講演の時のプロフィールの紹介で、
巫女として奉職していた時代の、
若かりし頃の話が、よく分からないけれど(笑)
最近、とても人気がある。
厳しい規律の中で過ごした、あの毎日・・・。
朝から晩まで時間があれば、舞の練習と、とにかく掃除。
御祈祷奉仕と、
結婚式奉仕、
授与所で御守りを授与したり、
事務的な仕事ももちろんあった。
覚える舞の数はものすごい数で、
舞楽の足や手の位置が、
なかなか覚えられなくて、
毎日トイレで泣いていた一年目・・・、
でも、とってもお腹も空いていた(笑)
と、言う話(続きは講演で⁉︎)
がとても人気がある(笑)
先日、永平寺を拝観させていただいた時に、
曹洞宗宗務庁のお坊さんのお心遣いで、
ご案内下さった雲水さん(修行僧)に聞いてみた。
「今、お腹空いてますか?」
「実は私、お腹全然空いてないんです。」
「本当に⁉︎」
「それが、永平寺に入山してから、
5Kg太ったんです。元々、痩せ過ぎ
だったと思うので・・・。」
背の高い、ガッチリ型の、とっても礼儀正しい雲水さん。
「永平寺の食事は、栄養があって、とても美味しいですよ。」
きっと、規則正しい生活は、
体のバランスを取ってくれるのかなぁと、思ったりした。
って言うか、拝見しているだけで雲水さんの運動量は、
すごい!と思った。
巫女の時代の厳しい毎日を思い出しながら、
雲水さんの運動量は、それをはるかに超えるものだと思った。
巫女の時代の初期、毎日の装束の着付けに1時間は掛かって居たけれど、
一年目の半ばを越えた頃には、10分で着れるようになった。
お祭りの種類、大祭・中祭・小祭で着る装束はみんな違うけど、
覚えるのは大変だったけど、いつしか着付けの指導も出来るようになっていた。
あの時も今と同じことと言えば、何度もくじけながら、
少しずつ、一歩ずつ積み重ねているだけ。
根性と、心臓の強さは巫女の時代に培ったものかもしれないなと、
そんなことを思う今日この頃でした。