2014年10月18日

大阪入り

岩手県も紅葉が始まり、車で走っていても「あぁ・・・」と思わず目を奪われます。

稲刈りもそろそろ終わり、毎年大好きな風景である一面黄金色の田んぼも見納め。お米は大好きなんだけど、実は私は稲花粉で(笑)目が痒くてクシャミが止まらなかったり!

日本には四季があり、納棺の時間もそれに関わる話題も多い。桜の咲く時期、夏の盛り、秋の紅葉、冬の大雪。それぞれに、亡くなられた季節、何かを約束していのだと教えていただくのも、四季に関わることも多いものです。

昨日も一昨日も来客も多く、御遺族の訪問・出動も多かった。忙しかったけれど、とても癒されました。亡き大切なご家族の想い出を、教えていただきました。一人一人の人生があって社会は作られているし、それから何だって語り継げば、終わらない。語らなければ、終わる。そういうことなんだねと、話し合いました。

悲しみは、苦しみも伴うから深い嘆きに陥る。でもその時から何を毎日思い、何を好きになるのかの習慣が変わることの多い「死」の存在は、御遺族の一歩と正義感を支えているのかもしれません。もう後悔したくないから持つ勇気と、勇気には欠かせない正義感はセット。どちらが欠けてもいけません。いっぱい傷を付く経験をされるから、人と人の関係を滑らかにする思いやりと言う「油」のような物を持つ方が多い。とっても素敵です。でも、それこそが、大切なご家族が遺して下さった財産なのかもしれません。

いのちの授業、復興教育授業に伺った学校から、続々と感想文が届いています。又、後日この場をお借りして紹介させていただきたいと思いますが、思わず「うふふ」と微笑んでしまう内容でした。ご縁を下さった方がいらして、みなさんの所に行けました。周りの大人の人に、一緒に感謝しましょうね。

今日は、現在全国七カ所を回らせていただいている日総研出版さん企画、「赤ちゃん・子どものグリーフケア」のセミナーのため、大阪入りしました。赤ちゃん・子どもに関わる内容を、今の社会の課題を含めて、いただいたお時間の中で進めて参ります。満員御礼のお申し込みと言うことで様々に現場の課題に取り組む時間を大切に皆さんと御一緒させていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。