2014年5月25日

こぼれ話し

昨日のセミナー終了後、
実に30名以上の方が並んで下さった。
並んで下さった
皆さんが購入してくださった本に、
サインをさせていただいたり、
皆さんの今の悩みや、
思いを聞かせていただきました。
中盤、
「沖縄県から来ました。」と、
そう教えていただいた時、
あることを想い出しました。
夢ハウスを立ち上げて下さった、
藤原茂代表が理事長を務める、
リハビリの専門学校が、沖縄県にある。
ここの学生さんは、人間力がすごい。
人として、みんな素敵だった。
ここで、学生の皆さんに講義をさせて
いただくことになった時、
一般の皆さんから、
多数のお問い合わせがあり、
「一般の方も、来ていただいて
良いことにしましたよ。」と、
藤原代表から、声を掛けていただいた。
藤原代表の判断が、実に実を結び、
この講演の終了後に、
一人の女の子がポツンと立っていた。
きっと、
何か話したいことがあるのかな?
と思って、
「今日のお話で、難しい所は無かった?」
と声を掛けてみた。
すると、その子は、突然、泣き出した。
頭を撫でて、落ち着くのを待った。
少しして、話してくれた。
「お母さんが、癌で死んじゃった。
緩和ケア病棟で、
看護師さんといっしょに、
お母さんの頭を洗ったことを、
あの時をね、いっぱい想い出して、
心臓が、ポカポカ温かくなったら、
涙が溢れそうになって・・・。」と、
又、涙を流していました。
私のまわりには、
ご縁をいただいて、
いつも私を支えてくれる、
子どもさんを亡くされた、
お母さんが沢山いらして、
今、この子を抱きしめたいと
強烈に思うだろうなぁと、思った。
(「吉田さぁ〜ん!」←私の心の声)
もし、藤原代表が、
一般の方も良いよと、
判断されていなければ、
この子には、会えなかった。
藤原代表に報告したら、
涙をポロポロ流されて、
何度も、頷かれていた。
沖縄県から来てくださった看護師さん、
実は緩和ケア病棟で勤務されていた。
聞けば、
「患者さんが亡くなったら、
家族といっしょにシャワー浴をします。
子どもも、みんなでやります。」
と、教えてくれた。
あの時のことを、
あの子のことをお伝え出来て、
良かったなぁと、思った時間でした。
私の大好きな、
マザーテレサの言葉がある。
どれだけたくさんのことをしたか、
ではなく、
どれだけ一つ一つのことに、
こころを込められたのかが、
大切です。
マザーテレサの、
この、言葉の心のお守りは、
やっぱり大切だと思う、今日この頃です。