2013年5月15日

桜のミーティングで。

午前中納棺の出動前にミーティングをしました。弊社には納棺マニュアルがありませんので、復元師と納棺師に対して個別の指導が中心です。ご縁をいただいた毎日の一件一件の現場を振り返り、一人一人が相当な件数になるので、きちんと自分に組み込む作業を行うことを目的とします。けっこうミーティングの回数は多い方だと思います。それぞれの今の自分の技術を認識してもらって、現場で更にご遺族の希望に応えられるように、常に磨ける環境を作るのも私の仕事でもあります。技術と同じ位、ご遺族の心情を理解しようとするこちら側の姿勢も大切です。弊社の場合は、半分以上が私よりも年上ですが、みんな人としてとっても素敵な人達です。

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一生懸命仕事中。

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ん⁇ほぉ。とパソコンとにらめっこ。

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みんな現場に向かう為、会社は不在になる事も多いです。一日、60件を越えるお問い合わせにみんなで対応させていただいています。講演のお申し込みは、一日平均10件。来年の春まではほぼスケジュールはいっぱいです。来年、再来年まで講演のお申し込みをいただいています。せっかくお申し込みをいただきましたが、スケジュールがすでに入っていてお応え出来なかった皆様、ごめんなさい。お問い合わせ、ありがとうございます。話は戻りまして、さて、納棺の現場で大切なのは、こちら側の理解力も必要です。本当はご遺族が求めていない事かもしれない。このお話しの内容からは、自分の情報の引き出しからの提示が出来るかもしれない。そういう風に私達が他の人達含めた存在によって生かしてもらっていることを常に意識したいと思っています。私が思う『平等』は、みんなに同じ事をする意味では無く、その人それぞれに合った対応が出来ることが、見落としの無い、思い込みの無い、そして『今』を大切にする対応なのではないのかな?と思っていました。事務所でのミーティングでの話です。私達が生かしていただいている納棺の時間は、参加型納棺を中心としているので、ご遺族とお話しを共にする時間を大切にしています。そこで私達が学ぶことは、幸せを確認して行く作業も多いため、いのちを目の前に存在として意識した時、振り返りの時間の中から『あぁ、これは幸せの一つだったんだ。』との会話も多い訳です。『幸せ』の価値観も驚くほど皆さん違っていて、でもそこから学べることも実に多い。人って、本当はとっても素敵なんです。そういう時間に居させてもらうことの意味を、ミーティングではいつも話しています。

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頑張りましょうね。(≧∇≦)