2014年12月20日

広島国際学院高等学校

毎年、卒業を間近に控えた三年生に向けて、お声掛けいただいている高校です。今年で3年目のご縁をいただきました。

18年生きていると、人の死に触れる経験を持つ生徒さんも、増えてきますよね。大切な家族、親戚、友人に、近所の人etc。

「死」って、何だろう?と、その経験をすると、頭がいっぱいになる時間を過ごされている方と多くご縁をいただくお仕事を、私はさせていただいて、私も現場で、ご縁をいただく中で、沢山教えていただくことがあります。

でも、それだけ「死」は大きな存在で、だからこそその中にたくさんの大切な意味を含んでいるんだと思います。

誰だって一人で生きている人は居なくて、必ず誰かに支えられている訳で、気持ちのその部分が反抗期のようになっていれば!本当に傍で支えてくれている人の存在も、見えなくなり全然意識出来ていなくて、その存在さえ失うかもしれませんね。感謝しなくちゃいけない人を、大切にしてみることから、始められる事もありますね。

立ち位置を逆転させて考えると、もし自分が「死」を迎えたら、関わってくれた周りの自分が大切な人を、不安に陥らせる可能性がある訳ですから、大切な人一人一人に普段から思いやりの心を、配っておく必要も否めませんね。

「死」に関わる心のあれこれは、普段の生活の中にも充分に活かせます。私たちは、死を迎えたその人の人生から様々なことを学び、遺してもらっているものを受け取り、死から生きることを学んでいるのだと思います。

けれど生活の中で、目の前に色々なことが起きると、なかなか判断が難しいものです。そんな時は、講演の最後にお話しした、おばあさんを思い出してみてくださいね。ファイツッ!

ご縁をつないで下さった諸先生方に、心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。