2014年9月28日

北上市立南中学校

片道5時間、福島県磐城市から帰ってきて、
27日の午前9時からの90分、
北上市立南中学校三年生と保護者の皆様へ向けて、
お話しをさせていただきました。

生活の中にあるいのちと、東日本大震災の中にあるいのちと、
様々に皆さんと考えました。

最後は前に出て、御礼の挨拶をしてくれたお二人。

中学校三年生男子、
「僕は普段から考えたことが無いこと、
知らなかったことを沢山知りました。
自分の身近ないのちから大事にして、そこからつながるいのちを行きたいと思いました。」

中学校三年生女子、
「お話しを聞いていて、早く帰って家族に会いたくなりました。知らなかったことを知れたことは、見えていることだけではなくて、見えていないことにも、これから色んなことに気が付けるきっかけになれると思いました。」

「見えていないこと」とは、幽霊とかの話ではなくて、
安置所の警察官のお話し、
福島県に伺った時に「原発事故で捜索出来ない場所がある」と聞いて嘆いて帰って来て、警察官に話を聞いてもらって、その刑事さんが志願して福島県警に支援に入ってくれて、防護服を身に付けて、みんなの家族を捜索してくれたこと、そして宣承さん(厳しくも優しい、お坊さん)のお話し、人の目が無い見えていない場所での、色んな人達の活躍をお話ししました。

みんな色んな想いを持っていることを知り、
それぞれの答えを教えてくれて皆さん一人一人が、
家族、先生方々、地域の中に守られ、育っていることを感じました。

立派にならなくて良いから、
目の前の小さなゴミに気がつけて、
それを拾える行動力を培って、
今日と言う日を一生懸命に生きて欲しいと、
提案しました。

復元納棺師として生かしていただき、
お一人お一人の人生、いのちに、
関わらせていただいて、
明日が来ることが奇跡だと思う毎日。

明日は当たり前に来るのではなく、
今日は明日を迎える準備も大切であること、
自己の反省と、周りの人への感謝を忘れずに、
いのちを輝かせて行きて行きましょうねと、
お話ししました。

昨年に続き、皆さんとお会いしました。関係者皆様へ感謝を申し上げます。