2013年11月18日

東京、光が丘地域ブロック会 様 セミナー

20131117-121750.jpg
15日、東京の「光が丘地域ブロック会」の、地域医療・介護職の皆様へ向けて、二時間のセミナーに伺いました。普段のお仕事の内容が、地域に密着した内容とのことで、様々な現場から考えられること、ご家族の立場から現場実践に向けてと言う内容で、現場からお伝え出来ることを中心に、皆様と一緒に課題や、問題点を考えて進めさせていただいたセミナーでした。

20131117-122441.jpg
私の現場でも、目をつむりたくなること、そういう現実も事実、あるものですが、「死」の迎え方も様々で、一人一人の気持ちも、起こることも、受け取り方も、みんな様々です。地域の中で起こることは本当に様々で、こうして地域を守って下さる人達が居ること、セミナーでまた、皆さんの御活躍とご縁をいただけることは、私にとっての「地域」の学びの時間でもありました。

20131117-123137.jpg
訪問看護の看護師さんが会長さんで、当日ご参加いただいた皆様は、ケアマネージャーさん、ヘルパーさん他皆様。地域を守るスペシャリストの皆様でした。今回のセミナーにご縁をいただいた「マキノ祭典」さんには、本当に震災前からお世話になっています。東日本大震災の、復元ボランティア中には社長さんからお電話をいただいて、「必要な物を送った方が良いだろうから、一番必要な物を教えて。」と声を掛けていただいた時に、お言葉に甘えさせていただいて、故人の状態が時間が経過したことで、段々と状態が悪くなってきた時期だったので、たくさんの復元時に必要な備品を送っていただきました。今でも、感謝申し上げております。私がマキノ祭典さんを大好きな理由は、マキノ祭典さんには、故人を安置するための冷蔵庫がたくさんありますが、伺う度に身寄りの無いお年寄りが何名か安置されています。お参りをさせていただくために、お顔を拝ませていただきますが、「あらぁ。」と思わず声が出てしまいます。マキノ祭典さんの職員さんがみんなで、身寄りの無いお年寄りの亡骸一人一人のお世話をされていること、お髭を剃ってもらって、保湿マッサージをしてもらって、お名前を呼んで声を掛けてもらっていること、本当に安らかなお顔で安置されています。「最期は御家族が居なくて、一人で過ごされていたでしょうから、御本人が嫌でなければ、僕たちが家族としてお見送りします。」そう言いながら、お年寄りの亡骸の頬を撫でるマキノ祭典さんの職員さん達は、「社長がそういう思いの人だから」と教えてくれます。安らかなお顔で安置されるお年寄りは、いっぱいお世話をしてもらって、みなさん、安心されているような、とても良いお顔です。今回も、大変お世話になりました。ありがとうございました。