2014年5月25日

最期の時間に

今朝は、
早朝6時出発で納棺に走っていました。
お父さんといっしょに、
お母さんの頑張った時間、
おばあちゃんの思い、
おじいちゃんも通いで頑張って、
きっと本人は、
みんなのことが大好きで、
きっと本人も、
本当は、みんなと、
ずっといっぱい、
いっしょに居たかったんだと思います。
お別れの言葉は色々あるけれど、
「ありがとう」
「またね!」
「ずっと傍に居るから」
「先に逝って、待ってるね」
「悲しみ過ぎないように!」
「大丈夫だよ。」
この子の最後の方の言葉は、
「おじいちゃん、
何処に居るの?」だったって。
おじいちゃんのこと、
最期まで探して、
とっても、大好きだったんだね。
たくさんの現場には伺うけれど、
一件一件の現場に、
一人一人の人生があって、
その時、その時の思いと、
大切にしていることと、
忘れたいことと、
誰かに預けたい心情と、
みんな精一杯、
故人を思い、
尽くす時間なんだと。
「あ、あれ、大丈夫ですか?」
「あ!忘れてたぁ〜!」
「あ、これは?」
「あ、いかん、いかん〜!」
「急がなくても、大丈夫ですよ!」
故人を思い、
ドタバタする、ご家族の笑顔。
「どっちが良いと思う?」
まだまだ、やってあげたいことは、
山のようにあるものです。
大切なことは、
みんな、死は、夢であって欲しいと、
思っていると言うこと。
故人に
「起きて!」
と声を掛ける方も多い。
そして、
死を迎えても尚、
心配し続ける。
大切なことを、
また、改めて教えていただきました。
一緒に過ごさせていただく時間が、
私の宝物になります。
ありがとうございました。