2014年10月14日

マンツーマンセミナー

関東から、救急救命ERの看護師さんが、マンツーマンセミナーにお越しになりました。

ERは、緊急性のある患者さんが救急車等で運ばれて来られる所です。事故、自殺、事件、病気が突然発症したり等、消防や警察との連携の中、一分一秒を争う救急救命の場です。

ERの現場で起こる様々なこと、その対処とご家族への気持の援助、初期初動処置対応と、復元に至るまでのながれ、地域へつなぐ方法と、お別れの現場のながれとつながり等、講習内容は、時間を大幅に延長しての内容となりました。

「又、次も課題を沢山持って来ます!」と、おっしゃっていました。

心の中に一人一人の患者さんを思い、共に今日まで過ごされて来たこと、一つ一つの言葉の中から深く感じていました。出来ないことを探せばそれはもう沢山あるのかもしれません。でも、出来ることを探せば、出来ないことよりも、出来ることの方がもっとあると思います。

一人一人には生きる意味が必ずあって、一人一人にしか出来ない使命も必ずあって、そこで誰かとつながっていけることがきっと力になり、一方向からのスタートが、つながってもらえる沢山の方向からきっと、守りたい大切な一人を守れるのかもしれません。

マンツーマンセミナーの二日間、本当に沢山の御遺族の訪問と言うか、弊社に顔出しに寄ってくださる大切なご家族を亡くされた皆さんとのご縁、御遺族から届くお手紙の内容をお伝えしたり、御遺族も様々な方に支えられ、そして色んな人を御遺族も支えて行きておられること、大切なご家族を亡くされ当然、心の移行や浮き沈みが毎日の生活の中にあること、病院からお見送りした後の、御遺族のことを知っていただけて良かったと思いました。

みんな、力強く時には弱り、「うつ病なんだよ!」と笑顔で教えてくださったり、一人一人の人生が、一人一人のために、一人がみんなとつながって存在していること、誰もが同じ状況で、私だって同じで、だからつながれる安心感に支えられていること、課題を一緒に考えて行く中で、私も様々なことに向き合わせていただきました。

救命救命ERの中の時間は、通常の生活の中にはない、ものすごいスピードで進んでいます。その置かれた状況の中で、休みを取り、岩手県の地まで足を運び、必死で学ばれた二日間、御遺族とご縁をいただいたこと含め、岩手県にお出でいただいた時間もきっと現場の力になってくれると思います。「岩手県は寒いですね!」台風の中、本当によくお越しくださいました。

使命を果たす場、住む地域は違えども志しは同じでした。お互いに、益々現場でがんばりましょうね!職員一同又、お待ち致しております!お疲れ様でした!