2013年11月14日

本日、長野県の二つの学校へ伺いました。

午前中は、飯田女子短期大学様へ。

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600名弱の皆様へ向けて、お話をさせていただきました。

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 看護学科、幼児教育学科、看護学科、専攻科の皆さんに向けて、現場の様々なお話と東日本大震災の、いのちのお話を60分の御時間をいただきまして、お話をさせていただきました。皆さんは今、実習を中心に、どんどん現場に出ていらっしゃることを伺いました。少しでも今日のお話が、お話をさせていただきましたお一人お一人の存在が、皆さんを支えてくれます様に、影ながら応援しています。

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午後からは、飯田女子高等学校様へ伺いました。600名弱の皆様へ向けて、お話をさせていただきました。講演の前に校長先生のお話がありました。そのお話の中で、生徒さんの作文を校長先生が読まれました。その生徒さんは、中学生の時にお母さんを亡くされて、その時の気持ちを分に込めた、とっても温もりいっぱいの内容で、「お母さんが最期に言った言葉は、「ありがとう」と言う言葉でした。当たり前に居てくれると思っていたお母さんとのお別れは、「今」しかない時間の大切さを教えてくれました。」作文の全ての内容がとても深く、そして特にこの言葉を拝聴し、意味を考えた時に、彼女の大切なお母さんの存在は、ちゃんと彼女の心の中に一緒に居ることを感じ、私も涙がポロポロ出てしまいました。納棺の現場でも、子どもさんたちは沢山います。故人であったり、ご遺族であったり。みんな、どうしているかしら・・・と、過去の一件一件の現場を思い出していました。それぞれの、一人一人の、大切な時間の中で、故人がどの様な人生を歩み、そして良いことも悪いと思えることもひっくるめての大切な想い出の中にある、故人の存在と遺されたご遺族が一緒に生きる道に、又、深く気づかせていただいた時間でした。二日間で三つの学校さんにお邪魔して、合わせて1700名弱の皆様にお会いしました。一人一人が社会を作る、一人一人が気付きの意識を持たれていたこと、学校の先生方々の生徒さんへの愛情が沢山感じられた、とても素敵な二日間でした。おもかげ復元師と、おもかげ復元師の震災絵日記を皆さんが大切に読んでくださっていて、授業でも使っていただいていたこと、そしてお世話いただきました理事長様はじめ、校長先生方々、教頭先生、諸先生方々に心から深く感謝を申し上げます。ありがとうございました。