2014年12月3日

やっぱり雪降りでした。

納棺現場が立て込みまして、そして仕事も立て込んでおりまして、雪の降る中、朝から車を走らせていました。

今日はお昼過ぎから靴下が濡れないように、長靴に履き替える場面もあったりと、現場と現場以外の仕事と、1日の中に組み込みながら、お陰様で無事に又、1日を終えることが出来ました。

今日も、棺を覗き込みながらお母さんに触れ、話し掛ける娘さんの姿に、こんなに素敵なお嬢さんに、故人は育てていらしたんだなぁ〜。って、思いながら、色々お話しを伺いました。

私の知らない御家族の背景は、納棺の時間の中で様々に、教えていただけて、感じさせてもらえることがありますね。

顔当て(亡くなられた方のお顔に当てる白い布)を取るまで分からない、故人の状態。いきなり復元と言うことも実は、よくあります。情報がある時と、無い時と半々くらい。その位、大切な家族に起こる「死」の現場は、慌ただしいことが多くあります。

昔は、顔当てを取る時にドキドキしたものです。どのような状態でも、顔に出せない。グッと心の中で感じて、必要な準備に入ります。動揺すると、タイムロスになるので、ご家族を待たせてしまう時間が増えてしまうから、しっかり自分自身が今を見つめて、おおよその掛かる時間をお伝えします。ご家族に時計を見ていることを分からないように配慮しながら、時計とにらめっこ。私の技術提供時間が短縮できれば、ご家族が故人と一緒に過ごせる時間が、きちんと取れます。だから、そこは一生懸命頑張るところです。現場のながれは、そのような感じです。

さて、明日も冷え込みが厳しいらしいですが、皆さまお身体を大切にお過ごしくださいませ。