2014年5月31日

お好み焼き屋さん、大好き

お昼を、
子ども夢ハウスおおつちの吉山君と、
みんなで北上市で食べていました。
昨晩の打ち合わせに、
出席してくれて、ありがとう!
吉山君は、
子どもたちが帰ってくる時間までに
戻ります!
と言って、さっき大槌町に帰りました。
お好み焼き屋さんの「大好き」、
是非、お立ち寄り下さい!
とっても、美味しいで〜す!
http://www.kitakami-kanko.jp/food.php?itemid=2980&catid=316

2014年5月29日

「知らなかったなぁ・・・。」

「大きな葬儀になるから」
集まられた皆さんから言われる、
そういう納棺がある。
社会的な地位や、名誉のある方が、
葬家である場合。
納棺の時間には、本音が出る。
「本当は、静かに過ごしたい。」
役があるのも、大変なお立場だと言う。
「実は私、色んな役員をしています。」
納棺終了後に、
喪主さんに話し掛けられた現場があった。
「子どもを亡くす気持ちが、
こんなに辛いなんて知らなかった。
今まで、沢山の葬儀に出て来たけれど、
軽々しく言葉を掛けて、
慰めた気持ちなんかになっている自分が、
馬鹿だった。情けない。
なんで、もっと、
人の気持ちを知ろうとしなかったんだろう。」
そう、おっしゃった。
悩んだり、
考えたり、
苦しんだり、
後悔したり、
振り返ったり、
その感情が教えてくれることって、
実はいっぱいあるんだと思う。
それは、大好きで、
大切な存在である、
対象が無いと起きない感情。
だから、その深さの分、
大切だった証拠。
悲しみが深いほど、
人は表には出さないように、
それを隠して生きている。
表の顔と、
そうじゃない顔があって、人だと思う。
納棺の時間は、
そうじゃない顔が、そのまま出る時間。
だから、私は、
その人の表の顔を知らないことが多い。
そこで教えてもらえることは、
悲しみを知っている人は、
誰一人、悪い人は居ないということ。
そうじゃない顔は、
人の気持の深さを教えてくれる。
私は、そういう現場で、
力をいっぱい、いただきます。
後悔して、
振り返っている人ほど、
本当の優しさを持たれている。
そういう人には、
又、その方を支える、
素敵なネットワークが出来るのです。
じゃぁ、何が怖いって、
そうじゃない人が、一番怖い。
現場でお年寄りが言います。
「死んだ人より、
生きている人の方が、
よっぽど怖いわぁ!」
言葉に出して言わないけれど、
心の中で、
本当だ、本当だ。
同感だ!の、気持の私でした。

「きれい」の違い

「きれいじゃん!」
「それは、きれいとは言わん!」
納棺の現場は、喪服でなくても良い。
葬儀は、喪服。
学生は、制服が一般的。
おばあちゃんの葬儀に着る制服の、
靴下をお孫さんが履こうとしていた。
おじいちゃんが言った。
「そんな泥の付いた、
汚い靴下を履くな!」
お孫さんが言った。
「きれいだよ!」
おじいちゃんは、
「この靴下がきれいだから、
これを履きなさい!」
と言った。
私は、「・・・⁇」少し様子を伺った。
「どう思いますか?」
おじいちゃんが私に聞いたから、
答えた。
「「きれい」と言う共通の言葉から、
少し考えてみました。
おじいちゃんは、「白い靴下を履け」
と言う、真っ白=きれいの意味で、
「きれい」をお話しされていました。
お孫さんは、
洗濯してある=きれい
で、おはなしされているようです。
「きれい」の価値観が違うだけで、
どちらも間違った意見は言っていないと
思いますよ。(ニッコリ)」
こういうことは、実はよくある。
言葉は共通の言葉を使っても、
意味が、価値観が異なることがある。
生きることは、
いつだって学びの場で、
お孫さんにとっては、
経験豊富な、
おじいちゃんと言う師が居る。
お別れに来てくれた、
弔問の方々をおもてなしする、
その気持ちがあるから、
おばあちゃんを見送る、
大切な時間だから、
と、色んな意味が含まれる中で、
「白い靴下を履いてね」と、
おじいちゃんが言った。
「正装」と言う意味だったんだと思う。
お孫さんと少し話して、
お孫さんも「そっかぁ。」と、納得。
私の性格上、
説得はしない。
でも、心から納得していただけるように、
現場の中で常に、心掛ける。
気持ち良く、
大切な人を見送ってもらえるように。
それが、私の仕事だと思うから。

2014年5月27日

軽井沢中学校、いのちの授業

全校生徒の皆さんに向けて、
午後から90分、
お話をさせていただきました。
軽井沢中学校は震災直後から、
岩手県大槌町の中学校と交流、
そして、ずっと現在も、
ご支援をいただいているそうです。
大槌中学校の校長先生が、
以前、軽井沢中学校の皆さんに、
東日本大震災のお話に来られたと
言うことも伺いました。
とても交流が深いんですね。
長期的支援を、
本当にありがとうございます。
いのちの授業には、
軽井沢町長、
教育長、教育委員会教育長、
社会福祉協議会会長、
諸先生方にご参加いただき、
ありがとうございました。
軽井沢中学校の校長先生の
普段からの様々な取り組みとご活躍に、
本当に頭が下がりました。
いのちの授業終了後、
生徒の皆さんと少し、
お話をさせていただく時間もあり、
廊下で皆さんに声を掛けてもらったり、
色々なお話も出来て、
とても嬉しい時間でした。
軽井沢町から、大槌町の役場に、
現在も職員さんを
派遣して下さっていることを伺い、
心から感謝の気持ちで
いっぱいになりました。
故郷から遠く離れた岩手県のご支援、
気候も違うので、体調を心配しながら、
本当に感謝を申し上げます。
軽井沢中学校の校長先生と
つなげて下さったのは、
昨年、いのちの授業に伺った、
現在は子どもゆめハウスを
ご支援いただいている、
伊那西高校の校長先生でした。
そして、
各報道関係の皆様にも、
継続して東日本大震災を
取り上げて下さっていることに、
心から感謝を申し上げます。
長野県の新聞にも、
「東日本大震災被災地から」の
記事欄があり、
継続して取り上げてもらえることへ、
感謝の気持ちでいっぱいになりました。
町づくりは、一人一人がつながって、
形になって行くのだと最近、
感じています。
失敗することも、
後悔することもあると思いますが、
きっとみんなで、
前に一歩踏み出せることもあるから、
踏ん張ったり、
ジャンプしたり、
考え込んだりしながら、
つながっている皆さんと、
頑張ろうっ!って、
力をいただいた、
とても素敵な皆様でした。
軽井沢中学校の校長先生、
多くの皆様にお世話をいただいた今日、
本当にありがとうございました。

2014年5月25日

こぼれ話し 2

いつも、日総研さんの
セミナーに参加してくれる方々が居る。
その中に、
NICUで働く医療者の方々が居る。
そう、NICUと言う仕事がある。
赤ちゃんの、集中治療室。
赤ちゃんが、
明日も、生きられるように、
いのちをつなげてくれるお仕事。
元気に育つ子もいる。
余命、数日と言う子も居る。
ボランティアさんが、
活躍されているNICUもある。
この世に生を受け、
精一杯生きた人生の、数日。
ボランティアさんが作ってくれた、
手作りのフワフワの
タオル生地のお洋服を着て、
可愛い赤ちゃんは、
沢山の愛情を受けて、旅立つ。
「出来るだけ骨を、
残してあげるからね。」
と言う火葬場のおじさんも、
私は知ってる。
赤ちゃんを亡くした、
お母さんに教えてもらった。
「嬉しかった。」って、
泣いていた。
お父さんとお母さんに、
ずっと愛してもらえるように、
みんな願っているのかもしれない。
いやいや、
関わった人みんなが、
自分が、赤ちゃんのことを
愛し続けようと
決心しているのだと思う。
NICUで働く医療者のお友達も、
私はたくさんいるけれど、
みんな、本当に素敵な人達ばかり。
小さな小さな赤ちゃんが、
生きていた時間があるんだよって、
この子達を愛してくれそうな人達に、
知ってもらえたら良いなって、
私は思うのです。
大切なことを、
いっぱいおしえてくれるから、
やっぱり「いのち」って、すごいね。
その存在が、本当にすごいね。
NICUと言うお仕事も、
知ってもらえたら良いなって、
思いました。

こぼれ話し

昨日のセミナー終了後、
実に30名以上の方が並んで下さった。
並んで下さった
皆さんが購入してくださった本に、
サインをさせていただいたり、
皆さんの今の悩みや、
思いを聞かせていただきました。
中盤、
「沖縄県から来ました。」と、
そう教えていただいた時、
あることを想い出しました。
夢ハウスを立ち上げて下さった、
藤原茂代表が理事長を務める、
リハビリの専門学校が、沖縄県にある。
ここの学生さんは、人間力がすごい。
人として、みんな素敵だった。
ここで、学生の皆さんに講義をさせて
いただくことになった時、
一般の皆さんから、
多数のお問い合わせがあり、
「一般の方も、来ていただいて
良いことにしましたよ。」と、
藤原代表から、声を掛けていただいた。
藤原代表の判断が、実に実を結び、
この講演の終了後に、
一人の女の子がポツンと立っていた。
きっと、
何か話したいことがあるのかな?
と思って、
「今日のお話で、難しい所は無かった?」
と声を掛けてみた。
すると、その子は、突然、泣き出した。
頭を撫でて、落ち着くのを待った。
少しして、話してくれた。
「お母さんが、癌で死んじゃった。
緩和ケア病棟で、
看護師さんといっしょに、
お母さんの頭を洗ったことを、
あの時をね、いっぱい想い出して、
心臓が、ポカポカ温かくなったら、
涙が溢れそうになって・・・。」と、
又、涙を流していました。
私のまわりには、
ご縁をいただいて、
いつも私を支えてくれる、
子どもさんを亡くされた、
お母さんが沢山いらして、
今、この子を抱きしめたいと
強烈に思うだろうなぁと、思った。
(「吉田さぁ〜ん!」←私の心の声)
もし、藤原代表が、
一般の方も良いよと、
判断されていなければ、
この子には、会えなかった。
藤原代表に報告したら、
涙をポロポロ流されて、
何度も、頷かれていた。
沖縄県から来てくださった看護師さん、
実は緩和ケア病棟で勤務されていた。
聞けば、
「患者さんが亡くなったら、
家族といっしょにシャワー浴をします。
子どもも、みんなでやります。」
と、教えてくれた。
あの時のことを、
あの子のことをお伝え出来て、
良かったなぁと、思った時間でした。
私の大好きな、
マザーテレサの言葉がある。
どれだけたくさんのことをしたか、
ではなく、
どれだけ一つ一つのことに、
こころを込められたのかが、
大切です。
マザーテレサの、
この、言葉の心のお守りは、
やっぱり大切だと思う、今日この頃です。

日総研さん、東京セミナー

医療、介護職の皆さん対象の、
日総研さん、東京セミナーでした。
定員を超えての、多数のご参加、
10時から16時まで、
遠くは沖縄県からのご参加、
病院も、救命ERや
赤ちゃんのNICUを含め、
各所属部署から、
又、高齢者施設、
医師の皆さん、
看護学校の先生と、
本当にたくさんのご参加を、
ありがとうございました。
そして、大変お疲れ様でした。
今日の講座の内容が少しでも、
皆様の現場のお役に立てれば、
とても嬉しいです。
セミナー終了後の質問も、
本当に皆様が、
患者さんや利用者さんを
ずっと思い続けていること、
そして、
とっても大切にされていることを伺い、
頭が下がる思いでした。
いのちが、色んなことを教えてくれて、
患者さんの死が、
たまらなく悲しくて、
もっと、
手を掛けたいと、
学びの毎日を過ごしていらっしゃること。
生きることは、とても大変なことだけど、
悲しみの中の想い出が支えてくれるものも
実は沢山ありますよね。
皆さんの現場のお話を伺い、
その中でも、積み重ねて行こうとする、
逃げずに向き合おうとする姿勢に、
すごく胸を打たれました。
皆さんにお会い出来て、
本当に良かったです。
ありがとうございました。
岩手県では、
私は夜にストーブをつけていましたが、
今日の東京は26℃でした。

柩に入れる副葬品

ご遺体が安置されていない木の箱は、
「棺」と書く。
ご遺体が安置された棺は、
「柩」と書く。
柩に一緒に入れて持たせるための物を、
副葬品と言う。
愛用していた、服や帽子などの、
燃える物。
地域により、
火葬場が行政の管轄になり、
黒い煙の出る物は入れてあげられない。
だから、眼鏡や時計は、
あの世で本物になると言われているので、
ご家族に紙に書いていただくこともある。
副葬品の取り決めは、地域により違う。
地域の火葬場で、
その詳細が記載された物が記された
用紙がもらえる。
何より、地域の葬儀社さんが、
よく知ってる。
私は現場で、
家族の要望のあるものを、
入れていいかどうか、
葬儀担当さんに教えてもらう。
だから、
どうしても持たせてあげたい物は、
葬儀担当さんに、相談してみると
良いと思います。
宗旨により、
必要ない物や、
特に持たせてあげないといけない物、
地域の伝統・しきたりもあるので、
宗教者の方に聞いて見るのも良いと思います。
悲しみの時間の中で、
お別れの時間が近くなると、
ご家族は副葬品を一生懸命考えます。
納棺の時間に教えていただく、
普段の生活のこと、
最期に近い時間の中のこと、
様々なお話から、
副葬品を一緒に考えることもあります。
お盆やお彼岸に、
何不自由無く、
家に帰って来れるように、
みんな、一生懸命考えます。
副葬品の代表としては、
赤ちゃんはミルク。
子どもたちは、お菓子の袋や
ぬいぐるみ、塗り絵と色鉛筆など。
大人の人は
味噌おにぎりや、
漬物、
ぼた餅、
いも焼酎など、紙パックのお酒、
果物。
好物だった物が多い。
「浮気されないように!」と、
ご自分の写真を入れる方もいる。
氷川きよしの写真は、高齢の方に多い。
納棺の日が誕生日と言うこともある。
ケーキが副葬品で入ることもある。
故人が可愛がっていた犬が、
ずっと柩の中を覗いていることもある。
クンクンと鳴いているから、
蓋を閉めずに、みんなで見守ることもある。
猫が、故人の傍から離れないこともある。
「蓋を閉めても良いですか?」
と声を掛けると、
そこをよけて、私の横へ来る。
動物も、ちゃんと分かっている。
「ありがとう。後から覗いても良いですよ。」
と、また声を掛ける。
一人、この世から居なくなることは、
家族にとっては大変なこと。
生活も、色々がいっぱい変わる。
でも、変わらないのもある。
生前と変わらない、
思う、思い続ける気持ち。
故人にとって、
その人も、その人しかいない。
無事に、
あの世に先に行った人に、
目の前の故人が会えますように。
ひとりぼっちではなく、
誰かが傍に居てくれますように。
いっしょに色んなことを心配しながら、
ご家族と一緒に、
お見送りの時間を大切にします。
質問、ありがとうございました。

最期の時間に

今朝は、
早朝6時出発で納棺に走っていました。
お父さんといっしょに、
お母さんの頑張った時間、
おばあちゃんの思い、
おじいちゃんも通いで頑張って、
きっと本人は、
みんなのことが大好きで、
きっと本人も、
本当は、みんなと、
ずっといっぱい、
いっしょに居たかったんだと思います。
お別れの言葉は色々あるけれど、
「ありがとう」
「またね!」
「ずっと傍に居るから」
「先に逝って、待ってるね」
「悲しみ過ぎないように!」
「大丈夫だよ。」
この子の最後の方の言葉は、
「おじいちゃん、
何処に居るの?」だったって。
おじいちゃんのこと、
最期まで探して、
とっても、大好きだったんだね。
たくさんの現場には伺うけれど、
一件一件の現場に、
一人一人の人生があって、
その時、その時の思いと、
大切にしていることと、
忘れたいことと、
誰かに預けたい心情と、
みんな精一杯、
故人を思い、
尽くす時間なんだと。
「あ、あれ、大丈夫ですか?」
「あ!忘れてたぁ〜!」
「あ、これは?」
「あ、いかん、いかん〜!」
「急がなくても、大丈夫ですよ!」
故人を思い、
ドタバタする、ご家族の笑顔。
「どっちが良いと思う?」
まだまだ、やってあげたいことは、
山のようにあるものです。
大切なことは、
みんな、死は、夢であって欲しいと、
思っていると言うこと。
故人に
「起きて!」
と声を掛ける方も多い。
そして、
死を迎えても尚、
心配し続ける。
大切なことを、
また、改めて教えていただきました。
一緒に過ごさせていただく時間が、
私の宝物になります。
ありがとうございました。

2014年5月22日

子ども夢ハウスおおつち、5月20日・3

すり傷公園は、
建築業者さんがボランティアで、
公園の補修工事をしてくださっていると
吉山くんが教えてくれました。
あ〜、良かった〜(*_*)
無くなってしまうのかと思った!
「子どもたちの安全を守るため、
とても有難いです。」と、吉山くん。
地主さんも、
いつも見守ってくださって、
ありがとうございます!
昨日は子どもたちと、
色んなことを、お話ししました。
お空の上に行った、
大切な家族を思う気持ち。
いっぱい聞かせてもらいました。
みんなで話し合えることって、
とっても素敵ね!
彼らを守り、育み、支える、
大人の人たちが、
私の仕事を教えておいてくださるから、
きっと子どもたちは、
素直に話してくれるんだなぁと、
夢ハウスと言う、
彼らが大切にしている場所だから、
目一杯、話せたんだと思う。
本当に、真っ直ぐで、
可愛いくて、頼もしい、
夢ハウスの子どもたち。
全国の皆様からのご支援に、
感謝を申し上げます。
追伸、 機械音痴の私ですが、何故か、写真がとんでもない大きさで、ブログにUPされてしまうため、現在、調べ中です。写真が載せられるまでは、活字でお付き合い下さいませ。( ̄^ ̄)ゞ

子ども夢ハウスおおつち、5月20日・2

しばらく見ないうちに、
男の子たちは背が伸びた子が多い。
吉山くんが主張先から購入してきた
「地獄」の絵本。
どうやら、みんなのお気に入りらしい。
「笹原さんにも、読んであげるからね!」
読み込んでいる分、上手〜!
パチパチ、パチパチ〜♬
自分たちの何が、何地獄にあてはまるか
であれば、どうするべきか・・・
みんな真剣に話し合っていました。
エライっっ!o(^_-)O
そして、自然な流れで
亡くした家族をどう、応援するか・・・
そういう話になっていました。
家族に愛され、
学校と地域に守られ、
安心出来る環境の中で、
夢ハウスの中で、
冒険心や探究心も育み、
「すごく世界が広くなって来たんだなぁ〜。」
と感じた、とっても愛おしい時間でした。
みんな「笹原さんは、何地獄?」
私「え⁉︎そこから選ぶの?」
みんな「うん、そう!」←みんな、目がキラキラ⁉︎
私「え、極楽もあるって知ってる?」
みんな「あ、そうだった!」←みんな喜ぶ。
好きな人、
とても好きな人、
なんとなく分かりにくい人、
それから、
嫌いな人、
恨んでいる人、
困った人、
みんなの悩みは尽きなくて、
私も同じ感情を持っているからこそ、
よく分かる、色んな感情。
合う人、合わない人と、
どう接したら良いのかな?など、
みんなが真剣に話してくれるから、
私も真剣にみんなと話し合った時間でした。
子どもたち、
excellent!でした!

子ども夢ハウスおおつち、5月20日・1

午前中、目一杯仕事をして、
吉山くんから連絡をもらって、
午後から夢ハウスへ向かいました。
大槌町の町の様子は、
地盤沈下をした分の高さと、
これから生活をするための、
土地の高さを上げる、かさ上げのために
山を削る工事が始まり、
鉄橋や防波堤はそのままの所もあるけれど、
町並みが少しずつ変わっていく姿に
色んなことを思い出した昨日でした。
あ〜、旧大槌役場も遺すための工事が
いよいよ始まったんだなぁ。
色んなことを考えながら、
夢ハウスに到着すると、
すり傷公園に工事関係者の方が沢山!
あぁ、とうとう撤去の日が来たのか・・・
そう思いながら、
夢ハウスに入る。
戸を開けて、ガラガラ〜♫
「・・・あ!藤原先生!
帰って来られてたんですね!
お疲れ様です!」
藤原代表が来られていると、
地域の皆さんが沢山、
「代表、帰って来てるって聞いたよ〜!」と
お顔を出しに来てくださいます。
藤原代表は、
すぐに誰とでも仲良くなれる、
そういう魔法を持っているんだなぁ〜
と、毎回、凄さを実感。
お会いしたことのある方は、
ご承知の通りの、お人柄ですね。
子どもさんたちが学校が終わって、
夢ハウスに帰って来る前に、
私も少々、
相談などをさせていただきました。

2014年5月20日

see you again !

今日は、教材の撮影でした。
東京と、沖縄からお出でいただき、
まだ少し寒い岩手県ですが、
午後一から、夜まで、
大変、お世話になりました。
毎日、岩手県を含む全国の学校さんから
いのちの授業の
お申し込みをいただいています。
今年は、けっこうスケジュールが
埋まってしまっていて、
来年の予定を、
現在は受け付け始めています。
日にちの調整など、
御不便をお掛け致しておりますが、
よろしくお願い致します。
いのちの授業では、
質疑応答が終わらないことが多々、
あります。
皆さんが日々考えていることを
教えてもらえる、
そして、色んなことを一緒に考えられる
貴重な時間は、
私にとっても大切な時間です。
皆さんにお会い出来ることを、
心から楽しみにしています!
毎年、
いのちの授業をお申し込みくださる
学校さんもあります。
亡くなった方の人生から、
いのちや、
生き方を感じ取ってもらえること、
大切に思ってもらえること、
私もお陰様で精一杯、ご縁に尽くせます。
とても、嬉しいです。
ありがとうございます。
see you again !

2014年5月19日

じじ&チロ&ポチ子

20140519-001014.jpg

何かよく分からないけれど、
じじのファンが多いです。
どうも、ありがとうございます。
何処が⁉︎
頭が輝かしいから⁉︎(笑)
実はじじは、
あまり人と関わりたがりません。
面倒臭いらしいです。(笑)
元々です。
ジョークも、ブラック過ぎます(笑)
ただ、子どもと動物は好きです。
自分から、話しかけています(笑)
あと、訪問診療は、大好きです(笑)
体が思うように動かなくなってから、
だいぶ元気が無くなって、
私も出張が多いし、
じじも高齢だし、心配だったので、
訪問診療を勧めました。
最初は戸惑っていたけれど、
今は、薬が効いて体が動くようになり、
気持ちも楽になったそうで、
家のことも、
自分のことも、
自分のペースで出来るようになり、
歳を取る自分と、
上手に付き合える方法を教えてもらって、
とても元気になりました。
歳を取り、
体は動かなくなって来たけど、
でも、気持ちは元気になりました。
良かった〜!おかげさまです!

20140519-001901.jpg
ポチ子はチロが来てから、
食欲も旺盛になり、
だいぶふっくらしました。
猫風邪もひかなくなりました。
元々、保健所から引き取った時から
片目と片耳に障害があることで、
こちらとしては心配していますが、
ポチ子にとっては、
それは普通の自分であり、
時々遊んでいて壁にぶつかったりは
しますが、
本人は至って元気です。
「じじ、今度は山羊飼おうか?」
と聞くと、
「誰が面倒見るのよ⁉︎」と聞くので、
「じじ‼︎」と言うと、
「じじの部屋はもう、入らないぞ!」と。
面倒見る気満々⁉︎
部屋で飼うの⁉︎
と、自問自答した私でした。

20140519-003634.jpg
山羊、可愛い〜!
会社の裏の農家で、
山羊をいっぱい飼っているお家があって、
羨ましいなぁ〜と思う、
今日この頃でした。
今日もちょっと、
ハードな1日ではありましたが、
動物に会えると元気になる、
そんな私でした〜!

2014年5月18日

運動会、あるかな?

20140518-003347.jpg

運動会シーズンが到来です。
お孫さんを亡くしたおじいちゃんが
先日、
「あの世にも、運動会はあるかな?」
目を真っ赤にされて、
そう、おっしゃいました。
「あったら、運動会に、
何を持って行きますか?」
と伺ったら、
「そりゃ、やっぱりパイナップルでしょ!」
お孫さんがお好きだった
パイナップルの話を熱弁され、
とても素敵な表情を見せて下さいました。
お孫さん、見てるかな?
おじいちゃんの表情。
おじいちゃんの表情は、
又、私の宝物になりました。
遺される人も色々考えるけど、
旅立つ人も、
実は、いっぱい色々考えているんです。
だから、本当はお互いに、
お互いを思っているんです。
気持ちは、いつかつながると思います。
忘れず、
良いことも、
良くないと思えることも、
全部ひっくるめて、
大切な思い出だから、
色んなことを
いっぱい思い出せば、
いつか絶対に、
気持ちはつながると、
私は信じています。
「お〜い!聞こえてる〜?時々は、
夢に出て来てあげてねー!」
と、お空に話しかけている、
今日この頃でした。

北上・和賀地区保育協議会様 講演

17日の午後から、
北上・和賀地区保育協議会様の
皆様へ向けて120分、
講演をさせていただきました。
現在、日総研出版さんの
子ども専門誌にて、
こどものケアの連載中ですが、
その部分から、
保育士の皆さんへ向けて、
悲しみを経験した時の、
こどもさんたちの気持ちを中心に、
お話や行動についての
特徴的なお話しを、
その対応と関わり方について、
日々の現場の中から、
いただいたお時間の中で、
お話しをさせていただきました。

20140517-215716.jpg
現場で子どもさんたちは、
真っ直ぐに質問をしてくれますので、
私も真っ直ぐに、
一緒に色んなことを考えたり、
作業を積み重ねたりを、
一緒の時間を大切に過ごします。
遺された子どもたちも、
大切な家族を亡くせば、
叫んだり、
暴言を吐いたり、
無言で考え込んだりの姿がありますが、
私は当然の心情だと思っています。
大切な家族を亡くしたのですから、
当然です。
混乱もするし、
路頭にも迷う。
でも、その時間の中で、
大切な家族に遺してもらった、
様々なことに出逢います。
人として、大切な感情だとも思います。
だから、その感情を大切に育み、
一緒に過ごします。
宗教者の力をお借りして、
これから生きるために、
気持ちを昇華させていただく
そういう時間を迎えます。
そこまで頑張ること、
それがきっと、私たちの仕事だから。
旅立つ子どもたちも、
「短い、いのち」と
言われることも多々あります。
本人以外から見れば、
そうなのかもしれませんが、
当の本人にとっては、
数年でも、精一杯生きた人生です。
長いとか、
短いとかよりも、
もっと大切なことは、
その存在が、
沢山の人に幸せをもたらせた
そういう時間も沢山あった、
と言うことです。
「この子が居てくれたお陰でね」
ご家族は、
どう死を迎えたのかを一緒に考えた後、
どう生きたのかを、
一生懸命考える時間を迎えられます。
そういう、きっかけつくりを、
お手伝いさせていただける
お一人お一人とのご縁に、
感謝をしています。
問題は、社会問題の一つ、
虐待で亡くなる子どもも居ること。
これは、現実です。
その存在こそ、
私たちは忘れず、
そのことから目をそらさず、
向き合い、
考えて行動しなければならないと、
私は思っています。
その子たちの丸ごと、
愛せる自分であるか。
私は、完璧な人間では無いからこそ、
精一杯、その子たちに尽くした後に、
神仏に全てを委ねる気持ちを、
現場で、宗教者に委ねて、
その子の御先祖さんが大切にして来た
その教えに、委ねさせてもらえること、
そういう気持ちを、
持たせてもらえることに、
私は感謝をしています。
御先祖さんに会えますように。
精一杯手を合わせています。
つなげる先があること、
受け容れてくれる先があること、
生きることを、
死から学ぶ、
そういう時間に
生かしていただけいている、
私も一人の、
弱い部分を持ち合わせる人で
ある訳です。
ただ、亡くなった人の笑顔に会いたい。
私も、そう思う一人です。
東日本大震災において、
保育士の皆さんも、
小さな子どもたちを不安から守るため、
御尽力されました。
地域を守る、
地域を育てる。
地域には、色んなプロが居ますね。
一人で悩まず、
相談してもらえると良いですね。
職種が違っても、
共通することは沢山あります。
皆さんにお会い出来て、
本当に良かったです。
ありがとうございました。

2014年5月16日

平成26年度 曹洞宗婦人会総会 講演

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今朝、新幹線に乗り、
東京へ向かいました。
平成26年度、曹洞宗婦人会総会にて、
お話しをさせていただきました。

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「会場は、満員です。」とのことで、
90分のお時間をいただき、
「いのち輝くとき」
様々なお話しを、
させていただきました。

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遠くは北海道、
そして四国からも、
お出でいただいたそうです。
お寺の御住職の奥様の会
と言うことで、
色んなお話も、教えていただいた、
貴重なお時間でした。
たくさんのお心遣いをいただき、
心から感謝を申し上げます。
ありがとうございました。

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質問にお答えします。

「納棺の時間って、
どんな時間ですか?」等の、
幾つかの質問に、
まとめてお答えしますね。
納棺の時間として、
お答えします。
火葬を迎えるご縁の度に、
思うことがあります。
洋服も、
食べ物も、
そして体も、
形があるものは、
本当は、無いものなのか?
この仕事をしていると、
なんだかいつも、そう思います。
じゃぁ、私も本当は無いのか?
つかめそうで、つかめない。
分かりそうで、分からない。
実体があるようで、無いものばかり。
生きているって、
本当は、そんなことだらけ。
でも、生きていることは確か。
生きることって、
生かしてもらっているってことだから、
何かのいのちを
肉や野菜のいのちも、
毎回いただいて、
何かしら支えられ、
生かしてもらっているんです。
であれば、
とらわれず、
感謝して、
生きた方が良いのかもしれない。
死んだら終わり?
いやいや、
後のことは、結局誰かが面倒を見る。
だから、必ず誰かに面倒になる。
「死んだら終わりだから」なんて、
断じて、そんなことは無い。
孤独死、孤立死、噂をして、
そんな普段生活に無い言葉で、
騒ぐ人たちを横目に、
はたして、そうかな?
一人暮らしを楽しんでいる人を、
私はたくさん知っている。
でも、本当に孤独な人とは、
出逢わなければ、
つなげなければならないと思う。
大勢の中に居ても、
孤独な人は居るから。
本当は本人しか知らないこと、
本当は本人も知らないこと、
人のことをとやかく言う人ほど、
自分のことを
分かっていない人だと思う。
「あなたのこと、全然わからない!」
と言われた人が、
「自分も、自分のことを、
ちゃんと分かっている訳じゃない。
だから、他人が自分を分かるわけが
ない!」
とかわした人を見た。
「お〜!すごい。最もだ!」と、
思った現場もあった。
とらわれず、
虚しさを感じず、
そう思って生きようとしても、
でも、そこから学ぶことも多いですし、
人と関わることのネガティブと、
人と関わることのポジティブと、
人に傷付けられ、
人に癒され、
本当はみんな、
個性豊かで、素敵な人ばかり。
ただ、
相手を知らず、
知ろうとしないと問題が起きる。
自分を知ってもらいたいと思ったら、
相手を知ろうとする努力をすること。
それが出来ないなら、
黙っていた方が良いこともある。
知って、感じて、仲良くなれば、
一つ一つの問題は、
本当は解決するのかもしれない。
納棺の時間は、
そういう、
人間の素が真っ直ぐ出る、
時間です。
たくさんの質問を、
ありがとうございました。
あくまでも、
41歳10ヶ月の私の答えです。
あしからず。
追伸、
ヤギのゆきちゃんが居る民俗村の、
定休日は月曜日ですよ。
アクセス数が、すごかった。
ゆきちゃん人気、恐るべし!(*_*)

歴史から感じること・・・

坂上田村麻呂、アテルイ、
安倍貞任・・・。
岩手県の歴史にも、
哀れ悲しい歴史あり。
思い通りにならないこと、
敵味方間での配慮も、
坂上田村麻呂とアテルイに学ぶ。
トップリーダーの二人の歴史は、
後世に沢山のことを遺してくれたと
しみじみ、思う。
知っていると思っていた歴史は、
歳を重ねて振り返る度に、
気が付かなかった事柄に出逢う。
やっぱり、すごい武将だと思う。
花巻空港から20分位の所にある、
神社です。

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国の重要文化財の毘沙門天が、
鎮座しています。
歴史は、誰かが作ってくれたもの。
私たちが生きていられるのは、
先人のお陰なのかもしれないと、
歴史を毎度、少しずつ感じる度に、
そう思うことがあります。
生きることも、
死ぬことも、
結局、誰かに関わってもらう。
良いと思える人になのか・・・
そうじゃないのか・・・
などなどは、
それまた、
自分が歩んできた道と関係しながらの、
最終は自分が選択することでの、
ご縁と言うもので。

2014年5月14日

マンツーマンセミナー最終日

マンツーマンセミナー、
お疲れ様でした。
あっと言う間の、5泊6日。
でも、北海道からお見えになったので、
7泊8日でしたね。
長期間、大変お疲れ様でした。
医療チームの皆さんで、
納棺の事業を立ち上げられると言うことで、
専門的なことを、
必要な大切なことを、
どんどん探究出来た
深い時間だったと思います。
覚えることと、特訓が山ほどあるので、
汗だく、
クタクタ、
フラフラ・・・
目は充血・・・
岩手県も、
歴史を感じられる史跡がたくさんあるので、
煮詰まった時には、気分転換。
本当に、お疲れ様でした。
最終日の今日は、
地元産のアスパラガスを食して

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打ち上げました。
明日は気を付けてお帰りください。
益々の御活躍を、お祈り申し上げます。

看板娘、ゆきちゃん

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ブログをご覧下いただいている、
動物好きの皆さんへ。
久しぶりの、ゆきちゃんです。

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ゆきちゃんで〜す!

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ゆきちゃんで〜すっ♪( ´θ`)ノ

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ゆきちゃんは、ここに居ます。
新幹線の北上駅から、
車で10分掛くらいの場所にある
「民族村」
どうぞ、
お時間がありましたら、
ゆきちゃんに会いに来て下さい。
ここの職人さん、
草鞋を編む職人の、
鈴木さんが大好きなんだそうで〜す。

2014年5月12日

陸前高田市、5月11日

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陸前高田市に向かう途中にある、
川の駅、よこた。
現地の人たちは、
よこた基地と呼んでいる人も。
ここで、色んな人と、
色んな日に、
色んな意味で、
待ち合わせをしました。
色んなことが、
色んな想い出が、
深く深く、ある場所です。
ここには産直と、
現地の人たちの手作りお菓子など
陸前高田市の被災地の商品も販売され、
陸前高田市の震災前と
後の写真も、
展示されています。
是非、寄ってみて下さい。

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11日と言うこともあり、
あれから3年と2カ月。
よく通った、当時安置所になっていた、
体育館へお参りに行きました。


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陸前高田市にある、小学校と、
中学校・・・。
ここに通う子どもたちは、
学校の先生方々から状況を聞き、
自分の学校が、
安置所として、
一人一人にとって大切になる場所であること
見守ってくれたり、
一人一人のためにと、
見付けて、
安置してもらった人のために、
折り鶴を、折ってくれていました。
「鶴が入っている・・・。」
復元の時、
心の込もった鶴に、
力をたくさんもらいました。

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写真の奥に見える気仙中学校。
震災遺校として遺すことに決まったそうです。
東日本大震災で被災し、
学校も被災して、
被災地の学校は、
二校、
三校、
四校など、
統合した学校が多くあります。
友だちを、
家族を、
大切な人を偲ぶ気持ちの中で、
子どもたちは地域で育っています。

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ずっと向こうが海ですが、
津波到達地点には、
目印があります。

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「桜ライン」と現地の人が教えてくれます。
このラインには、最終全部に、
桜が植えられるそうです。


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今回も、Iさんのガイドで、
陸前高田市に行きました。

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陸前高田市は現在、
地盤沈下をしたため、
かさ上げの工事の真っ最中。

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町の中の被災した建物は取り壊されたけれど、
遺す建物も決まり、
追悼の場所もつくられていて、
たくさんの方々が手を合わされていました。

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海が静かで、
過去から現在を深く、考える時間だった。

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桜ラインは、
ずっとずっと向こうの山の麓。


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津波は、あの看板の高さだった・・・。

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Iさんのお家があった場所に案内をしてもらって、
Iさん、
「誰かが、菜の花の種を植えてくれたみたいで!」
綺麗な菜の花が満開でした。
「母の日だから」と、
家の跡地にカーネーションを植えて、

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そうしたら、
なんと!
四つ葉と五つ葉のクローバーが
こんなに!
「すごいねぇ!」
みんなで夢中で探しました。

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東日本大震災のことを感じられる場所が、
被災地にはたくさんあります。
あの時から、
日々変わり行く町並みですが、
あの時のままの場所も遺されていて、
お出でいただいた時には、
手を合わせていただければと
思います。
Iさん、大切なお話をいっぱい、ありがとう。
母の日の11日、
東日本大震災から3年2カ月の11日の
陸前高田市にお参りに行った、
昨日でした。

2014年5月10日

あそび場が、ぼくたちにくれたもの

本日19時半から、
NHK「クローズアップ東北」で、
子ども夢ハウスおおつちが、
特集されました。
今日のお昼前、
子ども夢ハウスに常勤する吉山くんが、
事務所に寄ってくれて、
夢ハウスを藤原茂代表が
立ち上げてくださってから一年間の、
今までのことを色々教えてくれました。
地域のみなさんと、
親御さんやたくさんの大人の人たち、
そして、
全国からの温かい御支援・ご寄付により、
子ども夢ハウスおおつちの
子どもたちが、
毎日、様々なことと向き合いながら、
皆さんに見守られながら
成長できていること、
状況をよく知っている吉山くん
吉山くんの人柄
ならではの言葉で、
一年間のお話をしてくれました。
夢ハウスには、
みんなから「よこ」と呼ばれている
横澤さんも居て、
彼女の人柄も、
本当に素敵です。
今日のNHKさんの特集は、
子ども夢ハウスのそのまま、
そして、
子どもたちの
普段から様々に挑戦する、
素顔が、
弱さと強さと、頑張っている姿を、
とても丁寧に表現をしてもらっていました。
みんなに、
会いたくなっちゃったなぁ〜
そう思った時間でした。
皆さんの、温かい御支援に、
心から感謝を申し上げます。
ありがとうございます。
現在、
日中はマンツーマンセミナー中で、
社長業務もしながら(これがけっこう大変(*_*))、
ためないように原稿も進め(思いを形に)、
その他の書類などの作成を行い(けっこう頭使う)、
納棺現場にも伺っている(泣いたり、笑ったり、皆さんと考えたり)、
ちょっと⁉︎
ハードなスケジュールではありますが、
車で道路を走っていると、
道路脇には菜の花が(黄色〜!)、
山には遅咲きの山桜(トクした気分)、
藤の花も少しずつ色付き(これが綺麗な薄紫!)、
やっぱりお花に癒される、
そんな素敵な時間も、
過ごせていました。
さて、
明日も頑張ろ〜☆彡

2014年5月9日

ガーデニング⁉︎

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時間の合間に、家の方も植えてみた。
ガーデニング。
泥棒除けにも、
ガーデニングは良いらしい。
花、
花、
花、
花・・・
ピーマン、
なすび、
ゴーヤ、
じじ曰く
「ゴーヤ、誰が料理するの⁉︎」
私「・・・・・・、じじ‼︎」
じじ「・・・・・、またか。」
と言う、温かい親子の会話がありました(笑)
そして、トマト、
⁉︎
ガーデニングというより、
家庭菜園に近い⁉︎
どれだけ食べ物⁉︎(笑)
泥棒も、入ろうとする家に
お花があると、
悪い気持ちの火が消えるらしい。
ま、我が家は
盗まれて困るのは、
ポチ子とチロかな?

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早朝、ご飯を食べて良いものか、
葛藤するチロに遭遇。
どうするんだろう?
ご飯と口の位置が、
すごく近過ぎ!(笑)

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あ〜!
負けちゃった〜!
ん⁉︎勝ったのか?(笑)
食べちゃった〜!
美味しいかい〜!(笑)
ポチ子の
冷やかな目が、
又、味があった(笑)
今日から、マンツーマンセミナーです。
北海道から、
ようこそお越し下さいました。
六日間、頑張りましょう!

2014年5月8日

こだわらない、こと。

「いのちを大切にすること」って、
どんなこと?
「悲しみから解放される」
って、どんなこと?等、
悩み多き子どもさんたちに、
納棺の現場でも、よく聞かれる。
だから、今の時点で思うことを、
とても素直に答える。
物を大切にする人は、
いのちを大切にしている人。
人の気持ちや、
言葉や、
行動や、
挨拶を大切にできる人は、
いのちを大切にしている人。
人の行動を、
どうのこうのと評価したりせず、
「きっと意味があるんだろうな」
「きっと、理由があるんだろうな」
と、見守れることが出来れば、
いのちを大切にしていることに
つながっていると思う。
「ご遺族」と呼ばれる人は、
実はみんな、「見守り」が
とっても出来る人。
悲しみを本気で経験した人は、
そういうことが出来る。
だから、ご遺族のことが私は大好き。
悲しみから解放される
ということは、私には難しいけれど、
「悲しみの中にある、
「こだわり」が
こだわりでは無くなる瞬間」に、
実は納棺の時間って、
いっぱい出会えます。
気持ちの中にある、
頑張って、こだわってきたことが、
何か大切なことへと意味が変わって(移行して)、
こだわりでは無くなる。
だから、人って、本当はすごいんです。
悩みとか、
考え込んだりとか、
そういう経験と
向き合ってみようと、
努力することは、
人の気持ちを理解しようとする、
そういう心を養うから、
結果的に、
自分のいのちも、
他の人のいのちも、
きっと大切にしていると思う。
だけど、
願うなら、
悩んでいる時にこそ、
理解してくれる誰かに、
相談出来るといいね。
でも、自分から
人に相談出来るときって、
本当はどん底から少し上がってきた時。
かもしれないね、たぶんね。
みんな、世の中の、ほぼ全員の人が、
悩んだり、
苦しんだりの経験があると思う。
だから、
自分が苦しんだり、
悩んだり、
悲しんだりの経験があると、
そっと、
傍に居てあげることが出来るよね。
その気持ちを持ち続けるのも、
とても大事だと思うよ。
等、色んな会話をします。
もう一つ、よく質問されること。
「笹原さんの、小さな頃の夢は?」
って。(笑)
「私の小さな頃の夢は、
イルカショーのお姉さんになること!」
だったと、本気で答えてみる。(笑)
「聞いて、笑わない?」と、
前置きすることもある(笑)
そして、
子どもさんたちが言ってくれる。
「イルカショーのお姉さんは、
無理かもしれないけれど、
イルカショーの
おばさんになら、
今からでもなれるよ!」
子どもさんたちは、
本気で言ってくれる(笑)
優しいでしょ。
こんな私の気持ちを、
尊重してくれるんです。
可愛いでしょ。

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「じゃあ私、
諦めないで頑張ってみるかな?(笑)」
悲しみを知っている子どもさんたち、
深い思いやりを、
大切な、亡くなった家族から、
ちゃんと遺してもらっています。
優しくて、
頼もしくて、
でも繊細な、
小さなご遺族。
きっと、
素敵な大人になるんだろうな。
と言うことを思いながら、
納棺の帰りの車の中で一人微笑み、
ふっと隣の車の人と目が合って、
変な顔をされても気にならない、
笹原さんでした。

長野県伊那西高校の皆さん、ありがとう!

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校長先生のお声掛けで、
全校生徒の約500人の皆さんが、
子ども夢ハウスおおつちの、
備品製作の、
お手伝いいただくことになりました!
本当に助かります!
高校生のお姉さんたちと、
子ども夢ハウスの子どもさんたちを
つなげてくださった
校長先生、ありがとうございます!

何を遺してもらったのかな?

一件一件の納棺の時間が、心に残る。
今日も、そうだった。
少し肌寒くなった夕方の納棺。
到着して、故人が安置されているお部屋に
案内していただいた。
マッサージを中心に、
表情を戻させていただいた。
「おじいちゃん!」
と、お孫さん七人が集まった。
髪をとかしたり、
お顔を拭いたり、
質問がたくさん出たので、
一つずつ答えた。
みんな、おじいちゃんを
心配している内容ばかり。
子どもだって、精一杯、
一生懸命心配している。
可愛いなぁ。と、思った。
おじいちゃんとの想い出を、
一人一人が丁寧に教えてくれた。
「大好きだった。」と、
全員が教えてくれた。
「今は?」と聞くと、
「今も、大好き!」と、
みんな元気良く答えてくれた。
とっても、とっても、嬉しかった。
棺に安置して、蓋を閉める時
大声で泣いた子が居た。
「どうしても淋しくなったら、
大人の人に手伝ってもらって、
こうやって触って良いんだよ。」と、
気を付けることを数点添えて、伝えた。
葬儀担当さんが、
お孫さんの気持を汲んでくれた。
「あぁ、良かった。」と、
思った瞬間があった。
「これから、おじいちゃんの応援、
どうやったら良い?」
お孫さんたちが、真剣に聞いてくれた。
そう、死を迎たから、
終わりって訳じゃない。
遺された人には、
まだまだ、ミッションがある。
たくさん、やれることがある。
たくさん、することがある。
一生懸命、応援しなくちゃね。
そこに気が付いて、偉いぞ!
と、思った私。
「とても良い質問だね。
この後お会いする、
宗教者の方に、
「教えてください!」って、
ちゃんとお願いして、
大切なこと、教えてもらってね。」
お孫さんたちが元気良く、
「はい!」と答えた。
宗教、宗旨により異なることもある。
ここは、
大切な死生観を培い、養う時間。
納棺師が、
勝手に口を出してはいけないエリア。
ちゃんと、
そのお家に合った死生観がある。
だから、ここは、
宗教者の方につなげてくださる、
葬儀担当さんに
宜しくお願いします!と
バトンタッチ。
子どもさん達だけで、
声を掛けられないことがあるから。
そして、後半、ずっと中心核で
納棺を手伝ってくれた子が言った。
「私の名前、
おじいちゃんが付けてくれたの。」
「何て言うお名前?」
「◯◯!」
「わぁ、素敵なお名前ね!」
「うん!
でも、死んじゃったから、
名前の意味が分からない。
聞きたかったなぁ。」
答えをすぐ知るのも、良い。
でも、
「おじいちゃんが、どんな意味で
自分の名前を付けてくれたのかな?」
って、ずっと考えて、
調べて、当てはめて、思い続けるのも、
とても良い。
だって、そこにはいつも、
自分を思い、考えてくれた
おじいちゃんの愛情が込められた
たくさんの答えに出会い、
何より、
大好きなおじいちゃんの存在が、
いつも一緒だから。
私が、「お名前、宝物だね!」
と言うと、彼女、
「うん、ずっと、宝物!」
と答えてくれた。
おじいちゃんが遺してくれたものは、
とても、たくさんあったね。
納棺の時間に、
時々、涙がこぼれたね。
限られた火葬までの時間、
大切に過ごしてもらえますように。
お孫さんたち7人が
おじいちゃんに手を尽くしてくれた時間
その時間を見守ってくださった
皆さんに、感謝します。

恐山に行ったんです。

岩手県北上市から、休憩を入れて、
片道約6時間。
下北半島にある、
日本三大霊場の一つ、
恐山に行って来ました。

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あの赤い橋を渡るとあの世。
あの世の入り口に、
江戸時代の民族信仰として
大変人気のあった、
「奪衣婆(だつえばあ)と
懸衣翁(けんねおう)」
が居ました。
着ているものを脱がされ、
木の枝に掛けられ、
枝が布の重さでしな垂れ、
そのしな垂れた分が、
その人の罪の重さ。
ここでは、
言い訳もごまかしもききません。
みなさん、大丈夫ですか〜!
気を付けて、
生きなければなりません(*_*)何に⁉︎(笑)
いや、この御夫婦に⁉︎
いやいや、
自分の気持に対してでしょう!

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岩手県、宮城県、福島県の
ナンバーの車が、とても多かったです。
私も、「会いたいなぁ。」
あの世に行った、会いたい人が
たくさん居るから、
行きました。
あと、ちょっとミッションがあったので。


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駐車場は大変な混雑でしたが、
門をくぐると、
静寂な雰囲気の中で、
色々なことを考えられました。
気持を整えるのに、
みんな同じ気持の人ばかりなので、
全然知らない方とお話をしたり、
じっくり、ゆっくりの時間を過ごせて、
とても良かったです。

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恐山にお参りに行く時は、
手ぬぐい(亡くなった人の名前を書く)と、
草鞋や草履等の履物(履いて帰って来れるように)と、
かざ車の三点が必要なんだと、
現地のお年寄りが教えてくれました。
持ってくるのを忘れた人なために、
売店でも購入出来ます。
手ぬぐいは、お地蔵様にかぶせて
履物は、木へ結び、
かざ車は、好きな場所に供える。
亡くなった大切な人のために、
尽くせることがあれば、
気持が落ち着くものです・・・。
そして、涙腺が緩い私はまた、
泣けてくる・・・。

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「お〜い!」
ここは大声で、
亡くなった人の名前を叫んでも、
良い場所です。
なんとなく空を見上げると、
40年生きていて初めて見る、
不思議な虹が出ていました。
なんとなく、
「忙しいんだから、何回も呼ぶな!」
と、言われている気がしました。(笑)

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会えたかもしれない・・・
と言うよりは、
亡くなった人と、
つながっている気がした、
恐山でした。恐山の歴史に、感謝。
ここに昔から、
同じ気持で通われた、沢山の人たちに、
時代を超えて支えられている気持に、
とても安心感がありました。
北上市に戻って来たので、
本日も、納棺に伺って参ります。

ガーデニング!

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ここのところ、ちょっとバタバタしていた。
でもなんとなく、遺してもらった言葉を想い出した・・・。
「忙しくて、気持の余裕が無くなると、
大事な小さな事柄に気が付かなくなったり、
大切に出来なくなったりするから、
土をいじりなさいよ。」
亡くなられたけれど、
生前予約から納棺に
ご縁をいただいた方からのアドバイス。
想い出すと、
大好きだったから泣けてくる。
だから、土をいじり、
約束を守ればあの時が、
もっともっと大事になる。

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「お花が大好き」亡くなられる方、
亡くなった人、
みんなのことを想い出して・・・。
「でも本当は、
亡くなられる方だって生きている時間がある訳だから、
生きている人、
亡くなる人、
亡くなった人って
分けるのはおかしいですよね(笑)」
なぁんて、生前に、
そんな話をしたよなぁ〜って、
また泣けてくる・・・。
年を取ると、涙腺が緩くなる(笑)
年を取ったんだなぁ、私(笑)

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フッと事務所のポストを見ると、
吉田さんからのプレゼントが・・・。
ゲオにDVDを借りに行っても、
いつも無い、トトロだぁ!
わぁ、嬉しいなぁー!
しかも、このお花いじりを、
何とか時間を作って
一週間位掛けて仕上げ中、
車で通り掛かった吉田さん夫妻と、
今年初で植えてみたブルーベリーについて、
熱く語らい!
実がなるといいなぁ〜!

2014年5月6日

NHKさんで、子ども夢ハウスおおつちの特集!

5月9日の19時半から、
クローズアップ東北で、
25分の番組で特集されます。
夢ハウスの子どもたち、
親御さん、
地域の皆さん、
藤原代表、
吉山くん、
横澤さん、
被災地大槌町で、
みんながどんなことを思い、
過ごしているか、
みんなの素顔を、是非、
ご覧くださいね!

クールビズ

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ビフォー

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アフター。これではわかりずらい・・・

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アフター。

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アフター!
家に帰ってきたら、チロが玄関まで走ってきた。
「ただいま、チロ。・・・⁉︎チロ‼︎」
どうやら、
じじがシャンプーとカットに行ったらしい。
チロの・・・。
じじ曰く、
「クールビズだ‼︎ふふふっ。」

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新しいオモチャも買ってもらったらしい・・・。

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さすがに前回のオモチャは、
すでにボロボロ・・・(笑)

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でも、結局また、ポチ子に取られる・・・(笑)
さて、春も終わりが近づき、
暑い夏の到来です。
何より、まだ少し寒い岩手県の今・・・。
夏の準備に入った、
チロのクールビズ、大好評でした!