2013年5月20日

嘆きと共に

遠い昔、ネアンデルタール人も亡き家族の亡骸に花を手向けていたと言う文献がある。悲しみ、嘆く事はずっと昔からある人に備わっている感情。この一週間、嘆きとずっと一緒に過ごしていた私。悲しいお知らせが、毎日ずっと続いた。世の中には、どうにもならないこと、そういう「死」の存在がある。こんなに落ち込むのも珍しい位、ドーンと落ちていた。そう考えると、毎日悲嘆と一緒に生きているんだなぁと、思った。納棺や講演に伺っても、悲嘆と一緒。そう考えるとやっぱり、悲しみの中にある大切な物に気付く。大切だから、悲しい。大切だから、考える。生きる事は、きっとその繰り返しなのかなぁ、と亡き方々を偲ぶ時間をいただきます。落ち込む時は、ドーンと落ち込んで、考える事はきっと大事な時間なんだと思います。