2017年2月11日

復元・専門技術育成コース

昨年末の参加型納棺コースを無事に終え、今回はステップアップの3日間の復元コース、マンツーマンセミナーには、福井県と神奈川県からお越しになりました。

今回のお二人は、一月に300件、キャリアが10年など、納棺の現場を真っ直ぐに生きてきた2人。毎日の現場に分刻みで向き合う状況の中、遺族の希望を叶えるために復元の現場を更に組み込むので、色々な組み立てをしながら、私たちの現場に必要なところを抜粋して生理学、法医学、司法などの情報と実践に向けての実務を組み込みました。

復元は故人とご遺族に、もう一度出会い直していただくための技術であり、しかしながらどんなに頑張っても、私たちはそのきっかけしか作れません。

技術提供側の私たちは、口に出さずして色々考えながら進めていきますが、日々の現場の中で自分が引っかかっていた、その回答に近い情報に出会ったとき、「あの方」という過去の故人を思い出します。

「もっと、戻してあげられたのに」

特に復元マンツーマンセミナー中は、受講されている皆さん方からその言葉が多く出てきます。

私たちも、ご縁のあった故人を忘れていない。実はそのお一人お一人の存在に生かされ、支えられていることを意識して、悔しさをバネに腕を磨き、心を磨く。

つないでくれる感情は、大事に思うからこそ持つ感情の一つ、後悔。自分の至らなさを限界を知るのが、現場。現場は正直でそれはそれは、とても厳しいものです。それでも故人は目の前で、私たちがスタートするのを待って居られるのではないだろうか。ご家族と出会い直すために・・・。

諦めるのも、自分。挑むのも、自分。挑んだ先にある、すごい深くて広い世界に、私は支えられて生きてきたのかもしれません。

結果、悩んでいる人は力を付けます。それを応援するのが、専門技術育成コースです。

後は、頑張るしかない。誰かのために!!今回のお二人も、よく頑張りました。お疲れ様でした。応援しています!!

追伸、
マンツーマンセミナー中に弊社にお出でいただいて、励ましご指導頂きました他業種のプロの皆さま、御教授ありがとうございました。