2014年3月13日

公益社団法人 秋田県トラック協会様 講習会

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東日本大震災に於いて、多大な御尽力をいただいた皆さんです。安置所から搬送をしてくださった皆さんです。被災者の方が非常に多かったこと、火葬場が地震による影響で壊れてしまったなどで、震災当初は火葬待ちが1ヶ月以上の方も多く居ました。通常であれば、2〜5、6日で火葬を迎えるのですが、震災の時は、そうではありませんでした。前が見えない、そんな状況だったと思います。全国の霊柩車の組織の皆さんが、安置所から、全国各地で火葬が可能な火葬場を探して搬送してくれました。運転しているのは、ほとんどが葬儀社さん。だから、みんなに安置所で頼られました。「どうか、どこでもいいので、火葬してもらえる所に運んで欲しいのです。」ご家族が安置所で、皆さんにお願いされている姿が多くありました。

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当時は、偽物の搬送屋さんが出て、大変な騒ぎになったことがありました。警察管轄の安置所でも、警察も警戒体制で、搬送はとても慎重に行われていたんです。そんな中で、霊柩車の組織の皆さんが大活躍でした。秋田県で火葬をしてもらったと教えて下さったご家族がいらっしゃいました。おにぎりと、お米と、野菜を火葬場で持たせてもらって嬉しかった。と、おっしゃる方々が多かったですね。搬送してくれた葬儀社さんが中心になって、地域の皆さんで、集めて準備をしてくださったんですって。そう、ご家族が教えてくれたことがありました。今日伺ったら、搬送でご縁があった方々が、皆さんを訪ねて来られるんですって。想いで話をいっぱいされて、帰られるそうですよ。つながりって、すごいですね。本当にずっとお世話になっています。これからも、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。