2015年4月13日

子ども夢ハウスおおつち2歳!

4月11日は、子ども夢ハウスおおつちの2歳のお誕生日でした。皆さんの温かい御支援のおかげ様で、三年目に入ります。ありがとうございます。

私の方はここの所、emergency(緊急出動)の現場も多くあり、お別れの時間にご縁をいただいていました。悲しみの現場の中で想い出話をされながら、フッと微笑まれるご遺族の表情に、私も支えていただいています。

同時に県外からのお客様、被災者の皆さん、ご遺族の皆さんと一緒に様々なお話をしながら過ごさせていただく時間も、とても大切にさせていただいていました。悲しみを糧にして生きていること、私の知らない色んな立ち位置や世界があること、色々と教えていただきました。

4月11日の子ども夢ハウスおおつちの2歳のお誕生日の日は、夢ハウスの中で、みんなで「夢ハウス、おめでとう〜〜!」って、happybirthdayを歌い、お祝いしました。

11日と言うこともあり、月命日でもありました。月命日には毎月鳴っていた、町のサイレンこそ鳴らなくなったものの、亡き人と見付からない家族を想いながら、みんなで想い出話をしていました。大切な家族が亡くなっても、見付からなくても、親子、兄弟、祖父母、友人との「関係性」は変わりませんから、そういう事を大事にして過ごしています。

何より、警察の皆さんの捜索活動が今も続けていただいていますから、家族の帰りを待っている人たちは、まだまだ諦めてはいません。

「早く、帰っておいでよ〜〜!」

子どもたちは、海に向かって叫びながら、未だ帰らぬ家族の帰りを待っています。「行方不明者」の家族はみんな、このような心境で毎日を過ごしています。

happybirthdayのお誕生日会後は、希望のある子どもたちを町の体育館に送り迎えしたりして、地元の方に「夢ハウスでしょー?良いよ〜、大丈夫だよ、見ててあげるからね〜〜」なんて、体育館に入ると素敵なお心遣いをいただいて、町の皆さんに男の子チームの子どもたちをお願いして、女の子チームの所へ戻り、とか色々動いているうちに結局、この日は土曜日と言うこともあり、朝までみんなで色々話し合って(笑)、「オールだ!オールだ!」なんて、盛り上がりました。(笑)みんな、寝不足だっただろうなぁ(笑)

そして私は、その後はそのままemergencyの現場へ直行したのでした。

子ども夢ハウスおおつち、皆さまのおかげ様で三年目に入ります。これからも、変わらぬご支援をよろしくお願い致します。

弊社のホームページのトップページに、子ども夢ハウスおおつちのブログを御紹介しています。忙しい中頑張ってブログ更新をしてくれている夢ハウスの皆んなに、感謝の気持ちを込めて!ありがとう!

あ、よく人から「笹原さんは、夢ハウスで、どのような役割ですか?」と聞かれることが多くあります。お答えしておきます。学校で言えば、用務員のお姉さんです。(決しておばさんではない)どんと晴れ!