2013年5月15日

お風呂で居眠り・・・

さっき帰ってきたら、じじが、お風呂で居眠りしていた。年寄りのお風呂の居眠りは危険だ。だが、『あ〜気持ちよくウトウトした〜。』と、じじ。このように、お風呂で亡くなられた方の処置に伺うと、『あぁ、気持ち良く眠ってしまわれたんだなぁ。』と思うことは、5人に2人はある。自宅死とか、孤独死とか呼ばれるけども、こちらも5人に3人位は、『あぁ、眠ったまま逝かれたんだなぁ。』と言うことがある。たいてい死後変化を起こしているから、見たことのない現象にみんなびっくりされるけど、復元の時に拝見するポイントがあって、実は分かる。ご遺族には、求められれば会話の中で、特に復元後に説明することは多い。『本当だ〜‼』と、ご遺族の肩の力が抜ける瞬間がある。ご遺族はたいてい、復元後の説明は特に緊張している。だから出来るだけ分かりやすく、傷つかないように故人のことをお伝えする。向かっていただきたいのは、故人の生前。目の前の死を少しずつご遺族の心情に合わせてそれぞれのペースで理解してもらったら、『どう死を迎えたのか』と言う誰でも通る道を通過して、『どう生きたのか』を見てもらえるように、私も全力で努力します。考えるのとは、ちょっと違う。自然に思い出してもらえるように配慮すると言った方が正解かもしれません。人にはそれぞれのペースがあって、みんな性格も違うので、その方に合った会話で、その大切な時間をご一緒させていただきます。人は、どんな状態でも、戻ります。死後変化は、ご本人の意思ではないわけですから、そして、誰のせいでもないわけですから、自然現象ですから、復元後にゆっくりお話しをさせていただきます。被災地も内陸も、お風呂で亡くなる方はまだ多いです。寒い日が続いていますので、お風呂は気を付けてあげて下さいね。でも、お風呂に入って居る時に、あんまり声を掛けるとウルサガラレマス。(笑)これまた、気を付けて下さいね。