2014年4月29日

子ども夢ハウスおおつち、4月27日

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ゴールデンウイークに入り、すり傷公園にはどんどん、遊びに来てくれる子どもたちの数が増えているらしい。「車で送って来てもらう子、自転車で来る子、歩いて来る子、みんな遊びに来てくれて、どんどん子どもたちの人数が増えているんだよ。」藤原先生の目の笑いジワがクッキリ!とっても嬉しそうに教えてくださいました。

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子どもたちの手書きなんですよね。みんな、遊ぶの上手になったなぁ〜と、感心していました。

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私は高所恐怖症なので、(笑)タイヤでは遊べないけれど(笑)みんなが大切にしている公園、子どもたちの歓声や楽しそうな大きな声が辺りに響きます。公園の地主さん、ここを使わせて下さって、ありがとうございます!お陰様です!

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昨日は、夢ハウスの一周年記念バーベキューパーティと言うことで、とっても楽しみにして行きましたが、北上市を出発するのが遅くなり、着いた頃に終わっていました(笑)「おーそーいっ‼︎」等、皆さんに温かく励ましてもらって⁉︎ウインナーを5本、藤原先生に焼いてもらって食べました。美味しかった〜!途中、カラスに狙われつつ、ニラミをきかせて「やめて〜!あげないよ〜!」と叫びつつ完食!バーベキューパーティ、とーっても大盛況だったんですって!

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春を迎え、夢ハウスの玄関前の水仙が、とっても綺麗に咲いていました。季節ごとのお花は、色んな想い出を想い出させてくれますね。震災の起きた年の今時期、安置所の中でご遺族とお話をした内容が、とても鮮明に、沢山想い出されました。水仙は、想い出がいっぱいあるなぁ〜・・・

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水仙は、やっぱり良いなぁ〜・・・、・・・⁉︎水仙の中に犬⁉︎

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ポップ〜!絵になり過ぎだよぉ〜!何やっても、可愛過ぎ〜!( ̄^ ̄)ゞ昨日は、14時過ぎに夢ハウスに着いて、子どもたちや親御さん方々とゆっくりお話が出来て、日も暮れてから夢ハウス近くの「佐藤床屋さん」で髪を切ってもらって、21時頃に沿岸を出て、23時頃に帰って来ました。「そろそろ、4回目のお話しね!」と子どもたちに言われ、4回目のお話しの準備をしなくちゃなぁ〜と、思う今日この頃でした。

2014年4月27日

美味しいよ!

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被災地、気仙沼の商品です!いただきました。ありがとうございます!美味しいよ!☆o(≧▽≦)o

じじ&チロ&ポチ子

先日、動物病院でチロが「肥満」と獣医さんに診断されてから、ご飯をあげる時間と運動に気を付けている、じじ。今朝、玄関の掃除をしに外へ出ると、じじ&チロが!じじ「お散歩してるのさぁ〜!」私「ふぅーん。⁇」じじのお散歩の意味はきっと、外に出してあげて、一緒に居ること?私のお散歩の意味は、リードを付けて一緒に歩くこと⁉︎「外に出したら、吠えないんだよ。」ま、じじのことが大好きなチロだから、傍に居てくれたら安心なんだね〜(笑)価値観は、擦り合わせてみないと、どんなタイミングでも分からないものなんです。

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「じじ、チロは確かに喜んでいるようだけれども、でも、紐、絡まってない⁉︎」(笑)絡んだ紐をとってもらって、大はしゃぎのチロ。81歳のじじと、チロのひと時でした。

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じじがお風呂や流し台に行く時などは、ポチ子も障害があってトイレが覚えられないので、あちこちにトイレをしないようにカゴの中。チロはトイレは出来るけど、チロが居ないとポチ子が大声でチロを呼び鳴くので、こうして、二人でカゴの中。このカゴは二つつなげてあるので、実はけっこう広い。ポチ子はチロが大好きで、こうしていつも、チロの体に乗っかっています。チロがダイエットに成功して痩せたら、どうなるのかしら⁉︎ま、痩せてから考えよう(笑)

2014年4月26日

自分の弱さが教えてくれるもの

東日本大震災前から沿岸の学校に勤務している先生や、被災地沿岸から内陸部に転勤された先生方々、同じく警察の皆さんとご縁をいただくことが本当に増えました。そんな中今日は、東日本大震災が起きた後の安置所の中で出逢った子どもたちの様子を、震災当時沿岸の学校に勤務していた学校の先生に、報告する時間をいただきました。安置所の中で子どもたちは、「大人が悲しむから、自分は泣かない。」と一生懸命考えて決断し、言っていました。安置所の中で、子どもさんたちと色んなお話をさせてもらって、彼らの背景を教えてもらいました。学校の顔、家の顔、部活動中の顔、そういうのが意味が一つ一つ自分の中で大切にあって、本当に色々あるんだと。居場所が沢山あるんだと、そうじっくりじっくり、教えてくれました。学校は実に、学校の先生は特に、子どもさんたちにとって、安心出来る拠り所なんだと、教えてもらいました。「先生、転校したくない。」と泣きながら町を離れた子どもたちが、元気で過ごしてくれていますように、一時も忘れず先生方々は皆、いつも祈っていました。あの頃、安置所の中で過ごした時間が、今もずっとつながっています。普段の時間の中に、東日本大震災がずっと関わっているから、色々考えて歩いて行く道に、自分の心の弱さと強さとの出逢いもあり、踏ん張らないといけない時にこそ、心がつながる時の人が持つ底知れぬパワーとの出逢いが、信頼につながるんだと更に学びます。過去の答えが今出ても、人との新たな出逢いで又学び、深い答えに出逢えることもある。自分の弱さが無いと、何も気が付けないもんなんだなぁ〜と、弱さがあるから、強さが深くなるだなぁ〜と、そんなことを今日はしみじみ考えました。今日の気温はお昼の時点で23℃。桜の花びらも舞い始め、夏が近付く頃になりました。納棺の時間の汗と、戦う時期の到来です。今日の納棺中も、暑かった〜!明日は納棺の時間中に出る、自分の汗を拭くハンカチを、何枚か買ってこないと、と思っていました。

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夢ハウスおおつち、4月24日!

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朝一からの被災地沿岸の納棺を終えて、午後に夢ハウスへ行きました。

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不思議なもので、ここへ来ると震災初期の忘れかけていたことが沢山、想い出されます。様々なことを想い出すから、気が付けば一時間以上は居てしまいます。こうして、ここで想い出す内容が、辛くて悲しいことも自分にとって、大切な存在になっていることに、いつも気付かされます。

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津波が襲った桜の木は、今年も綺麗な花を満開にして、みんなを癒してくれていました。かさ上げ後には、この桜は見れなくなってしまうのだそうです。この場所も、沢山の方との出逢いがありました。風景が変わるのは淋しいけれど、一歩踏み出す時にはいつだって、一人一人の決断が必要なんだよねって、教えてもらいました。

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昨日の夢ハウスでは、子どもたちに「お話ししよう!」と誘われて、一人一人と東日本大震災のこと、亡くした家族への今の思いと、生きることの話しを、ゆっくりお話をする時間があったり、親御さんや祖父母の皆さんと、じっくりお話しをしました。今までのこと、これからのこと、生きることは本当に大変なことだけど、こうしてみんなでつながっていることの心強さを感じました。吉山くんと横ちゃんと、色々打ち合わせもして、頼もしさを感じました。いつも行けなくてごめんね。感謝の気持ちでいっぱいになると、自然にそう思えた時間でした。進級した子どもたちも、毎日、様々に思いを抱えながら生きています。「長生きして、この子たちの未来に会いたいな。」と、思った昨日でした。皆様の御支援に、心から感謝を申し上げます。

昔ながらの葬送の姿

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それぞれの地域により、宗教や宗派により様々ですが、葬儀の時に祭壇前に供えて、野辺送り(葬列)の時にお墓までみんなで持って葬列を組み、亡き人のために供える供え物の一つです。昔はこうして、みんなで一つ一つ手作りをして、手を掛け、心を掛けて、ゆっくり時間を掛けて送りました。今は長期で仕事が休めないので、葬儀の期間も短いけれど、昔と同じなのは、悲しみが癒えるまでの時間は長期間掛かることなんだと思います。まだまだ、全国各地、昔の名残りの残る地域があります。写真の供物は、秋田県のジェイエイ大館・北秋田葬祭センターさんからいただきました。供物に何を作るか、供えるかも、とても大切なことだと思います。でも、それが出来上がる作業の時間の中で、みんなで様々に話し合い、想い出を語り、地域の伝統を次世代が引継ぎ、死生観に触れ、死から生を学ぶのだと感じました。歴史の中にある人の心は、今の時代に生きる人の知恵につながるのだと、昨日の、今日の納棺の時間の中でも深く感じました。出逢いは、人生観を培います。それを受け取れる自分であるか、きっとそれが大切なこと。がんばりましょっ。

2014年4月25日

咲いた、咲いた。七部咲き!

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橋の上から見た、約2kmの北上川河川敷に並ぶ桜並木です。ここは観光地にもなっていて、北東北三大桜の名所の一つに数えられています。青森県弘前市、秋田県角館、そして岩手県北上市の展勝地。ゴールデンウイークには満開の桜が見られるかもしれませんね。亡くなられた方と、お花見のお約束をされていた方は、その方のお写真をお忘れなくお持ちください!写真を胸に、誰にも気兼ねなく、故人とのゆっくりとした時間をお過ごしくださいね。では、では!

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2014年4月23日

元気の無いときは!

http://m.youtube.com/watch?v=bOWqsm6DtVA羽生くんの祝賀パレード、仙台で今月の27にあるそうですよ。私は行けないけれど、岩手県から応援しています!みんなにたくさんの希望を、本当にありがとう!

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元気の無い時に、よく見る写真です。小心者のポチ子が、夢ハウスのポップに挨拶に行った時、ポップの深い優しい性格がよく分かる写真です。本当にこの写真が一番好きで、よく見るし、何よりとっても癒されます。ポップ、元気かなぁ〜?元気の無い時こそ、心のエネルギーを補給する時!と私は思ってます〜!質問、ありがとうございました!( ̄^ ̄)ゞ

マンツーマンセミナー、本日二日目

マンツーマンセミナー二日目にして、弊社事務所内、けっこうみんなクタクタです。(笑)実践に向けて様々に特訓が続くため、事務所内熱気のため何度も玄関の戸を開けて空気の入れ替え。その前を野良猫が通り、玄関前で毛づくろいをするという北上市内の、のどさかです・・・。「継続は力なり」努力を積み重ねた時にこそ、考えなければならないことは、自分が中心になっていないかと言うこと。それだと当然、何事も上手くまわりません。だからこそ、目的をしっかり持って、それを培うことがきっと大切。人は一人では絶対に生きられないからこそ、自分も誰かに支えられている。気持ちを擦り合わせて、人との関わりの中で必要な優しさや思いやりを、厳しさや強さや弱さを、その時その時にきっと学びます。目に見えていることの答えを探し、悩んだり考えたりするけれど、そんな時に昔の人はよく言いました。「悩んだ時には空を見ろ」自然の中で生かされている自分を知り、そして自分のちっぽけさを知り、そして自分の心の原点に帰る。の、繰り返し。何度も死の存在とご縁をいただいても、結局私は「何故人は死んでしまうのか」と考える。悲しくて、切なくて、いつもそう思う。一番難しいのは、目の前のことを受け入れることなんだと、最近強く思うようになった。「ありがとう」の感謝の気持ちがわいたとき、とても温かい気持ちになります。「ありがとう」や「ごめんね」は納棺の時間によく聞く言葉です。まるで魔法のように、みんなの顔が穏やかになる。そういう言葉が自然に出る現場を目指して、明日も頑張りましょう〜!

2014年4月22日

相続の抜け穴、遺言の落とし穴

献本、ありがとうございます。拝読させていただきまして、すごく分かり易くて、ご縁をいただき伺う現場と照らし合わせながら、あっという間に読んでしまいました。

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現在伺う現場には、後見人さんと亡くなるご本人と、詳細を打ち合わせて様々に進めさせていただくことも実は大変多くなりました。私に出来ることを一生懸命努めさせていただく訳ですが、毎回、後見人さんってすごいなぁ。と思っています。死を迎えることは、様々なことを引き起こすことがあります。死を迎える時に心穏やかになるためには、その目的に合った様々なプロの力を借りて解決に向けて行くことが必要な場合があります。この本は、問題が起きる前に向き合うべき事柄が考えられる本だと思いました。ご本人が亡くなる時、後見人さんからご連絡をいただくことが多くあります。「ご本人が笹原さんを待っています。一番早くて、いつ来れますか?」お看取りに間に合わないこともあります。ご本人が私に遺してくださった、最期の言葉を後見人さんから教えていただいた時、一緒にお話をさせていただいた時を想い出します。大切な想い出に変わる時です。後見人さんが様々な法的なことを含めて手続きをしてくれることで、亡くなるご本人がとても穏やかになられることもあります。これからのことをしっかり考えるために、後見人さんの力が必要な時には、是非頼ってくださいね。弊社も、様々な事業の取り組みの中で、顧問の諸先生方々のお力をお借りすることが本当に多くあります。はっきり言って、とても心強いです。ご紹介致しました本は、弁護士であり、税理士でもある、長谷川裕雅先生の著書新刊のご紹介でした。大変わかり易く勉強をさせていただきました。実践で活かしていこうと思います。献本、ありがとうございました。

2014年4月21日

桜が〜

6泊7日ぶりに岩手県に戻りました。

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綺麗に薄いピンクの桜が、桜の並木道に咲き始めていました。岩手県の気温は14℃。温度差約12℃。風邪を引かないようにしなくちゃ〜。自己管理、自己管理!

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明日から、月末の最終日までびっしりマンツーマンコースです。ようこそ、福島県と、熊本県からお出でになります。気を付けてお越しくださいね。お待ち致しております。頑張りましょうね!

2014年4月20日

日総研さん、名古屋セミナー

現在、全国七ヶ所を回らせていただいている日総研さんセミナーです。夏頃からは新しい講座で、更に七ヶ所を回らせていただきます。現在、テキストなどを含めて準備中です。昨日は名古屋セミナーでした。

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名古屋は26℃のポカポカ陽気で、土曜日と言うこともあり、多くの人で街が賑わっていました。昔、ばっちゃんが大都会の人たちを見て言いました。「何かのお祭りがあるんだべか?」山奥に住むお年寄りには、大都会の人たちの街に集まる人数は、お祭りに見えたのでしょうね。素敵な人柄が伺えます。(*^^*)

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片道、一時間半、二時間半掛けてセミナーにお越し下さった方々もいらっしゃいました。一心に患者さんや利用者さんを思い、お越しになられていました。もちろん世の中に同じ人は居ないし、一回一回が失敗の許されない現場。張り詰めた気持ちは、人と心がつながった時に、お互いの大切な「時」に変わります。テキストの内容に照らし合わせて、様々な話と技術も組み込み、進めていきました。

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「価値観」や「固定観念」のお話を組み込みながら、技術をお伝えしました。結局、現場は人のせいにしたり、誰かをあてにしたりが出来ません。今の目の前のことも、放棄は出来ません。それは、私も現場で同じ状況にあります。きっと、精一杯を表現する気持ちが、作られたものではなく、人が持つ自然な安心出来る雰囲気を生み出してくれるものだと思います。最初から放棄したり、固定観念で進めてしまうことは、人の心にはきっと触れにくい。せっかく「今」を与えてもらっているなら、二度と戻らない「今」に精一杯感謝して心を込めて取り組むことが出来れば、亡くなった方の人生から、きっと自分にも学びがいただけていて、それに気が付ける自分でありたいと、私はいつも思っています。忘れてはいけないのが、その一つ一つの事柄には、必ず他の人の気持ちや支えや力や関わりがあると言うことなので、成功したときこそ、「みんなの力が一つになった」と感謝して、思わなければいけないと言うことですね。家庭だって、職場だって、現場だって、きっと同じですから、気持ち良く心がつながれるように私も日々の努力を怠らないように頑張ります!( ̄^ ̄)ゞセミナー中には、方言が出てしまって大爆笑!なんて言う場面もありながら(笑)本当に各地域からのご参加、ありがとうございました。皆さんにお会い出来たこと、心から感謝を申し上げます。いつも準備など、日総研さん、本当にありがとうございます。

2014年4月19日

沖縄県で技術指導でした。

沖縄県にて現場の技術指導の為、4泊5日の滞在でした。沖縄県で大切にされている死生観を含めた文化を大切にしながらの現場は、私にとってもとても学びの多い時間でした。例えは、沖縄県での看取り後には「ヌジファー」と呼ばれる、6本並びの平線香を白い紙などに包み(地域や願いにより本数や包み方は様々)、それを用い

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亡くなられた方の魂をその場に一人残さないように、「一緒に帰りましょうね。」と声を掛けて、ヌジファー(お線香)を時計と反対回りに回して魂を移し、亡くなられた方の衣服にヌジファーを持たせて、移動するそうです。現場に伺うと、様々に大切にされている死生観と文化と共に死は存在していて、死は生きたことそのものであることがよく伺えました。

20140418-143443.jpg葬家に伺うとシーサーが家を守り、台所にはヒヌカンと言う火の神さまが居て、仏壇も、日々とても大切にしている姿を多く目にしました。

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毎日現場に伺いながら、御遺族がお話をしてくださる想い出話の中に、沖縄県の文化がしっかり生活の中に大切にされていること、時々自分の幼少の頃を想い出してしまうくらいの、昔懐かしい気持ちにもなりました。写真は、三日目に伺った一軒目の、葬家のすぐ近くにあった文化財です。

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自宅看取り後の現場、警察検視後の現場、病院・施設からの移動後の現場、様々な現場に伺いながら、皆さんと一緒に社会問題などにも直面し、現在、過去、未来と話し合うことも多くありました。

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沖縄県で、復元が出来る弟子が増えました。復元の依頼が無い社会であることを祈りますが、万が一必要な時には、引き受けてくれる人が居ます。本当に過酷な現場を、限られた時間、難しい沢山の施行を本当に最後まで、よく頑張られたと思います。「おばぁ、よろしくおねがいします。」故人との挨拶も欠かさずに、心のこもった声掛けも、とても良かったと思いますよ。私、そういう声掛けをとても大事にしていますし、何より大好きですから。私たちは技術者である前に、一人の人ですから。気持ちは施行に、御遺族の評価に、大きく影響しますのでね。これから梅雨と熱い夏が来ますから、故人の尊厳を守るためと、死後変化が起きて家族にショックを与えないためにも処置は状態に合わせて追加を含めて最も必要です。火葬までの限られた時間を、御遺族が故人とゆっくり過ごせますように祈りながら。今回、もっともっと大好きになった沖縄県、前回は三線を購入、今回は沖縄県の伝統の笛を購入しました。うん、やっぱり伝統芸能は素晴らしいです。毎日欠かさずにいただいた、海ぶどうと、ゴーヤチャンプルとシークワーサーとさよならするのは辛いけど、後ろ髪を引かれながら、本日の気温26℃の沖縄県を後にしました。今日は移動日です。

2014年4月15日

優しいお年寄りが自慢!

昨日は、納棺の現場に伺っていました。普段から伺う一件一件の現場でも、子どもさんたちとじっくりお話しをさせていただくことも多く、特に帰り際には、様々な質問も飛び交います。「あのね、「遺族」ってどういう意味?」と、現場終了後に中学生が質問をくれました。「遺族」と呼ばれることの意味が、分からなかったと言っていました。大切なお母さんを亡くした現場でした。だから、答えました。「全くの私の視点からね、辞書も調べてごらんね。「亡くなった大事な人が、最も大切にしていた、遺した人。」の意味だと思うよ。」と話しました。「遺す」は親が子に、子が親に、祖父母が孫に、孫が祖父母に等々、バトンタッチの意味があるのではないかと、現場で感じることが多く、何を遺してもらったのかを考えるのがきっと、納棺の時間。葬儀は、気持ちを委ねて昇華する時間。お年寄りは、納棺の時間を「心の準備の時間」と表現をすることもある。納棺の時間は、一人一人の様々なこだわりの中の意味を知ります。こだわることも本当は大事。でも、「これは、こだわらなくても良いんだなぁ。」と気が付くのも、この時間。それに気が付くと、御遺族はみんな、とっても良い表情をされます。葬儀の時間まで、子どもさんたちを、お年寄りが支えてくださることも多くあります。葬儀の儀式こそ、みんなにとってとても大切。その時間のために、積み重ねていく大切な時間があります。心は形が無いし、想い出も形に出来ない。でも、そこに最も大切なものがある。悲しみの気持ちに触れて欲しくないことがあり、でも、それ以外のところに触れて欲しいこともある。自分と相手の距離と、信頼関係の度合いと、その人と合うか合わないかも、とっても大事。苦痛になるか、安らかな気持ちになるかは、お互いの心情による。「遺族」は年齢に関係なく、「遺族」と呼ばれる。たっぷり話して帰り際、子どもさんたちに聞いた。「地域の自慢って何?」子どもさんたちが即答した。「優しいお年寄り!」素晴らしい。高齢化社会は、とても子どもさんたちを安らかな気持ちにしてくれているのだと知った。素敵なことですね!今日は出張の移動日。飛行機のサービス音楽でスウェーデンの歌手のグループ、ABBA(アバ)の40周年を記念して、ダンシングクイーンなどの懐かしい歌が流れていた。ノリノリだった私は思った。全然関係ないけど、秋田県ではお母さんのことを「アバ」って言うので、ABBAの話をアバにする時は気を付けてくださいね。アバとABBAね。(笑)言葉って、すごいなぁ〜。

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2014年4月13日

4月11日

子ども夢ハウスおおつちが、皆様からの温かい御支援をいただき、4月11日で一周年を迎えました。心から感謝を申し上げますと共に、これからも御支援を宜しくお願いいたします。http://yumenomizuumi.com/blogotc/

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福島県で原発事故の後に保護され、夢ハウスの家族となった、とっても優しい犬のポップ。下の写真は、いたずらっ子のYくんか撮ったとっても上手な写真、藤原代表と夢ハウスに常勤してくれている、吉山お兄ちゃん。これからも、宜しくお願いいたします!

秋田県大館市にて、講演

現場にも可能な限り伺い、二泊三日のマンツーマンセミナーを終えて、その夜に秋田県へ移動。11日、秋田県大館市にて、朝の6時から倫理法人会モーニングセミナーでお話をさせていただき、この日は二つ目の講演会場へ。ジェイエイ大館・北秋田葬祭センター、虹のホールで昨日の11日、10時から12時までの二時間、お話をさせていただきました。

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会場は補助席が出るほどの満員で、311人の皆さんにお出でいただいたと、ご報告をいただきました。東日本大震災に於いて、秋田県の皆様にも多大な御支援をいただきましたことの御礼を含め、当時から現在までの状況と、今とこれからについて、お話しをさせていただきました。講演終了後に教えていただいた、皆さんが守り続けてきた大切な地域の風習と伝統は、生きていくことを支え、力に変えて、町づくりになっていることを教えていただきました。とっても素敵な出逢いと再会の時間をいただき、パワーを いっぱい充電してもらって、次の講演会場である、宮城県に向かっています。秋田県大館市の会場に集まって下さったみなさん、講演会の準備をしてくだったみなさん、本当にお世話に鳴りました!

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2014年4月10日

月曜日、福島県にお邪魔しました。

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月曜日、朝の6時台の新幹線に乗り、福島県へ向かいました。福島県沿岸部は、桜が咲いていました。ラジオ福島の、大和田新アナウンサーに、現在の福島県を一日かけてご案内いただき教えていただきました。皆さんと再開し、新たなご縁もいただいて、ずっと色んなことを考えていました。原発に対して、初めてどうしようもない、強烈な怒りを感じました。怒りはすぐに、深い悲しみに変わりました。でもその前に、私は色んなことを知らなかったことにも、気が付きました。それは、未だ子どもさんの帰りを待ち、捜し続けるお父さんと再開。今日までの気持ちを、今の気持ちを、教えていただきました。そして、大切な子どもさんたちの宝物も見せていただきました。「原発事故が無ければ・・・」涙をこらえるのが、やっとでした。お父さんは、地域の、家族を亡くした子どもたちの遊び場を作っていました。公園や、菜の花畑で作る迷路。津波の被害を受けて、離れた地域の人たちが、菜の花畑の迷路で遊ぶために、帰って来るのだそうです。「菜の花畑が無ければ、帰って来れなかった。」と話す方も多いそうです。お父さんと、それからお母さんと、お空の上に行った子どもさんたちの話をしました。大切な時間を、一緒に過ごさせていただきました。宮城県大川小学校の、遺族会のお父さんとも、お話をさせていただきました。一つ一つ丁寧に、色んなことを教えていただきました。胸が、引き裂かれました。「卒業生の子どもたちにとって、大川小学校は震災遺校では無く、大切な想い出が詰まった母校なんです。」卒業生の子どもたちが、大川小学校を残して欲しいと活動していて、それについて、お父さんは子どもたちの気持ちを代弁して、今の気持ちを教えてくださいました。福島県では、お一人お一人との出逢いと再開、大切なお時間をさいていただき、本当にありがとうございました。大和田さんに連れて行っていただいた、震災当時から原発事故から、立ち入り禁止区域だった沿岸で、衝撃を受けました。東日本大震災発生後の岩手県の、一年目位の光景がそこにありました。立ち入り禁止区域が解除される前は、警察官などの皆さんが、解除後は家族を捜すご家族が、ここを何度も捜した跡がありました。骨と願って拾うも、木だったり・・・。野球ボールやサッカーボールもありました。もっとここを捜したい。正直、そう思いながら「あそこが原発なんだ・・・」海岸に立つと、あそこに見える原発に、どんな感情を持てば良いのか分からなくなりました。福島県は、今、沢山のボランティアさんの力を借りているそうです。遺体捜索は、警察もずっと続けてくれています。心から感謝です。何人行方不明かと言うことも、知っていただくことは大切なことだと思います。でもそこには、大切な家族が一人でも居ないと言うことが、どれだけ切なく、深く苦しいことなのか、そのことに一人でも多くの方に気が付いていただければと、心から願っています。

2014年4月6日

お一人お一人の使命

実はここの所、ずっと分刻みで動いていて、もちろん休みもありません。多分、この先もずっと続くと思いますが、それはいただいた今、だから、有難く過ごさせていただいています。ただ、急なアポイントの対応が出来ず、本当に申し訳なく思っています。アポイントをいただいていても、急な現場が入れば、緊急出動でそちらへ向かわなければなりません。お約束がなかなか出来ない仕事のため、皆様の御理解に深く感謝申し上げます。けれどもその中で、どうしても会いに行きたかった人たちがいらして、自分に言い訳をしたくなくて、約束をして10ヶ月近く経ってようやく伺うことが出来ました。やっぱり皆さんにお会い出来て良かったと、心から思いました。お一人お一人の使命の中で、積み重ねた日々を、PTSDと診断されて今も心中の波と闘いながらの毎日を、使命を全うするために過ごしていらっしゃいました。皆さんにお会いし、お話を伺えて本当に有難く感じました。基本、いつも私は前向きですが、もちろん壁に当たることも実は多々ある訳です。実は、人にあまり相談をしないタイプでもあります。黙々と考えてしまう。根本、復元は、自分との戦いで、どれだけ毎日積み重ねているかにより、その時の結果は決まります。現場は、一秒も気が抜けません。自分の組み立てる順番が悪ければタイムロスになり、ご遺族をお待たせしてしまうことになる。死後変化を、分かりやすく傷付けないように説明出来なければ、余計心に傷を付けてしまうことになる。今と未来をつなげる道を、現場で神経を張り詰めて、必死で探してもいます。ものすごく、一つ一つのことの意味も感じられるように心を動かさずに、受け入れ体制を整えてもいます。何歳だからとか、どんな死の迎え方だから良いとか悪いとか、そういうことではなくて、その人にとって、「今」の視点から見る大切なご家族(亡くなった)が、どのように存在されているのかが、私にとってとても大切なことです。だから、出来ないこともいっぱいあります。時間も戻せない。生き返らせて差し上げることも出来ない。出来ないことが沢山あるから、ずっと心配もします。出来ることの方が実は少ない。精一杯の毎日で、必死で今と向き合います。でもそれが、ご縁をいただくということなんだと、最近思うようになりました。東日本大震災と「今」が、良いと思えることも、参ったなと思えることも含めて、一緒に考え無ければならないことがあり、それが被災地に生きることの使命なのだとしたら、ここは踏ん張りどころかなと、毎日、毎日、色んなことが起きて、そしてご縁をいただいて、悩んだり考えたりしながら過ごしていました。県外から来られる皆さんが、「岩手県の夜は、星がとてもきれい」とおっしゃいます。どなたかと、一緒に星を見上げる度に、自分も自然の一部なんだなぁと、思います。気が付けば、365歩のマーチを歌ってる(笑)全く、その通り(笑)一人一人にしか出来ない使命がきっとあって、その使命を探す道をきっと歩いているのかな、と、そう考えていました。ゆきちゃんには、ゆきちゃんにしか出来ない使命が、やっぱりあります。←すみません、ゆきちゃんが大好きなもので(笑)。

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今日は一日、雪でした。

今日は、早朝から雪が降っていました。早朝からバタバタと走っており、午後から、北上市から1時間位走った所にある盛岡市に。40分位、大事な!用事で動物園に居ました。雪が降る、降る、そんな中、可愛い動物たちにも雪がしんしんと積もっていました。雪と言えば、ゆきちゃん・・・。ゆきちゃんがいっぱい降って来てくれるなら、大歓迎でキャッチしちゃうんだけどなぁ〜。と思いつつ、夜まで走っておりました。

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2014年4月5日

スピリチュアルケア

お勧め本です。数年前に、スピリチュアルケアについて、岡本拓也医師に教えていただいたことがありました。本当、とても、分かり易かったです。岡本先生が、その内容の本を出版されました。とても分かり易い本です。お勧めです。ちなみに、私たちが実践すべきスピリチュアルケアって、霊能者とかのことではありません!岡本先生の本の内容は、私たちの普段の生活にも、おおいに役に立つ本だと思います。

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マンツーマンセミナー

東京から、ようこそお越しくださいました。二泊三日のマンツーマンセミナー、大変お疲れ様でした。お問い合わせをたくさんいただきまして、ありがとうございます。この先のスケジュールと致しまして、数ヶ月先までマンツーマンセミナーは、大変お申し込みが立て込んでおりまして、現在お申し込みいただいても、お待ちいただく形となっております。ご了承くださいませ。講演に関しまして、今年の講演の予定は、おおよそ埋まってきております。ご了承いただければと思います。それから、人生相談などは致しておりませんので、ここもどうぞ、御理解ください。私は復元納棺師ですので、御期待に添えず本当、すみません。セミナーに関しまして、納棺従事の皆さんに関しては「綜合ユニコム」さん、医療介護職の皆さんは「日総研」さんの講習があります。そちらにお申し込みをいただければと思います。よろしくお願い致します。

2014年4月3日

今朝の地震

大きな地震がありました。皆さん、大丈夫でしょうか?震度3、震度4の大きな揺れの地震でした。昨日、夢ハウスでは保護者の皆さん、チリの地震による今朝の津波到達時間に警戒態勢で備えると、お話しされていました。そして、今朝の地震でも、津波注意報が出ていることで、防災無線が津波の情報を知らせてくれているそうです。現在も警戒態勢で備えているということでした。多くの皆さんにご心配いただき、ありがとうございます。

子ども夢ハウス 4月2日

沿岸に向かう途中、「野辺送り」を見かけました。身内で、大切な家族を見送る昔からの風習。(宗旨により行わないこともある)家の出発は葬儀の時にだけ作る仮門から出発し、お寺までみんなで歩く。川を渡り、何やら色々やりながら、とにかく歩く。やっと着いた本堂の前で、右に三周みんなでまわる。その間、ずっと読経が境内に響いている。小さな頃は、間違って左回りにまわって怒られたものだった。意味を教えてもらって、償う気持ちを養わされた。「そうだなぁ、お前たちは今日、お茶出しの手伝いをしなさい。」左回りを無しにしてもらって(笑)儀式を大切にする気持ちを、儀式の必要性を教えてもらった時間だったということを思い出した。小さな頃を思い出しながら沿岸へ。子ども夢ハウスで、三回目のお話会。12回中の三回目。お話の後、子どもたちが吉山くんに言った。「お地蔵さんの、お掃除がしたい!」「‼︎」素晴らしい。吉山くんに思いを伝える子どもたち。仏壇は、大切なあの世に逝った家族とつながれる場所。一生懸命の姿を見て、可愛いなぁと思った。お空の上に逝ったご家族も、お地蔵さまも、きっとこの子たちを愛おしく見つめていらっしゃるのかもしれないと、思いました。。

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2014年4月2日

今日から、マンツーマンセミナーです。

気が付けば、あんなに沢山居た白鳥も居なくなっていました。今日は、ふきのとう(こちらの地方では、「ばっけ」と呼ぶ)を見付けました。いよいよ、春到来です。今日からマンツーマンセミナーです。お申し込みいただいた日数の中で、お一人お一人のカリキュラムで進めます。(ずいぶん前からお申し込みをいただいた方も沢山いらして、只今、とても混んでいます。)お昼を食べに行きがてら、お昼時間の中でプチ観光。早速、ヤギのゆきちゃんに会いに行きました。「民族村」という、北上市の市の施設に居ます。ここは観光地です。時々、私はヤギのゆきちゃんに会いたくなります。「ゆきちゃん〜!」と呼ぶと、一回目は「メ〜」と振り向いてくれますが、二回目からはもう、振り向いてくれません。でも、そのイケズな所が、とても可愛いですよ。是非一度、ゆきちゃんに会いに来て下さいね。ここには「野辺送り」という、日本古来の葬送風習の資料などもあります。南部曲がり屋建築物なども見どころです。昔を知ることは、今を知ることにもつながる、講義の中の、民族学のお勉強のひとつです。

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