気持ちはニュートラルにして、御遺族が最も何を求められているのがを「理解」するより先に「感じようとする」気持ちが大切ですし、難しい技術を求められるほど自分の限界を知るし、だから日々、どれだけ積み重ねているのかが、その場を決めることになりますね。

自分が発する言葉が、相手の立場に立てているのか。その言葉に思いやりを込められているのか、それもいつも現場で気を張っています。

結局、いつも自分自身と向き合わなければならない現実が、現場の厳しさです。自分と向き合えていなければ、自分に自信が無ければいつだって愚痴が出る。自分の弱さがそこに出ます。その愚痴で、絶対にやってはいけないことは、人の心を乱すようなこと。これには気を付けなければなりません。

でもだけど、絶対に忘れてはいけない、今、自分が何をすべきか、何を求められているのか、どうして「今」があり、「ここに自分が居させていただけるのか」、そして目の前の方と心がつながれているのか。

お伝えした技術は、全国各地から大切なお子様を亡くされた、お父さんやお母さん方々からご連絡をいただき、お電話でお伝えしている内容の変色復元の技術も、皆さんに体験をしていただきました。電話でも、ちゃんと伝わります。皆さん、とても愛情いっぱい上手に行っていらっしゃいます。「上手ですね!」写真を送っていただいて、声をお掛けすると「そう⁉︎だってね、私、お母さんだもん!」そう答えてくださいます。

赤ちゃん・子どもさんの「死」の迎え方も様々で、もちろん社会問題もあります。それでも、小さな体が一生懸命に生きた人生には変わりありません。故人の体は、色んなことを教えてくれます。誰に何を聞かなくても、その背景も充分分かります。精一杯の人生だったこと、それだけは忘れないように、見失わないように、現場で心掛けています。

赤ちゃんの集中治療室のNICU、集中治療室のICU、救急救命のER、小児病等、医師、看護師、作業療法士、理学療法士、薬剤師、僧侶、神官、シスター。赤ちゃん・子どものエンゼルケアとグリーフケアのセミナーも、現場で御尽力される、主にお看取りをされている(宗教者の方の場合は納棺と葬儀、地域に帰るまでをお世話されている方が多いです)現場のプロの皆様に御参加いただいています。

社会問題を、いのちの現場を皆さんとつながりながら一緒に考えさせていただけること、セミナー終了後に沢山の皆さんに並んでいただいて、お一人お一人とお話し出来たこと、私にとっても深い時間でした。ありがとうございました。前回のセミナーから、何度も受講してくださる方も本当に多くて、一緒に現場を考えられる時間をいただいて、嬉しいです。又、お会いしましょうね。お疲れさまでした!


2014年10月18日

統括部長は⁉︎

チロ(犬)が子ネコ2匹を子育て中。
育児ノイローゼにならないように、
みんなで気を使っているうちに、
チロの散歩の回数が増えたようです(笑)

ポチ子もやっと⁉︎
チロと一緒に子ネコを育ててくれ始めました。
ま、猫だから、
気ままだけど(笑)
それもまた、良し(笑)

それを統括する統括部長は、
そりゃ、もちろん!
82歳のじじなので〜す!

大阪に出発する前の
ショットでした!






大阪入り

岩手県も紅葉が始まり、車で走っていても「あぁ・・・」と思わず目を奪われます。

稲刈りもそろそろ終わり、毎年大好きな風景である一面黄金色の田んぼも見納め。お米は大好きなんだけど、実は私は稲花粉で(笑)目が痒くてクシャミが止まらなかったり!

日本には四季があり、納棺の時間もそれに関わる話題も多い。桜の咲く時期、夏の盛り、秋の紅葉、冬の大雪。それぞれに、亡くなられた季節、何かを約束していのだと教えていただくのも、四季に関わることも多いものです。

昨日も一昨日も来客も多く、御遺族の訪問・出動も多かった。忙しかったけれど、とても癒されました。亡き大切なご家族の想い出を、教えていただきました。一人一人の人生があって社会は作られているし、それから何だって語り継げば、終わらない。語らなければ、終わる。そういうことなんだねと、話し合いました。

悲しみは、苦しみも伴うから深い嘆きに陥る。でもその時から何を毎日思い、何を好きになるのかの習慣が変わることの多い「死」の存在は、御遺族の一歩と正義感を支えているのかもしれません。もう後悔したくないから持つ勇気と、勇気には欠かせない正義感はセット。どちらが欠けてもいけません。いっぱい傷を付く経験をされるから、人と人の関係を滑らかにする思いやりと言う「油」のような物を持つ方が多い。とっても素敵です。でも、それこそが、大切なご家族が遺して下さった財産なのかもしれません。

いのちの授業、復興教育授業に伺った学校から、続々と感想文が届いています。又、後日この場をお借りして紹介させていただきたいと思いますが、思わず「うふふ」と微笑んでしまう内容でした。ご縁を下さった方がいらして、みなさんの所に行けました。周りの大人の人に、一緒に感謝しましょうね。

今日は、現在全国七カ所を回らせていただいている日総研出版さん企画、「赤ちゃん・子どものグリーフケア」のセミナーのため、大阪入りしました。赤ちゃん・子どもに関わる内容を、今の社会の課題を含めて、いただいたお時間の中で進めて参ります。満員御礼のお申し込みと言うことで様々に現場の課題に取り組む時間を大切に皆さんと御一緒させていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。

2014年10月14日

マンツーマンセミナー

関東から、救急救命ERの看護師さんが、マンツーマンセミナーにお越しになりました。

ERは、緊急性のある患者さんが救急車等で運ばれて来られる所です。事故、自殺、事件、病気が突然発症したり等、消防や警察との連携の中、一分一秒を争う救急救命の場です。

ERの現場で起こる様々なこと、その対処とご家族への気持の援助、初期初動処置対応と、復元に至るまでのながれ、地域へつなぐ方法と、お別れの現場のながれとつながり等、講習内容は、時間を大幅に延長しての内容となりました。

「又、次も課題を沢山持って来ます!」と、おっしゃっていました。

心の中に一人一人の患者さんを思い、共に今日まで過ごされて来たこと、一つ一つの言葉の中から深く感じていました。出来ないことを探せばそれはもう沢山あるのかもしれません。でも、出来ることを探せば、出来ないことよりも、出来ることの方がもっとあると思います。

一人一人には生きる意味が必ずあって、一人一人にしか出来ない使命も必ずあって、そこで誰かとつながっていけることがきっと力になり、一方向からのスタートが、つながってもらえる沢山の方向からきっと、守りたい大切な一人を守れるのかもしれません。

マンツーマンセミナーの二日間、本当に沢山の御遺族の訪問と言うか、弊社に顔出しに寄ってくださる大切なご家族を亡くされた皆さんとのご縁、御遺族から届くお手紙の内容をお伝えしたり、御遺族も様々な方に支えられ、そして色んな人を御遺族も支えて行きておられること、大切なご家族を亡くされ当然、心の移行や浮き沈みが毎日の生活の中にあること、病院からお見送りした後の、御遺族のことを知っていただけて良かったと思いました。

みんな、力強く時には弱り、「うつ病なんだよ!」と笑顔で教えてくださったり、一人一人の人生が、一人一人のために、一人がみんなとつながって存在していること、誰もが同じ状況で、私だって同じで、だからつながれる安心感に支えられていること、課題を一緒に考えて行く中で、私も様々なことに向き合わせていただきました。

救命救命ERの中の時間は、通常の生活の中にはない、ものすごいスピードで進んでいます。その置かれた状況の中で、休みを取り、岩手県の地まで足を運び、必死で学ばれた二日間、御遺族とご縁をいただいたこと含め、岩手県にお出でいただいた時間もきっと現場の力になってくれると思います。「岩手県は寒いですね!」台風の中、本当によくお越しくださいました。

使命を果たす場、住む地域は違えども志しは同じでした。お互いに、益々現場でがんばりましょうね!職員一同又、お待ち致しております!お疲れ様でした!


2014年10月13日

鹿児島県で講演会

株式会社マコセエージェンシー様講演会。広告代理店と会葬礼状を主に生業として、事業を展開されている企業様です。会葬礼状は、ご遺族とお話をしてオリジナルの物を作ると、教えていただきました。東日本大震災で、全て流されてしまったご遺族から、震災前の葬儀の時に作ってもらった会葬礼状が、あの時の記録が残っていれば欲しいと、問い合わせもあったのだそうです。素敵ですね。マコセさんの職員の皆様の素敵なおもてなしの数々に、感激の連続でした。

スケジュールの関係もあり、普段は企業様の講演会はあまり受けられない状況の中で、何とも不思議なご縁があって、伺いました。

普段の出張中は、何かとホテルに缶詰めになり、せっせと仕事をしている状況ですが、ずっと前から又、鹿児島県にご縁があったら行ってみたかった、「知覧特攻平和会館」に連れて行っていただきました。何も言葉が出ず、ただ涙が溢れて来るばかり。泣き過ぎて、建物を出たら頭痛に襲われました。私の大好きなばっちゃん(お婆ちゃん)が、未だ戦争の話が出来ず、いつも会う度に私に「戦争で特攻隊で死んだ兄さんに会いたい」と泣きます。特攻隊の歴史に触れ、展示されている特攻隊のお一人お一人の遺書を拝見して、色々と心で感じることがありました。ばっちゃんに会いに行く前に、もう少し、考えてみたいと思いました。

「西郷どんの教え」という本を見付け、駅で買いました。その中に「学ぶこととは、物事を上手に対処出来る才能を磨くことだ」「知っていると言うことと、なぜ必要かを話せることとは違う」「流行って先を行くことじゃない。どれだけ正しい行いができるかだ」等の、「西郷南洲翁遺訓」からの抜粋の言葉を西郷隆盛公奉賛会出版の、「西郷どんの教え」の本と出会い、読み込んでしまいました。ちなみに西郷どんは、愛犬「ツン」と過ごしていらしたのだそうです。

帰りの飛行機に乗るための新幹線が台風の影響で運休になった今朝。福岡に向かえず、マコセさんの皆さんが、大至急飛行機を変更してくださって、鹿児島空港に送ってくださいました。帰りのルートを大幅に変更して、夜になんとか北上市に帰って来ることが出来ました。何から何まで、すっかりお世話になってしまったマコセさんの皆さんに、深く感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

明日からは、マンツーマンセミナーです。頑張りましょう!

と言うか、この出張中にセコムセキュリティの工事が完了し、明日事務所に行ってもセコムされてるから、会社の代表なのに入れない!(笑)と言う状況でした。頑張ります〜!


2014年10月11日

鹿児島県JA経済連葬祭部納棺セミナー

離島からも沢山の葬儀担当さんが参加されました。

旅支度は宗教・宗旨により様々です。御遺族が最も大切にされることが、その中にあります。地域のしきたり、昔ながらの日本独自の送り方の中に、いのちの大切さや、生きること、死を迎えること、遺された人たちがどう生きるべきか、葬儀の中には、大切なことを次世代に伝える、宝物がたくさんあります。

私の職種は、よく言えば専門職。普通に言えば、自然の流れで生まれた職種。納棺業は、その立ち位置にあります。時代に合わせて新しいものをどんどん取り入れる納棺業もあります。事業だから、自由だと思います。「お〜!時代だなぁ。すごいなぁ。」とかも思う。

どちらかと言うと私の納棺は、
10年前に小学生の子どもさんに「お母さんは死んでない!帰ってくるんだ!」と納棺に伺った現場で、目の前に安置されているお母さんの遺体を前に言われた現場で始めて挑んでみた「参加型納棺」。岩手県の地で、昔の納棺のスタイルをお年寄りから教えてもらって、今の参加型納棺に、現場で育ててもらいました。

「僕のじいちゃんなのに!」「お母さんに触りたい!」納棺の時間にどうしても子どもは排除されてしまう傾向にある現場の中で、「どうしたら家族である子どもたちが、故人の傍に居ることが出来るんだろう」と悩んだあげく、「参加型死化粧(身だしなみ)」を現場で苦戦しながら、今の形にやっと持って来れた。

結局、私の納棺は全然新しいものではなくて、どちらかと言うと原点回帰。昔から守り伝えられて来たことを守りたい。昔の納棺から、ヒントが欲しいと、悩んで悩んで、いつも悩んで、そんな風に進んで来たのかもしれない。

技術も、「違う人みたい」と言われた10年以上前の現場で、どうしたらその人に戻るんだろうと苦労して、苦労して、独学で勉強して、答えは故人が持っているんだ!と言うことに気が付いて、何とか今になっている。

納棺は、葬儀の中のほんの一部。でも、その納棺の中に最も大切にしていることがあるんだと、御遺族がとても大切にしています。葬儀の中には、生きるために必要なことが山ほどあります。昔ながらの守るべきものは、守らなければならないし、新しく取り入れて良い部分は、それで良いと思う。微笑ましい怪奇現象は納棺の時間は日常茶飯事だし、人の感情もストレートに体当たりで来るのも、この時間。
現場は生きているから、その都度都度で考えないといけない。
生きるって、本当に大変なこと。

今日のセミナーでも、皆さんと様々に現場の中で起こることを一つ一つ考えて、実践に向けて取り組みました。さすがに4日連続は私も、自分の体力の衰えを感じてしまいました。(笑)

色物を使う変色復元の講習中、「男性の方は特に、ワイシャツに口紅やファンデーションを付けて帰らないように気を付けてくださいね。過去に、家に帰って夫婦喧嘩になり、奥さんにビンタされたと(笑)ラブラブなお話を伺ったことがあります。」と話したら、「家なんて、気が付いてももらえない・・・」と参加された葬儀担当さん(笑)みんなから、「ファイト!」「頑張れ〜!」と応援の声が飛び交っていました。

台風の影響で、離島に帰らなければ帰られなくなる皆さんは、途中で船に乗るために帰られました。熱心に取り組まれた皆さんの少しでもお役に立てたら嬉しいです。益々の御活躍をお祈り申し上げます。お疲れ様でした!



2014年10月8日

宮崎県JA経済連葬祭部納棺セミナー

宮崎県JA経済連・葬祭部納棺セミナー、
二日間のセミナーを終えました。

宮崎県は過去に、
牛の感染症の口蹄疫による、
沢山の牛が「処分」と言う形で、
いのちを終わらせた歴史を持ちます。

牛農家の方々は、我が子同然に牛を育て、
それを生業としていました。
ブランドである「宮崎牛」が今は復活しても、
過去に殺処分された牛たちを、
決して忘れずに生活されていらっしゃることを、
今回は詳しく伺いました。
語り継がないと終わってしまう、
忘れてしまえば終わってしまう、
そういうことなんだと、ここまで来るには、
本当に様々なことがあったのだと、
色々伺いながら、
話し合った時間もありました。

JAさんの葬祭部と言うことで、
普段から葬儀担当として活躍される皆さんに向けて、
納棺の技術セミナーとして、
技術とご遺族の心情の関係をお伝えしました。

皆さんとても熱心で質問も多く、
テキストに無い項目も多く組み込みました。

日々の現場で起こること、
無宗教葬、直葬が多くなったとは言え、
宗教者の存在がとても大きいこと、
現場で起こる御遺体の
多くの突発に対処するために、
必要なことを組み込みながらの講習でした。

講習内容は動きもすごく多くて、
最後は皆さんフラフラで、
沢山集中することも多かったので、
目も充血されていましたね。
ゆっくり休む暇もなく、
皆さん現場に帰って行かれました。
皆さんの益々の御活躍を、
心よりお祈り申し上げます。
本当にお疲れ様でした!

今日は明日からの講習会のため、
新幹線に2時間揺られて鹿児島県に
移動してきました。


2014年10月6日

九州宮崎県

明日からの講習会のため、
九州宮崎県に着きました。

予約していた飛行機が、
台風の影響で欠航。
大至急飛行機とルートを変更し、
飛行機を三つ乗り継ぎ、
何とか宮崎県に到着しました。

お疲れ様でした〜


子ネコ元気ですよ!

チロ(犬)が子ネコちゃんたちのお世話を、
一生懸命に頑張っています。

チロは、男の子なんだけど、
子ネコちゃんたちは、
きっとお母さんだと思っているかもしれません。

チロが子ネコたちの毛づくろいを始めると、
子ネコたちはゴロゴロと喉を鳴らしています(笑)

よく食べ、よく眠り、
引き取った時より、
少しふっくらしてきました。
大きくなぁれ〜!







岩手県曹洞宗宗務所婦人会様講演会

岩手県花巻市のお寺が会場でした。
県内の曹洞宗のお寺の奥様方の会です。

普段の復元納棺の現場でも、
大変お世話になっております、お寺さん。
納棺の現場で、
御遺族が、「どうしても叶えたいこと」がある時、
ご住職にご相談して叶えていただいたり、
お知恵をいただいて、みんなで考えて、形にしてみたり、
実は、現場で御遺族はみんな待っている、ご住職は絶対存在です。

納棺が始まる前に言い争いが起きていても、
宗教者の方の到着で気持も静まり、
争いが終わると言うことも多々あります。
お寺、神社、教会等、御遺族は様々なことを、
葬儀の現日では宗教者に求め、相談します。

昔から日本の風習では、
看取り前後、
納棺、
火葬、
葬儀、
遺されたご家族が一番切ない心情の時に、
宗教者が居てくださいます。

なので葬儀の中では、私はその中の「納棺」をお手伝いさせていただく専門職です。
葬儀の中で、宗教者の方と時間を過ごされ、
御遺族の心の移行は自然に起こります。

お寺の奥様方はお寺を守り、
一人一人の人生をご存知で、
地域を支え、地域を作る、奥様方のお仕事もものすっごい多忙です。

葬式仏教と言われることがありますが、
私が復元納棺の現場で感じることは、
葬式の時に、宗教者にしか出来ないグリーフケアがあると言うこと、
御遺族がそれを最も求めていると言う現実、
それは、はっきり言えることです。

葬儀はきっと、
遺された人たちが生きるためにもあるもので、
故人が私たちに何を遺してくれたかを偲び、
葬送の中で秩序やいのちの深さを感じ学ぶ、
宗教者の方と過ごす時間の中で又、礼儀作法としきたりの中で、
生きていることを意識出来る、深い深い時間なのだと思います。

地域の中で、お寺の奥様方はいつでもみんなを受け入れてくださる、奥様方の存在もとても大きいのです。皆様の包容力に、胸をお借り致しました時間でした。
ありがとうございました。
お世話いただきました、ご住職の皆様にも深く感謝を申し上げます。

敬和会・平和会合同研究発表会

5日、記念講演にお声掛けをいただきました。
北上市にある、「さくらホール」が会場でした。

医療法人と社会福祉法人、
地域への貢献に対する合同研究発表会として、
職員の皆様が集まられて、
様々に発表と話し合いの検討会が行われていました。
頭が下がります。

超高齢化社会を迎え、
地域の取り組みが益々必要になる現代、

地域は沢山のプロの人たちによっても、
支えられていますね。

何でもそうだけど、
任せ切りではなくて、
みんなでつながって、
自分に出来ることを見付けて、
参加出来ることはする、
支え合う、
助け合う、
「共助」の関係が、
それぞれの、
地域を作って行くのかもしれません。

地域もいのちも、
つながって行くものなんだなと、
感じた一日でした。

2014年10月4日

新しい家族⁉︎

新しい家族にメロメロです。
一日目、「怒られるかなぁ?」と、
年を取っても親の存在は・・・(笑)
で、とりあえず、じじ82歳にナイショで。
二日目、じじとご対面。
「なんだぁ、小さいなぁ、
この、まなざしに騙されるんだ(笑)
ちゃんとめんどう見ろよ!」
とメロメロでした。(笑)
よしっ。(ガッツポーズ)
そして、じじは、
チロ、ポチ子、子ネコ二匹と合わせて、
四匹のめんどうを見ることになったのでした〜!
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
まだ、気が付いてないみたいだけど(笑)
じじ、感謝!




西和賀保育所保護者連合会学習会

3日、岩手県西和賀町沢内地区に伺いました。
ここは、「おもかげ復元師の震災絵日記」のあとがきを書いてくださった、
宣承さんのお寺がある碧祥寺の地域です。
講演の前に、碧祥寺へ寄らせていただきました。

お話しを聞いてくださる対象の方により、
お話の内容が実はみんな違いますが、
この日も又、心に大切に持っていたお話しをさせていただきました。

西和賀町は、国指定の豪雪地帯です。
昔から地域の取り組みが深く、
皆さんが助け合って生活をされている地域です。

「助け合うの?普通、普通!」なんて、
みんなおっしゃる。(笑)

実は全国から視察や研修に来られることで有名な西和賀町。
傷付いた子どもたちのホームステイの、心の支援の場として選ばれる、
西和賀町の皆さんのお人柄。
まぁ、本当にすごいです。

それから、山菜もとても有名です。
ワラビやキノコ、
美味しいですー!

皆さんも、是非お越しくださいませ。

昨日も本当にお世話になりました。
ありがとうございました!







セレモニーホールいわて

2日、岩手県に来てからずっとお世話になっているら
JA全農セレモニーホールいわて様、午後から120分の講演でした。

普段お世話になっているだけに、講演にお越しくださった皆さんの中には、
納棺にご縁をいただいた御遺族がたくさん、お出でくださっていました。

葬儀が終わり、
今、どんな風に過ごしていらっしゃるか、
皆さん、色々教えてくださいました。想い出話もたくさん出て、
私もとても気持ちが温かくなるお時間をいただきました。

死の迎え方は皆さんお一人お一人違いますが、
人生も又、お一人お一人の物語がありました。

悲しみの気持ちの中には、たくさんの想い出があります。
皆さん、想い出と一緒に生きる道を探しながら、
気持にも山あり、谷あり悲しみは起こりますが、
日本の伝統文化である、
お彼岸やお盆を大切に過ごされ、深く故人を偲びながら、

「死」から「生きる」ことを教えてもらったと、
想い出と大切に生きられていました。

講演終了後は、二時間くらい、
皆さんとお話しをさせていただく時間もいただき、
お知恵もたくさんいただいて、

関係者の皆様と、
御遺族の皆様と、
地域の皆様に心から感謝を申し上げます。
ありがとうございました。

「死」は必ずやって来ます。
それが、生きている人に必ず起こること。
大切な人への日々の感謝を言葉と行動に出すこと、
大切な人が、その時に困らないように、
自分の思いや、人生観などを、
こんな時は、この人に相談しなさいねと、
話しておいたり、記録したり、
それは必要なことだと思います。
遺す家族が困らないように。

セレモニーホールいわて様の講演では、
そのようなお話しをさせていただきました。

現代、葬儀社さんは生前見積もりが出来ます。
色々慌てないように、相談する方が増えています。
お寺、神社、教会などに相談しながら、
遺言を元気なうちに遺す方も増えています。

後悔しないように、死から生きることを皆さんと一緒に考えた時間でした。