2013年11月23日

鹿児島県社協老人福祉施設協議会 様

鹿児島県社協老人福祉施設協議会様の、ターミナル研修会にお招きいただきました。

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朝日新聞や日経新聞で連載をお持ちで、ターミナル研修会の一日目の講師でいらっしゃる、長尾和宏医師とお会いしました。先生は、福島県の活動を震災後からずっとされていて、相馬市長で医師でもあり、安置所で震災の検視もされた立谷市長さんと、とても仲良しでいらっしゃいます。普段は地域医療の現場で御活躍されています。ご縁をいただきました中で、私自身も新たな気付きに出逢いました。ありがとうございました。

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 二日目は長尾和宏医師からバトンタッチをさせていただいて、「死」を迎えた後の関わりとして、現場の中で実践することで大切な、目の前のご遺族の背景や心情に合わせた声掛けや、関わりを、求められる内容の確認などを含めてのお話を、現場からお伝えしました。

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 会場は鹿児島県で、九州全域から300名以上の福祉施設にお勤めの介護職の皆さんがお集まりになりました。写真は桜島ですが、5、6年前位から年間1000回前後の噴火を繰り返しているそうです。一日、3回位の噴火があるそうですが、今日は噴火が無かったとのことでした。

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鹿児島県内は、噴火による火山灰が普段から積もるとのことでした。

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集めた火山灰の収集日があるそうで、黄色い袋に火山灰を詰めて、市町村で決められたその日に、火山灰を出すのだそうです。

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会場のホテルには、東日本大震災のパネルがありました。忘れないでいていただけることは、私にとっても嬉しいことでした。今日の講演では、お年寄りの世界のお話を沢山、教えていただきました。高齢者の施設や、そこに関わる沢山のプロの皆さんの存在の、ご苦労や思いやりを知りました。福祉の世界もまた、社会的にもっと、知ってもらうことが出来れば嬉しいなと思いました。施設の中では、きちんと社会が成り立っていること、家として過ごしている中で、様々な生活スタイルとコミュニティがあること、実に深いお話でした。超高齢者社会と言われる日本の中で、地域にいる私たちに、様々な職種それぞれに対する課題がまた、問われる所ですが、一人一人が社会を作っていると言う意識の中で、つながりを持ち、行動することの大切さを痛感させられました。高齢者を知ることと言うよりも、お互いに知り合える「時」が社会なんだと思いました。鹿児島県社協老人福祉施設協議会の関係者の皆さまに本当に沢山、お世話になりまして、ありがとうございました。心から感謝申し上げます。