2013年11月8日

福島県JA葬祭事業経営者セミナー

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福島県にお邪魔しました。朝一の新幹線で向かい、夕方の新幹線で帰って来ました。

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会場では、書籍販売コーナーも御準備いただいていました。ありがとうございました。

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福島県全域のJA葬祭事業経営者の皆さまと、様々なお話をさせていただきました。福島県は、東日本大震災と原発事故の二つの被害がありました。子どもさんを捜し続けているお父さんとお話をさせていただいた時、岩手県と福島県の違いを話し合う時間がありました。どちらがどうとか、そういうことでは無くて、それぞれのその状況の中で、どうつながり、未来に向けての一歩ずつを、どう補い、どう支えて、どう寄り添いが必要で、何を見付け、協力して、出来ることから進めるか・・・。それがずっと頭の中にあります。今日は、福島県の経営者の皆様に向けての、お話の中で、今までとこれから、そして忘れてはいけないと心して大切にして来た、東日本大震災の初期のこと。未だ見付からない、家族への思いを持つ皆さんの気持ち、大切な家族を思い続けるご家族の皆さんのこと、死を迎えても、その存在はずっと大切で、私たちが忘れないでいれば、その「いのち」はきっと、輝き続けることが出来るのではないかと、生活の全般のことを含め、お話をさせていただきました。大切な家族の存在は、死を迎えても大切で、どう生きて来たのかを考えられる時間を迎えた時、私たちの生きる勇気につながっていることもある。ご家族と現場でお話をさせていただく内容は、私自身をも支えて下さっています。経営者の皆さんに、限られた時間ではありましたが、ご苦労を教えていただいて、私自身も沢山の学びがありました。

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サイン会でも又、現在の生活のこと、町の様子などを教えていただきました。復元ボランティアで初期の頃、福島県から関東に避難した、小学生の男の子が自分のおこずかいで、一枚の脱脂綿を「亡くなった人に使って下さい。」と、送ってくれました。あの混乱の中で、彼の思いを叶えてくれた周りの大人の支えに気付き、また心がぎゅっと温かくなった時でした。忘れてはいけない。みんなで頑張った。そして、これからも心つながる方々とのつながりと、新たな出逢いを大切にして、研鑽して生きて行きたいと思った時間でした。ありがとうございました。明日は、四国徳島県です。岩手県は今、すごい突風ですが、明日はどうか、飛行機が飛びますように。