2013年5月15日

社会問題

納棺の時間と復元納棺の時間は実はスタートは全く違う雰囲気で、復元納棺の場合には、現実に起こる社会問題に多く直面することがあります。私もこの仕事を始める前は、普通に過ごしている時には考えたことが無かったけれど、報道などのニュースの中にあるものだと思っていたとご遺族がおっしゃるように、突然起こる目の前の現実に対して計り知れない悲しみの深い時間が、復元納棺の時間だと言っても過言ではないと思います。もちろん悲しみの深さは人それぞれで、受け取り方も受け入れ方もみんな違います。体の不調が出やすいショックが起こっている復元納棺の時間は、呼吸を整えていただくことから始めることも多くあります。事故、自殺、孤独死などの現実の中で、最近はそれが子ども達に起こる社会になって来たのかと思わされる程、多くなって来ています。遺された家族の悲しみの深さは想像を超えるものですし、また、関わった人達も多く悲しみに落ちて行くのが虐待の問題です。何故、子ども達が自死を選ぼうとするのか、何故虐待が起きるのか。考え続けて、今の子ども夢ハウスとして、藤原茂さんに形にしていただきました。ここで語るには悲しすぎる多くの現実が、実は起こっているのだと言うことを知って欲しい。社会問題問題なのかもしれない。でも、私はその言葉で終わらせたく無い。一人一人の生活に起こっている現実なんだという感覚を絶対に無くさないで、一人一人がどう生きることを希望しているのかを一緒に探しながら、一緒に生きたいと思っています。子ども達の未来の為に大人が出来る事を、それぞれの立ち位置で実現出来ることがきっと、未来につながっているのだと思っています。応援してくださる皆さんに心から感謝申し上げます。ありがとうございます。子ども夢ハウスは、皆様の温かい寄付金で子ども達の未来につながっています。詳しくは、『夢のみずうみ村おおつち建設一億円募金案内チラシ』をネットでご覧下さい。宜しくお願い致します。

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