2013年5月3日

子ども夢ハウスおおつち

子ども夢ハウスおおつちが出来てから、みんなと話す復興や支援の形など、すごく現実的な内容で話すようになったと思う。内陸で考えること、話し合うことや、出張先で考える復興などを、子ども夢ハウスに来て、またみんなと話し合い考え直した時に、『じゃ、現実的にどうするか。』がリアルにみんなと話し合うことが出来るようになったと思う。内陸の、ずっと沿岸の支援を続けている行政の皆さんとお話しする機会も非常に増えた。『時間の経過と共に求められることが変わるし、必要としていること、やらなければならないことが一つ一つあって、支援の形は、自然と変わっていくよね。』そう、お話しされていた。行政の応援して下さる皆さんも増え、同時に子ども夢ハウスおおつちを応援して下さる皆さんに支えられて、あの子ども達の笑顔や涙があること、また実感しています。子ども夢ハウスでは、主の吉山くんが『やくそく』をホワイトボードに掲げていて、これがまた素晴らしい。子どもさん達とのやり取りの会話も、養育者の皆さんとの会話も誠実で本当にすごいと思います。吉山くんは藤原先生を、自分の周りの全ての人達をとても大切にする人。何より、子ども夢ハウスの近隣の地域の皆さんが動いている。これも本当にすごい事だと思います。子ども達のために出来る事を地域の人達が実行していた。庭を見て、子ども達への愛情の深さを感じでいました。さて、昨日は内陸の北上市で『うたっこパーティ』がありました。一月に一度開催されるのですが、何と昨日は11回目。

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本当に素敵な歌声に、うっとり聞き入る時間でした。

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やっぱり歌っていいなぁ〜と、癒された時間でした。で、

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うたっこメンバーの皆さんも、子ども夢ハウスおおつちを応援して下さることになりました。内陸の人達も、支えてくれています。『いのち』新聞のみんなも同じ。子ども夢ハウスおおつちを大事にしてくれます。高校生が子ども夢ハウスのポスターを作ってくれることになり、新聞作りのメンバーも、積極的に動いてくれています。そして、全国の皆さんからの温かいご支援を受け、子どもさん達がそれぞれの思いで夢ハウスで過ごします。『夢ハウスは基本ゲームが禁止でしょ。そしたら、みんなで協力しないと出来ないことばかりなんだよね。上手くいかないこともあるけど、何回もやっているうちに上手に出来ることもあるんだよ、それがとっても嬉しい。』と話す小学生。

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『夢ハウスに来て、挨拶を覚えたよ‼』と胸を張って言っていた小学生が帰り際に『おじゃましま〜す』って。微笑ましい間違いを誰も否定せず、みんなで『は〜い、またね‼』と見送る時間もありました。本当っ、可愛い。吉山くんには今、現在の被災地の深刻な相談が大人の被災者の皆さんから増えています。子どもさん達もまた、吉山くんに亡くした家族の話をしていました。私も子どもさん達から、色々教えてもらいました。子どもさん達の思いも、出来ないことを嘆くよりも、今、出来る事を見付けたい。そう言っていました。子どもさん達の実行力を伸ばしたいと、吉山くんも言っていました。今日は大人と子どもを合わせて15人。近所の方が時々夢ハウスに顔を出しに来てくれていました。どんどんファンが増えて下さって、アットホームな子ども夢ハウスおおつち、これからもご支援を宜しくお願い致します。