2014年9月22日

プロフィールの時の

講演の時のプロフィールの紹介で、
巫女として奉職していた時代の、
若かりし頃の話が、よく分からないけれど(笑)
最近、とても人気がある。

厳しい規律の中で過ごした、あの毎日・・・。
朝から晩まで時間があれば、舞の練習と、とにかく掃除。
御祈祷奉仕と、
結婚式奉仕、
授与所で御守りを授与したり、
事務的な仕事ももちろんあった。

覚える舞の数はものすごい数で、
舞楽の足や手の位置が、
なかなか覚えられなくて、
毎日トイレで泣いていた一年目・・・、
でも、とってもお腹も空いていた(笑)
と、言う話(続きは講演で⁉︎)
がとても人気がある(笑)

先日、永平寺を拝観させていただいた時に、
曹洞宗宗務庁のお坊さんのお心遣いで、
ご案内下さった雲水さん(修行僧)に聞いてみた。

「今、お腹空いてますか?」
「実は私、お腹全然空いてないんです。」
「本当に⁉︎」
「それが、永平寺に入山してから、
5Kg太ったんです。元々、痩せ過ぎ
だったと思うので・・・。」
背の高い、ガッチリ型の、とっても礼儀正しい雲水さん。
「永平寺の食事は、栄養があって、とても美味しいですよ。」

きっと、規則正しい生活は、
体のバランスを取ってくれるのかなぁと、思ったりした。

って言うか、拝見しているだけで雲水さんの運動量は、
すごい!と思った。

巫女の時代の厳しい毎日を思い出しながら、
雲水さんの運動量は、それをはるかに超えるものだと思った。

巫女の時代の初期、毎日の装束の着付けに1時間は掛かって居たけれど、
一年目の半ばを越えた頃には、10分で着れるようになった。
お祭りの種類、大祭・中祭・小祭で着る装束はみんな違うけど、
覚えるのは大変だったけど、いつしか着付けの指導も出来るようになっていた。

あの時も今と同じことと言えば、何度もくじけながら、
少しずつ、一歩ずつ積み重ねているだけ。
根性と、心臓の強さは巫女の時代に培ったものかもしれないなと、
そんなことを思う今日この頃でした。