2013年5月15日

曹洞宗福島県第一教区様講演

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昨日はお昼過ぎに福島県へ伺いました。

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会場のホテルに到着し、講演の準備含めて、大変お世話になりました。

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東日本大震災でお一人お一人、皆様も献身されていらっしゃいます。お孫さんや子どもさんが自衛隊、警察でありご尽力されたことも伺いました。大切なご家族を亡くされた方々もいらっしゃいました。私も、目に涙をいっぱいためて伺った時間でした。『講演は、お檀家さん以外の一般の方にも呼び掛けをしましたよ。』と、会場でご住職方々が教えて下さいました。『ラジオ福島を聞いて来ました。』と、おっしゃられおいで頂いた方々もいらっしゃいました。ラジオ福島の大和田さん、常圓寺さんご住職、いつも本当にありがとうございますm(_ _)m

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以前より除染が進む福島県。『線量を測っても大丈夫な所が増えたよ』と、皆さんが教えて下さいました。『親、子、孫と三世代住宅で暮らしながら、ひいじいちゃんがひ孫に教えられる事と言ったら毎朝一緒に仏壇に向かって手を合わせる事なんだよ。』と、とっても素敵なお話しを色々教えていただきました。『心ここにあらざれば視れども見えず』と言う言葉がありますが、何に対しても正しく感じ取る事、物事の本質を理解して臨機応変に対応すること、そして、人の言葉に振り回されずに行動する勇気を持つ心根を、今回の福島県で学ばせていただいたと思います。『苦労は身になるのではなく、心掛けて身にするもんなんだよな。』お年寄りの言葉には、何だか不思議な力があります。大切なかけがえの無いご家族を亡くし、放射能の問題を考えながら行動して生きること、『もう、これ以上の悲しみは経験しないと思うけど、今を生きなきゃならんからな。』ボランティアに来てくれる高校生や大学生に励まされることも多いと言うお話しもとっても心に温かく残りました。『アルバイトをして、お金を貯めてまた、来ます。』と帰られる時はとても寂しいけれど、嬉しくて泣けてくるとおっしゃられていました。『年寄りはよ、『またね』と言われた時、『自分も年だから、これが最後かなぁ』と思うもんなんだよね。次は自分は死んでるかもしれない。でも、『またね‼』って言われるのがとっても嬉しいんだよなぁ。』そう、おっしゃられていました。本当に皆様にお会い出来て嬉しかったです。ありがとうございました。