2014年5月2日

その人の良さが活かされていた。

葬儀担当さんと、驚いた。
「眠っているみたいですね。」
葬儀担当さんと、私と二人で故人の前で話した。
「とっても大事にしてもらってたんですね。」
様々な地域に納棺に伺って、
どこの病院の、
どこの施設の、
どこの病棟か、
どこのステーションか、
実はすぐ分かる。
それも、私の特技の一つかもしれません。
実は、感動するから、覚えてしまう。
そして、何より家族が教えてくださる。
看護師さんは故人の良いところ、
本人が気にしていたことをよく知っているから、
施行も、本当にすごいです。
火葬まで、追加で必要なことだけ、
手を掛けさせていただいて。
病気と闘って痩せたことも、
抗がん剤治療で脱毛したことも、
入れ歯がズレていることも、
放射線治療の変色も、
いつも傍に居てくれたプロの人たちに
「頑張ったね。」と褒められたから、
家族にとっては一つ一つが
生前とつながる大切な想い出になっている。
「気になれば、直せますよ。」
と必ず声を掛けるようにしています。
自分の価値観だけで進めると大変なことになる。
家族が、何を大切にしているかを知って、
一緒に大切にしたいから。
「元気な時のまんま。」
家族は、病院でやってもらったことを、
とても満足されていました。
産毛を剃ってもらって、
保湿をしてもらって、
ノーメークの希望を叶えてもらったと
言っていました。
看取りの時のことも、
ゆっくり一つ一つ、大切にお話しをされていました。
これが本当の
現場のグリーフケアなんじゃないかと、
思います。
全ての評価は、家族にある。
私たち施行者側には実は、
無いことなんですよね。
と言うか、
自分の価値観で決めてしまってはいけないこと。
でも、情報は提供出来ないといけない。
家族が欲しい情報を。
そう、現場は生きているから、
その時、その時の対応が求められます。

20140501-223438.jpg
色々思い悩んだら、
自然に触れ合ってもらうのが一番です。
大自然に触れると、
何と無く気持ちが楽になるものです。
と言うことで、
すぐそばに森が無い方のために!
沖縄県石垣島にお邪魔した時に撮った、
ガジュマルの木の写真を載せてみました。
昔からキジムナーと言う、
ガジュマルの木の妖精が住むと
言われています。
キジムナーは、
三歳〜5歳位の子どもにしか見えないんですって。
三線(さんしん・沖縄の三味線)を弾いたら、
後ろで踊っていて、
屁が嫌いで、
魚の左目が好物らしい。
と、沖縄県の方に教えていただきました。
屁が嫌いとは(笑)
チロと一緒だ(笑)
ポチ子が屁をすると、
すごく嫌な顔をして逃げる(笑)
キジムナーも、チロも
可愛らしい。

20140501-224407.jpg