2014年9月12日

心に残ったこと

修行僧の雲水さんに、
永平寺をご案内いただいて、
とても心に残ったお話がありました。

道元禅師が都で教えを広めていた時、
沢山の反対勢力に会ったそうです。
その時、越前国の波多野義重
(はたのよししげ)公が、
「自分の土地を是非使ってください」
と、道元禅師に土地を提供されたと。

永平寺の歴史のスタートは、
道元禅師の御苦労からのスタートで、
「私たちはそれを忘れずに修行僧として、
(中略)修行をさせていただいています。」
と、おっしゃっていました。

私は礼儀正しく、
物をとても大切にする、
気持ちが爽やかで深い雲水さんと、
お話しをさせていただいて、思った。

社会に出る時に、
みんな歴史のある近くのお寺(宗派問わず)
で御奉仕させていただいて、
それから社会に出れば、
きっと安泰の社会になるんじゃないか?

道徳心と、
礼儀作法と、
いのちのこと、
生きること、
社会の仕組み、
上下関係、
横のつながり、
日本の歴史と文化も学べる。
今、寺子屋がとても流行っているらしい。 少しだけだけど仏教に触れさせていただいて、
「すごいなぁ。」と感じた。
もっと知りたいと思った。

帰ったら宣承さんに色んなことを、
聞いてみたいなと、思った。
宗派を問わず、お坊さんの所作は、
物を粗末に扱わないから、
本当に気持ち良く、とてもきれい。
お坊さんの言葉の使い方を聞く度に、
日本語って、こんなに素敵だったんだなぁと、
素直に思う自分が居る。
学びの多い旅となりました。