2014年9月18日

第11回状況別ご遺体処置と死化粧のポイント

9月18日の今日は、昨日に引き続き、
東京の仏教伝導センターにて、

第11回状況別ご遺体処置と死化粧のポイント
のセミナーでした。

非常に難しい復元を、原因を解説し、
対処と安置法含めて、復元の技術をお伝えしています。

集中して講座を受講されている皆さんが、
みんな中盤で目が赤くなって来て、
それでも実習に熱心に、
取り組まれていました。

同じ現場は二つとありませんので、
日々、どれだけ自分の引き出しを
増やすことが出来ているかが、
現場での勝負です。

今回は火葬場の職員さんも多く参加され、
みんなで火葬場のことも共有出来て、
良かったと思いました。

小さなお子さんを亡くした親御さんが、
火葬場で子どものお骨をきれいに
残してもらえた時、
それがどれほど難しい技術なのかを、
知っているからこそ、
心を掛けて手を尽くしてもらえた結果に、
とても嬉しかったと話されていたこと、

さすが火葬場の職人さんは、
「インコの骨も残せる」と言っていて、
みんなで「おぉ〜!」と拍手した時間もありました。

直葬だ、家族葬だと言われる現代も、
納棺をお寺さんが行なってくれる地域が、
まだまだ残っていること、
土葬の地域が残っていること様々に、
古き良き日本の伝統文化が、
根強く残っていることに、
とてもホッとする時間がありました。

色んな納棺の形があって良いとは思います。
でも、昔から納棺は家族の大切なじかんで、
そしてみんなで行い、宗教者の力を借りて、
大切な人をみんなで送り出しました。

文化が進化しても、大切な意味を忘れてはいけない。
皆さんとお話をしながら、深い時間を過ごさせていただきました。
綜合ユニコムさんにいただきましたご縁に、感謝を申し上げます。