2014年10月20日

日総研さん大阪セミナー

18日の土曜日は赤ちゃん・子どものエンゼルケアとグリーフケアの、昨日は大阪セミナーでした。

1ヶ月後に控えている東京セミナーは、すでに定員以上のお申し込みと言うことで、会場が変更になったそうです。現在、全国七カ所を回らせていただいていますが、この度「赤ちゃん・子どものエンゼルケア・グリーフケアセミナー」がお申し込みとお問い合わせが多数とのことで、追加開催が決まりました。詳しくは日総研さんのホームページをご確認ください。

セミナー中は本当に多くのご質問をいただき、一つ一つお答えしながらと実践を多数取り入れながら、皆さんと現場を考えながらのセミナーの内容となりました。

気持ちが偏りながら実践をすると、押し付けになり易いので気持ちはニュートラルにして、御遺族が最も何を求められているのがを「理解」するより先に「感じようとする」気持ちが大切ですし、難しい技術を求められるほど自分の限界を知るし、だから日々、どれだけ積み重ねているのかが、その場を決めることになりますね。

自分が発する言葉が、相手の立場に立てているのか。その言葉に思いやりを込められているのか、それもいつも現場で気を張っています。

結局、いつも自分自身と向き合わなければならない現実が、現場の厳しさです。自分と向き合えていなければ、自分に自信が無ければいつだって愚痴が出る。自分の弱さがそこに出ます。その愚痴で、絶対にやってはいけないことは、人の心を乱すようなこと。これには気を付けなければなりません。

でもだけど、絶対に忘れてはいけない、今、自分が何をすべきか、何を求められているのか、どうして「今」があり、「ここに自分が居させていただけるのか」、そして目の前の方と心がつながれているのか。

お伝えした技術は、全国各地から大切なお子様を亡くされた、お父さんやお母さん方々からご連絡をいただき、お電話でお伝えしている内容の変色復元の技術も、皆さんに体験をしていただきました。電話でも、ちゃんと伝わります。皆さん、とても愛情いっぱい上手に行っていらっしゃいます。「上手ですね!」写真を送っていただいて、声をお掛けすると「そう⁉︎だってね、私、お母さんだもん!」そう答えてくださいます。

赤ちゃん・子どもさんの「死」の迎え方も様々で、もちろん社会問題もあります。それでも、小さな体が一生懸命に生きた人生には変わりありません。故人の体は、色んなことを教えてくれます。誰に何を聞かなくても、その背景も充分分かります。精一杯の人生だったこと、それだけは忘れないように、見失わないように、現場で心掛けています。

赤ちゃんの集中治療室のNICU、集中治療室のICU、救急救命のER、小児病等、医師、看護師、作業療法士、理学療法士、薬剤師、僧侶、神官、シスター。赤ちゃん・子どものエンゼルケアとグリーフケアのセミナーも、現場で御尽力される、主にお看取りをされている(宗教者の方の場合は納棺と葬儀、地域に帰るまでをお世話されている方が多いです)現場のプロの皆様に御参加いただいています。

社会問題を、いのちの現場を皆さんとつながりながら一緒に考えさせていただけること、セミナー終了後に沢山の皆さんに並んでいただいて、お一人お一人とお話し出来たこと、私にとっても深い時間でした。ありがとうございました。前回のセミナーから、何度も受講してくださる方も本当に多くて、一緒に現場を考えられる時間をいただいて、嬉しいです。又、お会いしましょうね。お疲れさまでした!