2014年10月8日

宮崎県JA経済連葬祭部納棺セミナー

宮崎県JA経済連・葬祭部納棺セミナー、
二日間のセミナーを終えました。

宮崎県は過去に、
牛の感染症の口蹄疫による、
沢山の牛が「処分」と言う形で、
いのちを終わらせた歴史を持ちます。

牛農家の方々は、我が子同然に牛を育て、
それを生業としていました。
ブランドである「宮崎牛」が今は復活しても、
過去に殺処分された牛たちを、
決して忘れずに生活されていらっしゃることを、
今回は詳しく伺いました。
語り継がないと終わってしまう、
忘れてしまえば終わってしまう、
そういうことなんだと、ここまで来るには、
本当に様々なことがあったのだと、
色々伺いながら、
話し合った時間もありました。

JAさんの葬祭部と言うことで、
普段から葬儀担当として活躍される皆さんに向けて、
納棺の技術セミナーとして、
技術とご遺族の心情の関係をお伝えしました。

皆さんとても熱心で質問も多く、
テキストに無い項目も多く組み込みました。

日々の現場で起こること、
無宗教葬、直葬が多くなったとは言え、
宗教者の存在がとても大きいこと、
現場で起こる御遺体の
多くの突発に対処するために、
必要なことを組み込みながらの講習でした。

講習内容は動きもすごく多くて、
最後は皆さんフラフラで、
沢山集中することも多かったので、
目も充血されていましたね。
ゆっくり休む暇もなく、
皆さん現場に帰って行かれました。
皆さんの益々の御活躍を、
心よりお祈り申し上げます。
本当にお疲れ様でした!

今日は明日からの講習会のため、
新幹線に2時間揺られて鹿児島県に
移動してきました。